C08季節・行事
昼だけ暖かい日の換気|窓を開けていい時間と、閉めたあとのこと
午後1時に窓を5分開けて、閉めたときの室温は19度から17度へ下がっていました。元の19度に戻るまでにかかったのは22分です。昼だけ気温が上がる日でも、外は13度までしか上がらないので、窓を開けるあいだ部屋はかならず冷えます。冬に窓を開ける換気は、暖かくなったかどうかではなく、室温が戻せる範囲かどうかで決めます。数えるのは開けていた分数と、閉めてから室温が戻るまでの分数の2つです。この2つを書きながら進めると、開ける時間帯も、閉めたあとにやることも、その家の数字で決まります。
開けていい時間帯を、室温との差で決める|冬に窓を開ける換気のコツ
冬は、外の気温が室温を上回る時間帯がありません。昼だけ暖かいと言われる日でも、最高気温が13度で、暖房の入った部屋は18度から20度です。つまり窓を開ける換気は、暖かい空気を入れる動作ではなく、冷たい空気と入れ替える動作になります。だから判断の材料は外の暖かさではなく、下がった室温が何分で戻るかのほうです。
| 開けた時刻 | 外の気温 | 室温の下がり幅 | 元に戻るまで |
|---|---|---|---|
| 午前7時 | 2度 | 4度 | 48分 |
| 午前10時 | 8度 | 3度 | 31分 |
| 午後1時 | 13度 | 2度 | 22分 |
| 午後3時 | 12度 | 2度 | 25分 |
| 午後6時 | 6度 | 4度 | 45分 |
表の3行目と4行目が、この家で窓を開ける時間帯です。外の気温がその日の高いところに寄る午後1時から3時のあいだなら、5分開けても室温は2度しか下がらず、25分以内に戻ります。朝といちばん寒くなる夕方は、同じ5分で下がり幅が倍になり、戻るまでも倍かかります。この差は、その子が床に近いところで過ごす時間に直接効いてきます。
冬に空気を入れ替える理由は、においだけではありません。暖房の入った家では日照と室温のリズムが冬でもゆるやかなままなので、換毛期がはっきり区切れず、抜け毛が一年じゅう少しずつ続く子がいます。その毛と、毛についていた皮脂やほこりは、床と布の面に積もります。空気を動かす前に、積もっている側を片づけるかどうかで、5分の意味が変わります。
湿度の側も同時に動きます。冬の外の空気は乾燥しているので、5分入れ替えると湿度の表示は10ポイントほど落ちます。落ちた湿度は、室温が戻るのと同じくらいの時間をかけて戻ります。だから冬の換気は、長く開けるほど良いという形をしていません。短く区切って、戻る時間を数えるほうが合っています。季節の変わり目に入って外が15度を超える日が増えれば、この数字は自然にゆるみます。
片づける・開ける・閉める・拭く|昼だけ暖かい日の、換気と窓の手順
手順は5つです。床と布の毛を先に集め、午後1時から3時のあいだに窓を開け、室温が2度下がったら閉め、閉めた直後に床と寝床を拭き、戻るまでの30分はその子を窓ぎわへ行かせません。順番を入れ替えると、5分ぶんの入れ替えがそのまま無駄になります。
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1|窓を開ける前に、床と布に積もった毛を集める
先に開けてしまうと、床に落ちていた毛と細かいほこりが風で舞い上がり、そのまま高いところの棚やソファへ移ります。集めるのは、その子がいちばん長くいる部屋の床と、寝床のまわり1メートルで足ります。ここに2分かけてから、窓に手をかけます。
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2|外の気温が高いところに寄る帯で、室温を1つ測ってから開ける
午後1時から3時のあいだで、その日に自分がいられる時刻を選びます。開ける前の室温をひとつ見て、紙の端に書いておきます。この数字がないと、あとで何度下がったのかを言えません。窓は、その子の寝床から遠いほうから開けます。
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3|5分を上限にして、室温が2度下がったら閉める
時計より室温のほうを優先します。風のある日は3分で2度下がることがあり、その日は3分で閉めます。逆に5分たっても1度しか下がらない日は、そこで打ち切ります。長く開けるほど乾燥が進み、戻るまでの分数だけが伸びていきます。
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4|閉めた直後に、床・寝床・トイレまわりへ mofuwa 瞬間消臭スプレーをかける
空気が入れ替わった直後は、面の側に残っているにおいのもとだけが残っています。ここで拭くと、戻ってくる先を先に断てます。かけるのは床、寝床の布、トイレの周囲、ケージの底。布はかけてそのまま、硬い面は乾いた布でひとふきします。
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5|閉めてから30分は、窓ぎわで寝かせない
室温が戻るまでのあいだ、窓のそばの床は部屋の中央より冷たいままです。ふだんそこで寝ている子は、閉めたあとに戻っていきます。30分だけ、寝床を部屋の中央側へずらしておきます。戻るまでの分数を数えていれば、いつ元へ戻していいかが分かります。
4番目に使うものを選ぶときに、見ておく点が1つあります。床にかけたものは、その子が必ず舐めます。歩いたあとの肉球をなめ、寝床に顔をうずめ、トイレの縁に体をこすります。香りでにおいを覆うつくりのものは、覆った香りの側が口へ入ります。mofuwa 瞬間消臭スプレーが電解水だけでつくられているのは、この舐める動きを先に置いて設計されているからです。
香りを足していないことにも、この場面での意味があります。犬も猫も、部屋のにおいの地図を持っていて、自分のにおいもその地図の一部です。上書きされると、換気で空気が変わったことと、においが変わったことが同時に起きます。においのもとに反応させるつくりなら、変わるのは残っていたもののほうだけです。余計なものが入っていないので、ケージの金属や床、布のソファにも同じものを使えます。
閉めて30分でにおいが戻る日|換気の順番を、窓より先に間違えている
窓を閉めて30分たつと、においが戻ってくる。この形になっている家では、空気は確かに入れ替わっています。戻ってきているのは空気ではなく、床と布に残っていたにおいのもとが、新しい空気の中へまた出てきているぶんです。開ける分数を10分に延ばしても、戻るまでの分数は変わりません。
- 先に窓を開けてから床を片づける:舞い上がった毛とほこりが、入れ替えたばかりの空気の中を移動します。集める場所が増えるだけで、面の側は減っていません
- 開けているあいだに拭く:かけたものも、動いている空気と一緒に外へ流れます。布の奥まで届く前に乾くので、閉めたあとと同じ仕事にはなりません
- 開けっぱなしにする:室温が下がりきると戻るまでの分数が伸び、湿度も落ちたままになります。その子が床で過ごす時間の条件を、まるごと変えてしまいます
3つとも、窓の開け方そのものではなく順番の問題です。入れ替えるのは空気、片づけるのは面。空気が動いているあいだに面へ手を出さない。この1行を守るだけで、閉めてから30分後のにおいの戻り方が変わります。順番を直した日は、開ける分数はむしろ短くなります。
もう1つ、冬だけに出るつまずきがあります。においが強く感じられる日に、開ける回数を増やしてしまうことです。回数が増えれば室温の上下も増え、乾燥も進みます。においが強く出る日は、たいてい前の日に面の側を片づけていない日です。回数ではなく、閉めたあとに拭いた面の数を数えてください。
床と寝床を拭いた日でも、閉めて30分でにおいが戻る日が1週間続く/においの種類が、前の週までと変わってきた/窓を開けている5分のあいだだけ体を小さくして動かない/室温が戻ったあとも、同じ場所をなめ続けている/耳や口のまわりから、拭いた面とは別のにおいが出ている。こうした残り方は、その日の換気のやり方では説明がつきません。開けた分数と、室温が戻るまでの分数、拭いた面の数を書いてきた紙は、家の条件を日ごとに並べた記録になっています。その紙を持って動物病院で相談する日をつくると、においの出どころを部屋の側とその子の側に分けられます。
窓を閉めたあとに続くこと|寒い時期の換気を、次の日へつなぐやり方
1日の終わりに残るのは、開けた回数ではなく、戻るまでの分数が短くなったかどうかです。同じ5分でも、時間帯を午後へ寄せた日から22分に縮み、面を先に片づけた日からは、閉めたあとのにおいが戻らなくなります。数字が動いたところだけを次の日へ渡します。
| 残すもの | 中身 | 次の日の使い道 |
|---|---|---|
| 開けた時刻と分数 | 午後1時・5分 | 同じ帯を選べば、迷う時間がなくなる |
| 室温が戻るまでの分数 | 22分 | 窓ぎわへ戻していい時刻が決まる |
| 拭いた面の数 | 床・寝床・トイレの3か所 | においが戻った日に、どこが抜けたか分かる |
| 湿度の表示 | 開ける前と、戻ったあと | 乾燥が進んだ日は、開ける分数を1分削る |
この4つは、外が15度を超える日が増えるまで同じ形で使えます。季節の変わり目に入ると、下がり幅も戻るまでの分数も小さくなり、5分が10分になっても室温は戻ります。数える対象は変わらず、数字だけがゆるんでいきます。そこまでは、午後の5分と、閉めたあとの3か所で足ります。
今日できるのは、開ける前の室温をひとつ書いておくことだけです。閉めたあと、元に戻った時刻を隣に足せば、その家の分数が1つ決まります。明日はその分数から始められます。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- 留守のあいだに換気したいのですが、窓を開けたまま出かけてもいいですか。
- 開けたまま出るなら、戻るまでの分数を数える相手がいなくなります。冬は室温が下がりきったまま何時間も続くので、その子が過ごす床の温度も下がったままになります。留守の時間に空気を動かしたいなら、24時間換気の給気口を開け、部屋のドアを少しだけ開けて風の通り道を残すほうが向いています。窓は、人が家にいて室温を見られる時間帯に5分だけ。この使い分けにしておくと、留守中の条件をその日ごとに変えずに済みます。
- 猫が窓を開けた瞬間に近づいてきます。閉めるまで別の部屋へ移すべきですか。
- 移すより、開ける窓の順番を変えるほうが早く済みます。寝床から遠いほうの窓から開けると、風が入ってくる位置とその子の居場所が離れます。近づいてくるのは外のにおいを確かめているためで、5分のあいだだけなら止める必要はありません。気をつけるのは閉めたあとです。窓のそばの床は部屋の中央より冷たいままなので、そこで寝てしまうと、戻るまでの30分を冷たい面の上で過ごすことになります。寝床を中央側へずらすのは、そのための1手です。
- 空気清浄機を使っていれば、窓を開ける必要はありませんか。
- 空気の中に浮いているぶんは機械が拾いますが、床と布の面に残っているものは動きません。閉めて30分でにおいが戻る家は、面の側に残っているのが理由なので、清浄機の有無では変わりません。逆に、面を拭いてある家なら、冬に窓を開ける分数は短くて済みます。両方を持っているなら、清浄機は空気の側、拭くのは面の側と役割を分けて、窓は午後の5分だけにしてください。数える対象が減るぶん、続けやすくなります。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
