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防災と避難、はじめて犬を迎えた人はどうしている?

公開日 2024年2月24日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、無地の布かばんのそばに落ち着いて伏せている淡い色の犬
量を決めているのは、リストの数字ではなく、その家の7日間のほうです。写真:https://kaboompics.com//Pexels

迎えて4か月目の日曜日、防災用品のリストを印刷して、いちばん上の行で手が止まりました。「何日ぶん」と書いてあるのですが、その1日ぶんが、うちの犬にとってどれだけなのかが分かりませんでした。フードの袋には1日の目安が書いてあります。ただ、実際に食べている量とも、拭くものを何枚使っているかとも、まだ結びついていません。初めて犬を迎えた家では、ここでいったん止まります。ペットの防災でつまずくのは、何を買うかではなく、その子が何日ぶんで何をどれだけ使うのかを、まだ一度も数えていないところです。量は、他人のリストからは出てきません。出てくるのは自分の家の実績からだけです。この記事では、買い物に行く前に1週間だけやっておく数え方を、4つの手順に分けて書きます。

1日ぶんがどれだけか、まだ誰も数えていません|初めて犬を迎えた家の防災が量で止まる場所

ペットの防災について書かれたものは、たいてい日数の形をしています。「何日ぶん用意しておく」という書き方です。人の分であれば、この形はそのまま使えます。自分が1日にどれだけ食べて、どれだけ飲むかを、なんとなく知っているからです。ところが犬の分になると、掛け算の片方がまだ手元にありません。1日ぶんが分からないので、日数を掛けても数字になりません。初めて犬を迎えた家で、備えが「あとで」に回りやすいのは、量が決まらないまま止まっているからです。

袋に書いてある給与量の目安は、体重から引いた数字です。実際にその子が食べている量とは、少しずれていることのほうが多いと思います。食べ残す日もあれば、散歩が長かった日に足していることもあります。水も同じで、器に入れた量ではなく、減った量のほうが実績です。目安は買うときの数字で、備えるときの数字ではありません。ペットの防災で使えるのは、この家で実際に減っていくほうの数字です。

もう一つ、フードと水以外の「数えていないもの」があります。拭くもの、袋、器、体を触るときに使っているもの。毎日の暮らしの中では、なくなったら買い足すだけなので、1週間に何枚使ったかを意識する機会がありません。初めての犬との暮らしでは、これらの消費がまだ安定していないこともあります。散歩から帰ってきたあとに何枚使うかは、その子の歩き方と、通っている道と、季節で変わります。だから他人の家の枚数は、そのまま持ってこられません。

Noteこの記事は、家でできる範囲の話に限っています

避難所の運用や、自治体ごとの決まりについてはここでは扱いません。地域によって違いますし、私たちが断定して書けることでもないからです。ここで書くのは、家の中で、今週から数え始められることだけです。初めて犬を迎えた人にとっては、そこがいちばん手をつけやすい場所でもあります。不安を先に大きくするより、紙とペンで1週間数えるほうが、実際に前へ進みます。

7日ぶんを数えて、そのまま袋へ入れる|ペットの防災を毎日の側から作る手順

ここからが手順です。買い物は最後まで出てきません。やることは、1週間ふだんどおりに暮らして、使ったものを数えることだけです。初めての方ほど、先に袋を買ってしまいがちですが、順番が逆になると、入れる量が決まらないまま袋だけが玄関に残ります。数えるほうを先にしてください。

  1. 1日目から7日目:使ったものを、紙に正の字で数える

    冷蔵庫にA4の紙を1枚貼って、項目を縦に書きます。フード・水・拭くもの・袋・スプレーの回数。この1週間は、何も変えないでください。ふだんより丁寧に拭いたり、いつもは省いていることをやったりすると、実績ではなく理想の数字が出ます。数えるのは、これから備える量を決めるためであって、毎日の暮らしを採点するためではありません。犬の側も、人の手つきが変わると落ち着かなくなります。

  2. 7日目の夜:紙を「7日ぶん」の形に直す

    7日目の夜に、紙の数字を合計します。割って1日ぶんを出す必要はありません。ペットの防災で使う単位は、最初から7日ぶんのほうです。平均を出すと、たまたま多かった日と少なかった日がならされて、いちばん使った日を下回ります。合計のままにしておけば、多い日が含まれた数字になります。この紙が、この家の実績です。

  3. 袋に、その7日ぶんと同じ物を入れる

    ここで初めて買い物になります。買うのは、いま使っているのと同じ物です。防災用の特別なものに置き換えないでください。初めて犬を迎えた家では、その子がどのフードなら食べるか、どの拭くものなら嫌がらないかが、まだ1種類ずつしか分かっていません。非常時に、はじめて口にするものを出すのは、こちらの手数が増えるだけです。7日ぶんの数字と同じだけを、いつもの物で用意します。

  4. 足の裏と口のまわりを、毎日きれいにしておく手を1つだけ決める

    犬の体で、帰ってくるたびに手が届くのは足の裏と口のまわりです。ここをきれいにしておく手を1つだけ決めます。増やさないことが大事で、3つ決めると当日はどれもやりません。mofuwa グルーミングスプレーは、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。布に移して足の裏を片足ずつ一往復させる、と決めておけば、使える水の量が読めない日でも手順のほうは変わりません。犬は体から脂を出すので、日数が延びても汚れる側は毎日進みます。原料の成分が清涼飲料水の規格基準をクリアしているので、拭いたあとにその足をなめても、使う量を気にせずに済みます。決めたら、その手を今週のうちに1回だけ家でやってみてください。犬にとっては新しい動作なので、ペットの防災としてはここが唯一の「練習」になります。

7日間で数える項目と、数え方
数えるもの紙に書く形7日目に出てくるもの
フード1食ごとに正の字。残したら量も書く7日ぶんの実際の消費量
水朝に入れた量と、夜の残り1週間の減り方の幅
拭くもの使った枚数。帰宅後と、それ以外を分ける室内へ運ばれるものを止めるのに使う枚数
袋散歩ごとに使った枚数予備を含めた1週間ぶん
スプレー類押した回数1本が何日もつかの見当
おやつ出した回数落ち着かせるのに使っている回数
触った場所その日に触った場所だけ書く人が代わっている手の範囲

7日という長さにも理由があります。犬の暮らしは、平日と休日で散歩の長さも室内にいる時間も変わります。3日だと、そのどちらかしか入りません。逆に2週間にすると、数えること自体が続きません。1週間は、平日と休日が1回ずつ入って、しかも紙が1枚で足りる長さです。初めての方が最後まで数えきれる長さ、という意味でも7日が現実的でした。

Point数えた紙は、袋に入れる物より先に価値があります

7日ぶんの数字が書かれた紙は、それ自体がペットの防災の中身です。誰かに預けることになったときも、この紙があれば「1日にどれだけ」を口で説明せずに渡せます。袋の中身は買えば増やせますが、この紙はその家でしか作れません。コピーを1枚とって、袋の中にも入れておいてください。書き足す欄を下に空けておくと、次に数えたときの比較にもなります。

数え始めた1週間で、つまずくのは順番のほうです|初めての防災でよくある3か所

実際に数え始めると、たいてい3か所でつまずきます。どれも数え方そのものではなく、やる順番と、書く順番のところで起きます。先に知っておくと、7日目に紙が使える形で残ります。

数える週につまずく3か所と、直し方
つまずくところ何が起きるか直し方
数えているうちに手が増えるふだんより丁寧に拭いてしまい、実績より多い枚数が出る「今週は何も変えない」と紙の上に書いておく
平均を出そうとする多かった日がならされて、いちばん使った日を下回る合計のまま7日ぶんとして扱う
袋に入れる順番を、大事な順にするいちばん先に使うものが、いちばん下になる使う順に、下から重ねて入れる
書く項目を増やしすぎる3日目で紙が埋まり、続かなくなる項目は5つまで。足りなければ次の週に足す
買い物を先にする量が決まらないまま袋だけ増える買うのは7日目の夜より後

3つ目の「入れる順番」だけ、もう少し書きます。袋に物を入れるとき、多くの方は大事だと思う順に上から入れます。フード、水、書類、そのあとに拭くものや袋。ところが、実際に袋を開けるときの順番はその逆です。最初に使うのは、いちばん軽くて、いちばん頻度の高いものです。拭くもの、袋、器。フードを出すのは、落ち着いてからです。使う順に下から重ねておくと、上から順に取り出せます。順番を入れ替えるだけなので、費用も手間もかかりません。

1つ目の「手が増える」は、初めて犬を迎えた人ほど起きやすいところです。数えていると、自分のケアが足りているかどうかが気になってきます。ただ、この1週間の目的は評価ではありません。今のままの毎日が、何日ぶんの物で回っているのかを知るための1週間です。足りないと感じた部分は、7日目の紙を見てから直せば間に合います。数えながら直すと、どちらの数字なのか分からなくなります。

室内にいる時間が長い週と、散歩が長かった週では、拭くものの枚数が変わります。それは数え方が悪いのではなく、その子の実績が季節で動いているというだけです。7日ぶんは、1回出して終わりの数字ではありません。だから次の見出しで、3か月に1回もう一度数える回し方を書きます。ペットの防災を1回きりの作業にしないための部分です。

3か月に1回、袋の中身を毎日へ戻す|初めての人が続けられる防災のやり方

袋に7日ぶんを入れたあと、いちばん多い失敗は、そのまま何年も置いておくことです。フードには期限があり、犬の体重は変わり、季節で使う量も動きます。やり方は単純で、3か月に1回、袋の中身を出して、毎日の側で使い切ります。そして、そのとき使ったぶんを新しく買って、また袋へ戻す。入れ替えの日を別に作るのではなく、いつものごはんと、いつもの拭き取りとして消費します。

2回目の数え直しには、防災とは別の効き目もあります。初めて犬を迎えた人にとって、その子の「ふつう」がどこにあるのかは、まだ手探りのはずです。3か月おきの紙が3枚たまると、食べる量と水の減り方が、季節でどう動くのかが自分の家の数字で見えてきます。これは、迎えた月にはどうやっても手に入らない情報です。ペットの防災のために始めた習慣が、毎日の判断の基準になっていきます。

Caution数字の動き方がいつもと違うときは、動物病院にご相談ください

数え直したときに、食べる量が続けて落ちている、水の減り方が急に増えた、体重が3か月で目に見えて変わった、同じ場所をなめ続けている、地肌が赤い、歩き方が変わった、においが以前と違う。こうした変化が紙の上に出ているときは、備蓄の量を調整する前に動物病院にご相談ください。初めて犬と暮らしていると、どこからが相談していい範囲なのか迷うと思いますが、数えた紙を持っていけば、その場で見てもらえます。何日目から数字が動いたのかが書いてあれば、そこから先の話が早くなります。

ここまでの手順を、もう一度短くまとめます。7日間、ふだん使っているものを数える。その7日ぶんと同じ物を袋に入れる。足の裏と口のまわりの手を1つだけ決める。3か月に1回、中身を毎日へ戻す。買うのは3番目からで、それより前は紙とペンだけで進みます。初めての方が最初の一歩でつまずくのは、たいてい「何をどれだけ買えばいいのか」の部分なので、そこを最後に置きました。

ペットの防災は、特別な日のための特別な準備という形にすると続きません。数える1週間も、3か月ごとの入れ替えも、毎日の暮らしの中で終わるように組んであります。帰宅後に拭いた枚数を書く、ごはんを出したときに正の字を1画足す。それだけです。その子の1日ぶんを知っている家は、日数の数字を自分で掛けられます。他人のリストを写すより、そのほうが早いというのが、7日間数えてみて分かることだと思います。

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mofuwa グルーミングスプレー

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300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

7日間も数える余裕がありません。3日でも意味はありますか。
あります。ただ、3日だと平日か休日のどちらかしか入りません。散歩の長さと室内にいる時間が変わるので、出てくる数字が偏ります。3日で始めるなら、平日2日と休日1日を選んで、足りないぶんは次の週に足してください。数えないまま買うよりは、3日ぶんの実績があるほうが量を決められます。
防災用の袋は、どんなものを買えばいいですか。
先に袋を選ばないほうが進みます。7日ぶんの物を床に並べてから、それが入る大きさを選んでください。初めての方ほど大きめを買いがちですが、大きいと余白を埋めたくなって、使わない物が増えます。中身が決まったあとなら、家にあるかばんで足りることも多いです。
毎日きれいにしておく手は、本当に1つでいいのでしょうか。
1つで始めてください。3つ決めた家では、当日にどれもやらないことのほうが多いです。1つだけなら、3か月ごとの入れ替えの日に1回やってみるだけで手が覚えます。足りないと感じたら、2回目の数え直しのときに2つ目を足せば間に合います。増やす順番は、あとから決められます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。