C11比較・選び方

スキンケアと被毛ケア、どちらを優先するか

公開日 2024年2月7日|文=mofuwa編集部

明るい部屋の淡いリネンのマットの上で、クリーム色の猫と淡い毛色の犬が並んで横になっている様子
目に見えて変わるのは被毛の側ですが、先に動いているのは地肌の側です。写真:WEI WU/Pexels

ブラシと、地肌に吹きかけるスキンケアのものを両方かごに入れて、レジの前で片方を棚へ戻した、という話を聞きます。戻されるのは、たいてい地肌のほうです。被毛は目に見えて、手ざわりでも分かり、変化がその日のうちに返ってきます。地肌は毛をかき分けないと見えず、手を入れても翌日には何も返ってきません。それでも先に優先するのは、入れ替わらないほうの側です。被毛は3〜6か月で抜けて生え替わりますが、地肌は同じ面が最後までそこに残ります。スキンケアと被毛ケアのどちらを優先するかは、この入れ替わりがあるかどうかで決まります。

入れ替わるものと、入れ替わらないもの|スキンケアと被毛ケアのどっちを先に置くか

2つを比べる物差しは、見た目の分かりやすさではなく、その部分が入れ替わるかどうかです。被毛は換毛の周期で抜けて、新しい毛が生えてきます。傷んだ毛が元どおりになることはありませんが、時間が経てばその毛自体が体から離れます。地肌は違います。削れた表面の層は数週間で入れ替わりますが、その面そのものは生涯そこにあり続けます。入れ替わらないもののほうを先に置く、というのがこの記事の基準です。

被毛の側と地肌の側で、返ってくる速さが違う 被毛は目に見えて、その日のうちに手ざわりで返ってきます。地肌は毛をかき分けないと見えず、変化が分かるのは3週間ほど先になります。 同じ1回のケアが、2つの側では別々の速さで返ってきます 被毛の側|入れ替わる 3〜6か月で生え替わる 切れば短くなり、伸びれば戻る 手ざわりがその日に返る 傷んだ毛は元には戻らない 地肌の側|入れ替わらない 同じ面が最後までそこにある 表面の層は数週間で入れ替わる 見た目に出るのは3週間後 毛をかき分けないと見えない どちらを先にやるかで悩んだら、返ってくるのが遅いほうを先に置いてください
返ってくるのが遅いほうを、先に置きます。

この差が、優先の順番をそのまま決めます。被毛の手ざわりが落ちたとき、そこで手を入れれば数日で戻ります。地肌の乾きは、手を入れても数日では何も変わらず、3週間ほど経ってから被毛のぱさつきという形で結果が出ます。返ってくるのが遅いものを後回しにすると、気づくころには手当てが3週間遅れています。だから優先されるのは、返事の遅い側です。

犬と猫で、この関係が変わることはありません。ただ、猫は自分で毛づくろいをするぶん被毛の側がある程度保たれるので、被毛がきれいなまま地肌だけが乾いていることがあります。毎日見ているのに気づけないのは、見えている側が保たれているからです。猫の場合こそ、被毛の見た目でスキンケアの要否を判断しないでください。

道具が止まる高さで、届いている場所が分かる|スキンケアと被毛の見分け方

いま自分がどちらをケアしているのかは、使っている道具がどの高さで止まるかで見分けられます。被毛ケアの道具は毛に力を伝えるためのもので、地肌に当たると痛みが出るため、ほとんどが途中で止まります。地肌に届かせるものは、毛のあいだを通り抜ける必要があるので、形そのものが違います。

この見分け方で困るのは、被毛ケアだけを続けている家が「毎日ケアしている」と感じてしまう点です。実際には、毎日触れているのは毛の中ほどまでで、地肌の面には何か月も何も届いていません。ケアの回数ではなく、届いた高さのほうを数えてください。1週間に7回ブラシを通していても、地肌に触れた回数がゼロなら、スキンケアの側は0回です。

逆に、地肌ばかりに手を入れて被毛を放っておくと、別の形で行き詰まります。もつれが面になると、その下の地肌へは液体も指も入りません。被毛ケアは、地肌へ手を入れるための通り道をつくる作業でもあります。優先するのは地肌ですが、もつれが出ているときだけは順番が入れ替わり、先にほどく側が来ます。この例外を覚えておくと、実際の家では迷いません。

見た目に出るまでの3週間のずれ|スキンケアと被毛ケアの優先順を比較する

優先の順番を数字で確かめるなら、洗った日を起点に4週間を並べるのがいちばん早いです。地肌の表面の層は洗った直後にいちばん薄くなり、そこから戻っていきます。被毛のほうは洗った直後がいちばん良く、そこから落ちていきます。動く向きが逆なので、同じ週に両方を見ると判断が混ざります。

洗った日を起点に、地肌と被毛で変化が返ってくる速さを並べる
洗った日からの日数地肌の側で起きていること被毛の側で見えることその週に優先するもの
当日〜2日表面の層が薄く、水分が抜けやすいつやが出て、指がよく通る地肌。乾く速さを見ておく
3〜7日層が戻り始める。乾きやすさは残る手ざわりは保たれている地肌。触る回数は増やさない
2週目層がほぼ戻る根元に脂が乗り始める被毛。梳かす回数を増やす
3週目乾きが進んでいれば粉が落ち始める毛先がぱさつき、もつれが出る地肌。ここで初めて見た目に出る
4週目次に洗う日の状態がもう決まっているもつれが面になる両方。洗う日の組み立てに戻す
結論地肌で起きたことが被毛に出るまで3週間かかりますぱさつきを見て動くと3週間遅れた手当てになりますだからスキンケアを先に、被毛ケアをあとに置きます

表の最終行が、この記事の答えです。被毛のぱさつきは、いまの地肌の状態ではなく、3週間前の地肌の状態を映しています。ぱさついてから地肌に手を入れると、その手当ての結果が見えるのはさらに3週間先です。往復で6週間かかる判断を毎回くり返すことになるので、順番を先に決めておく価値があります。

もうひとつ、この表から読めることがあります。2週目に優先が被毛へ移るのは、地肌の層が戻って手を入れる余地が減るからです。優先というのは片方をやらないという意味ではなく、同じ週にどちらへ多く時間を割くかという配分の話です。1週間に使える時間が15分なら、当日から1週目は10分を地肌へ、2週目は10分を被毛へ。この振り分けだけで、月ごとの手ざわりの落ち方が変わってきます。

地肌の側から先に手を入れる|スキンケアミストを優先する日に置く

地肌のケアで最初に詰まるのは、道具ではなく場所です。耳のふち、口のまわり、目の下、肉球のあいだ。乾きが出やすいのは、どれもその子が自分でなめられる場所です。病院で出されるのは多くの場合、飲むものか塗るものになります。塗ったものは朝に置いても昼には残っていないという声が多く、飲むもののほうは肝臓への負担を気にする飼い主が少なくありません。家で毎日続ける手段が見つからない、という空白がここにあります。

mofuwa スキンケアミストは、この空白を埋めるために高機能性電解酸化水100%でつくられています。中身が水なので、なめてしまう場所に使っても口に入るのは水です。使える範囲が広いのは機能を足したからではなく、口に入っても差し支えない中身にしたことの裏返しです。地肌や全身はもちろん、耳のふち、目のまわり、口のなか、肉球まで、場所を選んで手を止める必要がありません。犬猫に使えるスキンケアミストを選ぶとき、まず見てほしいのは届く範囲のほうです。

水そのものの性質も、地肌のケアでは効いてきます。この電解水は水分の浸透力が精製水の35倍とされていて、毛のあいだを落ちたあと表面の層にとどまらずに入っていきます。もとになっている電解水は、2002年の創傷治癒世界会議などで発表されてきた、創傷治癒の研究対象になってきた水です。これは学会で公開されてきた事実であって、この商品の働きとして言っているものではありません。地肌の側は返事が遅い場所なので、届く範囲と届く深さを先に確かめてから、毎日の回数を決めてください。

被毛の側は、通り道をつくる役に回ります。mofuwa グルーミングスプレーを吹きかけてからブラシを通すと、静電気が起きにくい状態で梳かせるので、もつれが面になる前にほどけます。被毛ケアを先に置くのは、もつれで地肌が隠れている日だけです。ほどいたその日のうちに地肌へ戻す、という順番にしておくと、優先の原則を崩さずに回せます。

Caution3週間のずれで説明がつかなくなったとき

地肌に週5回手を入れて4週たっても、粉の落ちる量が同じ/もつれをほどいた翌日には、もう同じ場所が面になっている/被毛はつやを保っているのに、地肌の1か所だけが熱をもっている/同じ場所を1日に10回以上なめている。こうした残り方は、スキンケアと被毛ケアの優先順では説明がつきません。地肌に触れた回数、梳かした回数、粉が落ち始めた週。この3つの数字を書き出して、動物病院で診てもらう時間を取ってください。診断がついてから、週ごとの配分に戻します。

1週間を、地肌に触る日と被毛に触る日で塗り分ける

優先順は、頭の中に置いておくと2週目には消えます。7つのマスを紙に書いて、地肌の日と被毛の日を塗り分けてください。どちらもやる日があってかまいませんが、マスの中で先に書いた側が、その日に多く時間を使う側になります。

洗った日を月曜に置いたときの、1週間の塗り分け例
曜日先に手を入れる側その日にやること
月(洗った日)地肌乾き切るまでの分数を計り、紙に書く
火地肌指の腹で耳のふちと背中を確かめる
水被毛毛の流れに沿って2往復。抜けた毛を出す
木地肌乾きが出やすい4か所へ吹きかける
金被毛もつれの出やすい場所だけを見る
土両方被毛をほどいてから地肌へ戻す
日休み何もしない日を1日置く

この塗り分けは、1週間ぶん書いたら次の週はそのまま使い回せます。見直すのは月に1回、地肌の日の数だけです。被毛の日は、その子の毛の伸び方が変わらない限り動かしません。片方だけを動かす決まりにしておくと、手ざわりが変わったときに、どちらの側が効いたのかが分かります。今週の紙は、来月の判断のための材料になります。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

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よくある質問

短毛の子でも、被毛ケアより地肌のケアを優先しますか。
短毛の子ほど優先の差がはっきりします。毛が短いと梳かす作業そのものが数分で終わるので、被毛の側にかける時間が最初から少なくて済みます。そのぶん、余った時間を地肌へ回せます。注意したいのは、短毛だと地肌が見えやすいため、乾きに気づく機会が多くなる点です。見えるからといって毎日ふいたり吹きかけたりを増やすと、戻ろうとしている表面の層を毎回削ることになります。回数を増やすより、触る場所を耳のふちや肘のうらなど、乾きの出やすい場所に絞ってください。
トリミングサロンに通っているなら、家では被毛ケアだけで足りますか。
サロンで整うのは主に被毛の側で、地肌の側は洗った直後の状態から3週間かけて戻ります。通う間隔が4〜6週なら、そのあいだの3週目から次回までが、いちばん地肌の乾きが出やすい時期です。ここが家でやる仕事になります。サロンの前日に地肌の様子を書き留めておいて、次に行くときに伝えると、洗い方や乾かし方を合わせてもらえることがあります。家では被毛ケアだけ、と決めてしまうと、この3週目以降が空白になります。
地肌に吹きかけたあと、乾くまで待つ必要はありますか。
待つ工程は要りません。地肌まで落ちた液体は、毛のあいだで蒸発するぶんと、表面の層に入っていくぶんに分かれます。その子が動き回っても、入っていくぶんは変わりません。むしろ待たせようとしてじっとさせるほうが、次の回から嫌がる材料になります。吹きかけたら指の腹で2〜3回なじませて、そこで終わりにしてください。1回にかける時間が短いほど、週の中で回数を確保しやすくなります。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。