C02技術・エビデンス

毛の間に空気の層ができると、なぜふわふわに見えるのか

公開日 2024年4月21日|文=mofuwa編集部

明るい部屋のクリーム色のブランケットの上で、体を丸めて眠っている白い猫
ふわふわに見えているのは毛の量ではなく、毛と毛のあいだに入っている空気のぶんです。写真:Kaan Keskin/Pexels

ブラッシングのあとだけ背中の厚みが増したように見えて、手を置くと沈む。ふわふわに見えているのは、この沈むぶんの空気です。毛の本数はその前と同じで、変わったのは毛と毛のあいだの隙間です。ふわふわの仕組みは、毛そのものよりも、毛のあいだに何が入っているかで決まります。炊きたてのご飯をしゃもじでほぐすときに起きていることと並べながら、7つの問いに分けて見ていきます。

ふわふわとは、毛のどういう状態を指す言葉ですか

毛が1本ずつ離れて立ち、あいだに空気が入っている状態です。ふわふわという手ざわりは、毛の本数や太さではなく、毛と毛のあいだの隙間が決めています。隙間が空気で埋まっていれば、手を置いたときに沈み、放すと戻ります。隙間がつぶれていれば、同じ本数でも沈みません。ここが、ふわふわの仕組みを見るときの出発点です。

炊きたてのご飯を思い出すと早いです。しゃもじで切るように混ぜると、粒の間に空気が入って山が高くなります。同じ量を器に押しつければ、平らで重い一塊になります。量は1粒も変わっていないのに、高さと手ざわりだけが変わります。被毛で起きていることも、この差と同じ種類のことです。

同じ毛の量で、見え方が3段階に分かれる
状態毛のあいだ手を置いたとき
1本ずつ離れている空気が入っている沈んで、放すと戻る
数本ずつ束になっている毛どうしが触れているところどころ硬い
面になって寝ている隙間がつぶれている沈まず、手が滑る

この3段階は、1頭の中に同時にあります。背中は1段目、脇やももの内側は2段目、寝ていた側の面は3段目。ふわふわかどうかは全身の評価ではなく、場所ごとの状態です。だから「うちの子はふわふわしない」という話は、たいてい「ふわふわしない場所がある」という話に置き直せます。

毛の間に空気の層ができると、なぜふわふわに見えるのですか

光の返り方と、厚みの2つが同時に変わるからです。毛が束になると、束の表面が小さな面になります。面は光を同じ向きにそろえて返すので、つやのある濡れたような見え方になります。1本ずつ離れていると、光は細い毛の一本一本に当たって細かく散ります。散った光は白っぽく見え、輪郭がやわらかくぼやけます。この見え方が、ふわふわという言葉に対応しています。

もう1つは単純な厚みです。空気が入ると、同じ本数の毛が占める高さが増えます。手を置いたときに沈むぶんは、押し出された空気のぶんです。ふわふわは、見た目の印象ではなく、測れば厚みとして出てくる差です。写真で分かりにくいのは、厚みが正面からは見えないからです。横から見ると差が出ます。

この3つは、ブラッシングの前と後で見比べられます。同じ場所を同じ角度で見て、どれが変わったかを見ます。厚みだけ戻って輪郭が変わらない場所は、根元が起きていないまま毛先だけ動いた場所です。ふわふわに見える仕組みの中で、先に動くのは根元の側です。

犬と猫で、ふわふわの出方はなぜ違うのですか

空気を抱える役をしている毛が違います。下毛のある子では、短くて細い下毛が起きたときに厚みが出ます。下毛は密なので、起きると隙間の数がまとめて増えます。下毛を持たない子では、上毛1本ずつの向きで見え方が決まるので、厚みより輪郭のやわらかさとして出ます。空気を抱える仕組みは同じでも、どの毛が担っているかで出方が変わります。

猫と犬では、ほどける機会の数も違います。猫は自分の舌で毛づくろいをするので、1日のあいだに何度も毛が起こされます。届かない場所だけが束のまま残ります。犬では人の手とブラシが入る回数がそのまま機会の数になり、間が空くと束の時間が長くなります。猫では届かない場所を、犬では間の空いた日を見るのが先です。

束になってしまうときは、毛の表面で何が起きているのですか

隣り合った毛が、表面のもので互いにつながっています。束になる仕組みはこれだけで、つなぎ役はおもに皮脂です。皮脂は出たときはやわらかく、時間がたって空気に触れると粘りが出ます。粘ったところで毛と毛が触れれば、そのまま数本が1つの束になります。冷めたご飯が固まるのと近い順番で、粒の表面に残ったものが隣の粒とつながっています。

3つのうち、増えていく一方なのは1つめです。皮脂は毎日出るので、触らない日が続くと束の数が増えます。束は、何かが起きた結果ではなく、放っておくと進む方向です。だから、ふわふわを取り戻す話は、足すより先に、つながっているものをゆるめる話になります。

電解水をかけると、なぜ束がほどけるのですか|ふわふわをめぐる疑問の中心

水が毛の内側へ入ると、毛がわずかにふくらんで、隣同士の貼りつきがゆるみます。表面を濡らすだけでは、乾いたときに元の束へ戻ります。浸透して内側から太くなると、つないでいた面がずれて、ブラシが根元から通るようになります。ここでブラシを入れると、束が数本ずつに分かれ、あいだに空気が入ります。ふわふわの仕組みは、この順番で動きます。

そのうえで、この記事でいちばん大事なのは乾いたあとに毛へ残るものがないという点です。水をかけてほどけても、乾く過程で何かが膜になって残れば、その膜が次の束のつなぎ役になります。mofuwaの電解水が残らないのは、つくり方の構造によるものです。電気分解の槽が3つの部屋に分かれていて、電解質を入れる部屋が真ん中に独立しています。イオンだけが膜を通るので、電解質そのものは出てくる水に混ざりません。

電解質を入れる部屋が真ん中に分かれている、3室の電気分解の構造 両側の部屋に水が入り、真ん中の部屋に電解質が入ります。イオンだけがあいだの膜を通るため、電解質そのものは取り出す水に混ざりません。 特許5253483(三室ダブルイン型) マイナス室 水が入る 水道水 還元水側 中間室 電解質はここ 電解質 プラス室 水が入る 水道水 酸化水側 イオン交換膜 イオン交換膜 取り出した水に電解質由来のものが含まれないため、乾いても毛の上に膜が残りません
乾いたあとに毛へ残るものがない理由は、この部屋の分かれ方にあります。

この構造は特許5253483として登録されています。登録されているのは電気分解のやり方であって、ふわふわになることが証明された登録ではありません。登録から言えるのは、この部屋の分け方が技術として認められているということまでです。毛の側で何が起きるかは、手ざわりと厚みで自分で確かめる部分に残ります。

毛に水を置くものとしては、mofuwa スキンケアミストがそのままの形です。中身は高機能性電解酸化水100%で、ほかに足したものがありません。使うときは毛先ではなく根元へ入れて、ブラシで根元から起こします。かけた場所はその子が舐めるので、使っている水そのものが、飲みものとして売られる水に求められる規格に照らして確かめられています(調査機関:江東微生物研究所)。

試験の数字は、ふわふわの根拠になりますか|数字の範囲を知りたいとき

なりません。公開されている数字は、水そのものを決まった条件で測ったものです。ふわふわの仕組み、つまり毛の並び方について測った数字ではないので、根拠として引くことはできません。ここを混ぜないことが、この記事でいちばん気をつけている線です。

公開されている試験と、そこから言える範囲
何を測ったか試験条件検査機関
水に菌を加えたあとの生菌の数検査時間30秒江東微生物研究所/日本食品分析センター
飲みものとして売られる水の規格に照らした確認水そのものが対象江東微生物研究所
毛が1本ずつ離れるかどうか測っていませんありません

1行目に検査機関の名前が2つ並んでいるのは、同じ水を外部へ持ち込んで測っているからです。ここから言えるのは、その試験条件のもとで生菌が検出されなかった、というところまでです。対象は水で、犬や猫の体ではありません。3行目が空欄であることのほうが、この記事では大事です。測っていないことは、測っていないと書きます。数字がない部分は、手ざわりと厚みという、家で確かめられるものに置き換えるしかありません。

Caution束のまま戻らない場所が広がるときは、毛の話から外れます

ほどいた翌日にまた束になるのは、皮脂が出ているからで、順番としては予想の範囲です。気にするのは、束のまま戻らない場所が週ごとに広がるときと、束の下の地肌が見えているときです。これは毛のあいだの空気の話ではなく、地肌の側で起きていることです。束になっている場所と、そうなってからの日数を書き留めて、動物病院で診てもらってください。そのうえで、毎日のブラッシングは続けて構いません。

ふわふわの仕組みを、家で確かめる順番に置き直すとどうなりますか

7つ目に、ここまでを順番にします。見るのは厚みと、ブラシが根元まで通るかどうかの2つです。どちらも道具なしで分かります。

  1. 乾いた状態で、指を入れて沈み方を見る

    沈む場所と沈まない場所を先に分けます。沈まない場所が、束になっている場所です

  2. 沈まない場所の根元へ、水分を入れる

    スキンケアミストは毛をかき分けて根元へ。表面だけを濡らすと、乾いたときに元へ戻ります

  3. ブラシを根元から起こす

    毛先を引っぱると束が締まります。根元から起こすと、束が数本ずつに分かれます

  4. 乾く途中で一度、手を入れる

    半乾きのまま放っておくと、乾きながら寄り集まります。1回入れるだけで向きが戻ります

同じ場所を1週間おきに見ていくと、沈む場所が増えていくのが分かります。厚みは1回で決まるものではなく、束をほどいた回数のぶんだけ積み上がります。ふわふわは仕上げの技ではなく、毛のあいだをふさがないでおくという、続きのほうの話です。

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本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。