C15組み合わせ提案

引越し前後のケアセット

公開日 2024年4月3日|文=mofuwa編集部

明るい壁ぎわで、白いブランケットの上に寝そべる白い猫
引越しの前後6日間、ケアに使うものは1つの袋から出し入れします。写真:cat823/Pixabay

引越しの3日前、洗面所の棚にあったブラシとスプレーを、ほかの洗面用品と一緒に箱へ入れてテープを貼りました。その晩、散歩から戻った足先を拭こうとして、どの箱に入れたのか分からないことに気づきます。引越しのケアセットで最初に決めるのは、それを入れる箱です。旧居で最後に閉じて、新居で最初に開ける箱。荷造りの最後の3日と新居の最初の3日は、ほかの物がどこにあるか分からない6日間なので、ケアに使うものだけはその1袋から出し入れします。旧居と新居では床の上で起きることが違いますが、並べて比べると、同じ1袋で両方に足ります。

最後に閉じて最初に開ける1袋|引越しのケアセットを箱の順番から決める条件

引越しのケアセットは、旧居で最後に閉じて、新居で最初に開ける箱か袋に入れます。中身をどれだけ選んでも、その箱が荷物の山の奥に入れば、6日間は無いのと同じだからです。荷造りは、ふだん使わない物から始めて、毎日使う物ほど後に回すのが基本です。ところがケア用品は、洗面所や玄関の棚に並んでいるぶん、洗面用品や掃除道具とひとまとめにして、早めに箱へ入りがちです。

引越しの前後で、その子の毎日は止まりません。散歩に行き、ごはんを食べ、トイレに行き、夜は寝床で眠ります。止まるのは、人の側の「物の場所」だけです。その子の1日がいつもどおりに回っているのに、足先を拭くものや寝床のまわりを拭くものだけが、どこかの箱の中にある。引越しの週に起きる困りごとの多くは、この食い違いから始まります。

引越しの前後6日間に、物の場所がどうなっているか
時期荷物の状態ケアに使うものを探すと
旧居の最後の3日毎日使う物以外は箱の中。床は積んだ箱で狭くなる洗面用品の箱に入っていて、開けると詰め直しになる
引越し当日ほとんどがトラックか、手で運ぶ荷物の中どの箱が先に降りてくるかは、その場で決まる
新居の最初の3日箱は開け始めたが、どこに何があるか分からない開けた箱から順に探すことになり、見つかるのが後回しになる

この6日間だけ、ケアに使うものを1つの袋に集めて、ほかの荷物から切り離します。セットを入れる袋に求める条件は、次の5つです。

Note1袋は、その子と同じ移動をさせる

荷物をまとめる日に、手で運ぶものを先に分けておくと、当日に袋がトラックへ積まれてしまうことがありません。車で移るなら助手席の足元、電車ならキャリーと一緒に持つ手。その子と同じ移動をする場所に置くと、着いてすぐに開けられます。袋の中身は、6日間に床の上で何が起きるかで決まります。旧居の3日と新居の3日では、起きることが違います。

軸1・旧居の最後の3日|箱の紙粉と家具の裏のほこりに引越しのケアを合わせる

旧居の最後の3日は、体と足先にのったほこりを、ブラシと手のひらで毎日払う3日です。セットの1本目、mofuwa グルーミングスプレーの出番です。荷造りが進むと、床の上に箱が積まれ、その子の通り道は箱と箱のすき間になります。組み立てた箱の縁や切り口には紙の粉がつき、たたんだ箱の上に寝そべる子もいます。たんすや本棚を動かした日には、何年もその裏にたまっていたほこりが床に出てきます。その子はそれを嗅ぎに行き、鼻先と前足と胸まわりにつけて戻ってきます。

旧居の最後の3日に、体のどこに何がのるか
体の場所のるものどこで
鼻先・口のまわり家具の裏から出てきたほこり動かした家具のあとを嗅いだとき
胸・前足箱の切り口の紙の粉箱と箱のすき間を通るとき
足の裏・指のあいだテープのくず・紙の粉たたんだ箱の上や、荷造りをした床を歩いたとき
背中・脇腹床のほこり家具が動いたあとの床に寝そべったとき

紙の粉やほこりは、被毛の脂にくっついて残ります。グルーミングスプレーの還元水はその脂と混ざって乳化するので、ほこりごと手のひらとブラシで拭い取れる状態になります。汚れのもとの脂を落として、セラミドとスクワランは残す設計で、香料とアルコールは入れていません。清涼飲料水の規格基準をクリアした水でつくられているので、口のまわりのように、その子がすぐに舌を伸ばす場所の近くでも、量を気にせず使えます。

箱の粉をかぶった背中を、その日のうちに落としておきたい気持ちは、引越しの週でも下がりません。けれど最後の3日は、風呂場が荷物の置き場になり、ドライヤーはどこかの箱の中、ということがよくあります。スプレーとブラシの2つなら、湯も乾かす道具も要らないので、1袋に収まります。荷造りを1つの部屋ぶん終えるたびに、玄関の脇でその子を呼んで、ほこりを翌日に持ち越さないようにします。

  1. 手のひらに取る

    箱の近くで吹くと、床の紙の粉が一緒に舞います。袋から出したら、まず手のひらに取ります。

  2. 鼻先の近くから胸、前足へ

    ほこりがのった順に、上から下へなでます。口のまわりは手のひらで包むように、胸は毛の流れに沿って。

  3. ブラシを通す

    箱の出し入れで空気が乾いた部屋でも、先にひと吹きしてあると静電気が起きにくく、毛が立ち上がらないぶん、ブラシが胸の奥まで通ります。

  4. 最後に足の裏と指のあいだ

    手のひらに取り直して、指を1本ずつ開いてなでます。テープのくずが指のあいだに挟まっていることがあります。

猫の家でも同じ流れで使えます。猫の場合は、グルーミングスプレーを必ず手のひらに取ってから体に触れ、プシュッという音を耳元で鳴らさないようにします。荷造りの物音で落ち着かない時期なので、音を1つでも減らしておくほうが、触らせてくれる時間が長くなります。

軸2・新居の最初の3日|何が塗られているか分からない床に引越しのケアで先にすること

新居の最初の3日は、その子の口が触れる範囲の床とケージを、mofuwa 瞬間消臭スプレーで仕上げてから物を置く3日です。新しい部屋の床に最後に何が使われたかは、住む側からはたいてい分かりません。前に住んでいた人の掃除、入居前のクリーニング、新築なら仕上げのワックス。空いていた期間に積もったほこりもあります。その床を、その子は歩き、寝そべり、歩いた足を舐めます。器からこぼれたごはんを、床から拾って食べる子もいます。

何が残っているかは分からなくても、その子が口をつける前に、最後に触れるものはこちらで決められます。まず固く絞った布で水拭きをしてほこりを取り、そのあと、ケージ・寝床・器・トイレを置く範囲だけを瞬間消臭スプレーで仕上げます。部屋じゅうを仕上げる必要はありません。その子の口と足が最初の3日で触れる範囲に絞ると、着いた日のうちに終わります。

セットの2本目に入れる瞬間消臭スプレーは、舐める床に吹くことを前提に、中身を電解水だけに絞っています。新居の床に吹くものは、着いたその晩からその子の口に入るものとして選びます。においを香りで包む仕組みではないので、知らない部屋のなかに、別の知らないにおいをもう1つ増やさずに済みます。その子にとって好ましいのは自分のにおいで、人が足す香りは余分なにおいです。まわりが知らないにおいばかりの3日間に、人の都合で香りを足さないことも、新居での落ち着き方に関わってきます。

新居では、グルーミングスプレーの出番が足先へ移ります。最初の3日は、部屋から部屋へ歩くたびに、まだ仕上げていない床も踏みます。新しい散歩道も、どんな地面なのかまだ分かりません。散歩から戻ったら玄関で、部屋の探検がひと段落したら寝床に入る前に、手のひらに取って足の裏と指のあいだをなでます。足を舐めて落ち着こうとする子ほど、ここで口に入るものが変わります。

Caution床に吹いたら、乾いてからケージを戻す

瞬間消臭スプレーを吹いた床は、乾いた布で押さえてから、乾ききるのを待ってケージや寝床を置きます。濡れたままケージを置くと、床と底板のあいだに湿り気がこもります。瞬間消臭スプレーは場所に使うもので、体には吹きません。体と足先は、グルーミングスプレーの受け持ちです。

引越しのケアはどっちの3日に合わせて詰めるか|旧居と新居を比較して1袋に決める

ケアセットの中身は新居の最初の3日に合わせて決め、使い始めは旧居の最後の3日からにします。新居では、足りない物に気づいても、どこで買い足せるかがまだ分かりません。旧居で先に使い始めておけば、足りない物には、まだ勝手の分かる街にいるうちに気づけます。

旧居の最後の3日と新居の最初の3日を、起きること・使うもの・置き場所で比べる
比べること旧居の最後の3日新居の最初の3日
床の上で起きること箱で通り道が狭くなり、家具の裏のほこりと紙の粉が出る何が塗られたか分からない床を歩き、寝そべり、足を舐める
汚れがのる場所鼻先・胸・前足・背中足の裏・指のあいだ・腹の下
使うもの(体)グルーミングスプレーとブラシグルーミングスプレー。足先が中心
使うもの(場所)出番は少ない。袋に入れたまま新居へ運ぶ瞬間消臭スプレー。ケージ・器・トイレの範囲
袋の置き場所玄関の脇。荷造りの区切りごとに開けるケージを置く部屋。着いたらいちばん先に開ける
まとめると(この家の場合)ここで使い始めて、足りない物に気づく中身はこちらに合わせて詰める。同じ1袋で両方に足りる
引越しの前後3日ずつ、同じ1袋の使い道 旧居の最後の3日と新居の最初の3日を、汚れがのる場所・使うもの・袋の置き場所で左右に並べました。 どちらの3日も、同じ袋から出し入れします 旧居の最後の3日 箱で通り道が狭くなる 家具の裏のほこりと紙の粉 鼻先・胸・前足にのる スプレーとブラシで毎日 袋は玄関の脇に置く 新居の最初の3日 何が塗られたか分からない床 歩いて、寝そべって、舐める 足の裏と指のあいだにのる 床は消臭スプレーで仕上げる 袋はケージの部屋で開ける 足りない物には、旧居にいるうちに気づけます
中身は新居の3日に合わせて詰め、使い始めは旧居の3日からにします。

比べてみると、旧居の3日は体の側に、新居の3日は床の側に重心があります。それでも、新居でも足先は汚れますし、旧居の最後の夜にも寝床のまわりは拭きたくなります。2つを別の袋に分けると、どちらかの袋がほかの荷物に紛れます。1袋にまとめて、中身の基準だけを新居の3日に置く。これが、引越しのケアで袋を分けない理由です。袋に入れるセットは、次の5つで足ります。

Caution足先と新居の床で見る3つ|引越しの6日間に動物病院へ回すもの

新居の床を歩いたあとに、足先を舐める・かむのが止まらない、指のあいだや腹の下に赤みやぶつぶつが出て3日たっても引かない、足をかばうように歩く。こうした変化は、引越しが落ち着くのを待たずに、動物病院へ連れていってください。いつ新居に入ったか、どの部屋の床を歩いたか、床に何が使われていたかを分かる範囲で伝えると、話が早く進みます。

袋をほどく時期|引越しのケアを新居の玄関とケージの横へ戻していく

袋をほどくのは、ほかの箱を開けても、探し物をしなくなった日です。新居の最初の3日を過ぎ、箱の半分ほどが開いたころが、ひとつの目安です。その日が来たら、セットの2本を移します。グルーミングスプレーは新居の玄関へ、瞬間消臭スプレーはケージとトイレのそばへ。旧居で置いていた場所と、同じ役割の場所に置き直します。散歩の帰りに足をなでる場所が決まると、その子の1日の流れも、元の形に戻り始めます。

新居の床の仕上げは、最初の3日で終わりではありません。器の位置を変えたら、その下を一度拭く。ケージを動かしたら、置いた先の床から始める。新しい場所に物を置くたびに、口の触れる範囲を先に拭く、という順番だけを残しておきます。部屋の配置が落ち着くまでの数週間は、この順番がそのまま、その子の過ごす場所を整える習慣になります。

袋に貼っていた「最後に閉じる・最初に開ける」の紙は、はがして玄関の棚の内側に貼っておきます。新居の玄関で毎日グルーミングスプレーを手に取るたびに、その子の足先は6日間と同じ手順で整います。次に家の中の配置を大きく変える日にも、同じ1袋から始められます。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

引越しの前日に、全身を洗っておいたほうがいいですか。
洗うなら、旧居の最後の3日に入る前がおすすめです。最後の3日は風呂場が荷物の置き場になりやすく、乾かす道具も箱に入っていることが多いからです。洗った体を乾かしきれないまま、紙の粉が舞う部屋に戻すことにもなります。4日以上前に洗っておき、最後の3日と新居の3日は、グルーミングスプレーとブラシで毎日のほこりを払う、という分け方にすると、どちらにも無理がありません。
猫の引越しでも、同じ袋でいいですか。
同じ考え方で組めます。猫の場合、グルーミングスプレーは手のひらに取ってから使い、猫の耳の近くでスプレーの音を鳴らさないようにします。新居では、猫はまず1部屋で過ごすことが多いので、瞬間消臭スプレーで仕上げる範囲は、その部屋のトイレと器と寝床の周りからで足ります。移動に使ったキャリーも、着いてから内側を拭いておくと、次に使う日まで汚れを持ち越しません。
新居の床に何が塗られているか、確かめる方法はありますか。
賃貸なら管理会社に、入居前のクリーニングで何を使ったかを聞けます。新築やリフォームの直後なら、施工した会社に床の仕上げに使ったものを聞くのが確実です。分からないまま住み始める場合でも、ケージ・器・トイレを置く範囲だけは、水拭きのあとに瞬間消臭スプレーで仕上げておくと、その子の口が最初に触れる面を、自分で選んだもので終えた状態にできます。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。