C15組み合わせ提案
引越し前後のケアセット
引越しの3日前、洗面所の棚にあったブラシとスプレーを、ほかの洗面用品と一緒に箱へ入れてテープを貼りました。その晩、散歩から戻った足先を拭こうとして、どの箱に入れたのか分からないことに気づきます。引越しのケアセットで最初に決めるのは、それを入れる箱です。旧居で最後に閉じて、新居で最初に開ける箱。荷造りの最後の3日と新居の最初の3日は、ほかの物がどこにあるか分からない6日間なので、ケアに使うものだけはその1袋から出し入れします。旧居と新居では床の上で起きることが違いますが、並べて比べると、同じ1袋で両方に足ります。
最後に閉じて最初に開ける1袋|引越しのケアセットを箱の順番から決める条件
引越しのケアセットは、旧居で最後に閉じて、新居で最初に開ける箱か袋に入れます。中身をどれだけ選んでも、その箱が荷物の山の奥に入れば、6日間は無いのと同じだからです。荷造りは、ふだん使わない物から始めて、毎日使う物ほど後に回すのが基本です。ところがケア用品は、洗面所や玄関の棚に並んでいるぶん、洗面用品や掃除道具とひとまとめにして、早めに箱へ入りがちです。
引越しの前後で、その子の毎日は止まりません。散歩に行き、ごはんを食べ、トイレに行き、夜は寝床で眠ります。止まるのは、人の側の「物の場所」だけです。その子の1日がいつもどおりに回っているのに、足先を拭くものや寝床のまわりを拭くものだけが、どこかの箱の中にある。引越しの週に起きる困りごとの多くは、この食い違いから始まります。
| 時期 | 荷物の状態 | ケアに使うものを探すと |
|---|---|---|
| 旧居の最後の3日 | 毎日使う物以外は箱の中。床は積んだ箱で狭くなる | 洗面用品の箱に入っていて、開けると詰め直しになる |
| 引越し当日 | ほとんどがトラックか、手で運ぶ荷物の中 | どの箱が先に降りてくるかは、その場で決まる |
| 新居の最初の3日 | 箱は開け始めたが、どこに何があるか分からない | 開けた箱から順に探すことになり、見つかるのが後回しになる |
この6日間だけ、ケアに使うものを1つの袋に集めて、ほかの荷物から切り離します。セットを入れる袋に求める条件は、次の5つです。
- 最後に閉じる:旧居を出る朝まで口を開けておき、使ったら袋に戻す
- 最初に開ける:新居に着いたら、ケージを置く前に開ける
- 手で運ぶ:トラックに載せると、降りてくる順番を自分で決められない
- 中身は6日ぶん:それより先に使う物は、ほかの箱で運んでよい
- 外側に書く:「最後に閉じる・最初に開ける」と、袋の外に大きく書いて貼る
荷物をまとめる日に、手で運ぶものを先に分けておくと、当日に袋がトラックへ積まれてしまうことがありません。車で移るなら助手席の足元、電車ならキャリーと一緒に持つ手。その子と同じ移動をする場所に置くと、着いてすぐに開けられます。袋の中身は、6日間に床の上で何が起きるかで決まります。旧居の3日と新居の3日では、起きることが違います。
軸1・旧居の最後の3日|箱の紙粉と家具の裏のほこりに引越しのケアを合わせる
旧居の最後の3日は、体と足先にのったほこりを、ブラシと手のひらで毎日払う3日です。セットの1本目、mofuwa グルーミングスプレーの出番です。荷造りが進むと、床の上に箱が積まれ、その子の通り道は箱と箱のすき間になります。組み立てた箱の縁や切り口には紙の粉がつき、たたんだ箱の上に寝そべる子もいます。たんすや本棚を動かした日には、何年もその裏にたまっていたほこりが床に出てきます。その子はそれを嗅ぎに行き、鼻先と前足と胸まわりにつけて戻ってきます。
| 体の場所 | のるもの | どこで |
|---|---|---|
| 鼻先・口のまわり | 家具の裏から出てきたほこり | 動かした家具のあとを嗅いだとき |
| 胸・前足 | 箱の切り口の紙の粉 | 箱と箱のすき間を通るとき |
| 足の裏・指のあいだ | テープのくず・紙の粉 | たたんだ箱の上や、荷造りをした床を歩いたとき |
| 背中・脇腹 | 床のほこり | 家具が動いたあとの床に寝そべったとき |
紙の粉やほこりは、被毛の脂にくっついて残ります。グルーミングスプレーの還元水はその脂と混ざって乳化するので、ほこりごと手のひらとブラシで拭い取れる状態になります。汚れのもとの脂を落として、セラミドとスクワランは残す設計で、香料とアルコールは入れていません。清涼飲料水の規格基準をクリアした水でつくられているので、口のまわりのように、その子がすぐに舌を伸ばす場所の近くでも、量を気にせず使えます。
箱の粉をかぶった背中を、その日のうちに落としておきたい気持ちは、引越しの週でも下がりません。けれど最後の3日は、風呂場が荷物の置き場になり、ドライヤーはどこかの箱の中、ということがよくあります。スプレーとブラシの2つなら、湯も乾かす道具も要らないので、1袋に収まります。荷造りを1つの部屋ぶん終えるたびに、玄関の脇でその子を呼んで、ほこりを翌日に持ち越さないようにします。
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手のひらに取る
箱の近くで吹くと、床の紙の粉が一緒に舞います。袋から出したら、まず手のひらに取ります。
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鼻先の近くから胸、前足へ
ほこりがのった順に、上から下へなでます。口のまわりは手のひらで包むように、胸は毛の流れに沿って。
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ブラシを通す
箱の出し入れで空気が乾いた部屋でも、先にひと吹きしてあると静電気が起きにくく、毛が立ち上がらないぶん、ブラシが胸の奥まで通ります。
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最後に足の裏と指のあいだ
手のひらに取り直して、指を1本ずつ開いてなでます。テープのくずが指のあいだに挟まっていることがあります。
猫の家でも同じ流れで使えます。猫の場合は、グルーミングスプレーを必ず手のひらに取ってから体に触れ、プシュッという音を耳元で鳴らさないようにします。荷造りの物音で落ち着かない時期なので、音を1つでも減らしておくほうが、触らせてくれる時間が長くなります。
軸2・新居の最初の3日|何が塗られているか分からない床に引越しのケアで先にすること
新居の最初の3日は、その子の口が触れる範囲の床とケージを、mofuwa 瞬間消臭スプレーで仕上げてから物を置く3日です。新しい部屋の床に最後に何が使われたかは、住む側からはたいてい分かりません。前に住んでいた人の掃除、入居前のクリーニング、新築なら仕上げのワックス。空いていた期間に積もったほこりもあります。その床を、その子は歩き、寝そべり、歩いた足を舐めます。器からこぼれたごはんを、床から拾って食べる子もいます。
何が残っているかは分からなくても、その子が口をつける前に、最後に触れるものはこちらで決められます。まず固く絞った布で水拭きをしてほこりを取り、そのあと、ケージ・寝床・器・トイレを置く範囲だけを瞬間消臭スプレーで仕上げます。部屋じゅうを仕上げる必要はありません。その子の口と足が最初の3日で触れる範囲に絞ると、着いた日のうちに終わります。
セットの2本目に入れる瞬間消臭スプレーは、舐める床に吹くことを前提に、中身を電解水だけに絞っています。新居の床に吹くものは、着いたその晩からその子の口に入るものとして選びます。においを香りで包む仕組みではないので、知らない部屋のなかに、別の知らないにおいをもう1つ増やさずに済みます。その子にとって好ましいのは自分のにおいで、人が足す香りは余分なにおいです。まわりが知らないにおいばかりの3日間に、人の都合で香りを足さないことも、新居での落ち着き方に関わってきます。
- ケージを置く床:ケージの外周より一回り広く
- ケージそのもの:トラックでほかの家具と一緒に運ばれてきた底板と柵
- 器を置く場所:こぼしたごはんを床から食べる子は、器の周りを広めに
- トイレを置く場所:猫の家は、トイレの下と、出入りする側の床
新居では、グルーミングスプレーの出番が足先へ移ります。最初の3日は、部屋から部屋へ歩くたびに、まだ仕上げていない床も踏みます。新しい散歩道も、どんな地面なのかまだ分かりません。散歩から戻ったら玄関で、部屋の探検がひと段落したら寝床に入る前に、手のひらに取って足の裏と指のあいだをなでます。足を舐めて落ち着こうとする子ほど、ここで口に入るものが変わります。
瞬間消臭スプレーを吹いた床は、乾いた布で押さえてから、乾ききるのを待ってケージや寝床を置きます。濡れたままケージを置くと、床と底板のあいだに湿り気がこもります。瞬間消臭スプレーは場所に使うもので、体には吹きません。体と足先は、グルーミングスプレーの受け持ちです。
引越しのケアはどっちの3日に合わせて詰めるか|旧居と新居を比較して1袋に決める
ケアセットの中身は新居の最初の3日に合わせて決め、使い始めは旧居の最後の3日からにします。新居では、足りない物に気づいても、どこで買い足せるかがまだ分かりません。旧居で先に使い始めておけば、足りない物には、まだ勝手の分かる街にいるうちに気づけます。
| 比べること | 旧居の最後の3日 | 新居の最初の3日 |
|---|---|---|
| 床の上で起きること | 箱で通り道が狭くなり、家具の裏のほこりと紙の粉が出る | 何が塗られたか分からない床を歩き、寝そべり、足を舐める |
| 汚れがのる場所 | 鼻先・胸・前足・背中 | 足の裏・指のあいだ・腹の下 |
| 使うもの(体) | グルーミングスプレーとブラシ | グルーミングスプレー。足先が中心 |
| 使うもの(場所) | 出番は少ない。袋に入れたまま新居へ運ぶ | 瞬間消臭スプレー。ケージ・器・トイレの範囲 |
| 袋の置き場所 | 玄関の脇。荷造りの区切りごとに開ける | ケージを置く部屋。着いたらいちばん先に開ける |
| まとめると(この家の場合) | ここで使い始めて、足りない物に気づく | 中身はこちらに合わせて詰める。同じ1袋で両方に足りる |
比べてみると、旧居の3日は体の側に、新居の3日は床の側に重心があります。それでも、新居でも足先は汚れますし、旧居の最後の夜にも寝床のまわりは拭きたくなります。2つを別の袋に分けると、どちらかの袋がほかの荷物に紛れます。1袋にまとめて、中身の基準だけを新居の3日に置く。これが、引越しのケアで袋を分けない理由です。袋に入れるセットは、次の5つで足ります。
- グルーミングスプレー:体と足先。旧居でも新居でも毎日
- 瞬間消臭スプレー:新居のケージ・器・トイレの範囲
- ブラシ:ふだん使っている1本
- 乾いた布を数枚と、小さなごみ袋:拭いたものをその場でまとめる
- いつもの器:新居でいちばん先に置くもの
新居の床を歩いたあとに、足先を舐める・かむのが止まらない、指のあいだや腹の下に赤みやぶつぶつが出て3日たっても引かない、足をかばうように歩く。こうした変化は、引越しが落ち着くのを待たずに、動物病院へ連れていってください。いつ新居に入ったか、どの部屋の床を歩いたか、床に何が使われていたかを分かる範囲で伝えると、話が早く進みます。
袋をほどく時期|引越しのケアを新居の玄関とケージの横へ戻していく
袋をほどくのは、ほかの箱を開けても、探し物をしなくなった日です。新居の最初の3日を過ぎ、箱の半分ほどが開いたころが、ひとつの目安です。その日が来たら、セットの2本を移します。グルーミングスプレーは新居の玄関へ、瞬間消臭スプレーはケージとトイレのそばへ。旧居で置いていた場所と、同じ役割の場所に置き直します。散歩の帰りに足をなでる場所が決まると、その子の1日の流れも、元の形に戻り始めます。
新居の床の仕上げは、最初の3日で終わりではありません。器の位置を変えたら、その下を一度拭く。ケージを動かしたら、置いた先の床から始める。新しい場所に物を置くたびに、口の触れる範囲を先に拭く、という順番だけを残しておきます。部屋の配置が落ち着くまでの数週間は、この順番がそのまま、その子の過ごす場所を整える習慣になります。
袋に貼っていた「最後に閉じる・最初に開ける」の紙は、はがして玄関の棚の内側に貼っておきます。新居の玄関で毎日グルーミングスプレーを手に取るたびに、その子の足先は6日間と同じ手順で整います。次に家の中の配置を大きく変える日にも、同じ1袋から始められます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 引越しの前日に、全身を洗っておいたほうがいいですか。
- 洗うなら、旧居の最後の3日に入る前がおすすめです。最後の3日は風呂場が荷物の置き場になりやすく、乾かす道具も箱に入っていることが多いからです。洗った体を乾かしきれないまま、紙の粉が舞う部屋に戻すことにもなります。4日以上前に洗っておき、最後の3日と新居の3日は、グルーミングスプレーとブラシで毎日のほこりを払う、という分け方にすると、どちらにも無理がありません。
- 猫の引越しでも、同じ袋でいいですか。
- 同じ考え方で組めます。猫の場合、グルーミングスプレーは手のひらに取ってから使い、猫の耳の近くでスプレーの音を鳴らさないようにします。新居では、猫はまず1部屋で過ごすことが多いので、瞬間消臭スプレーで仕上げる範囲は、その部屋のトイレと器と寝床の周りからで足ります。移動に使ったキャリーも、着いてから内側を拭いておくと、次に使う日まで汚れを持ち越しません。
- 新居の床に何が塗られているか、確かめる方法はありますか。
- 賃貸なら管理会社に、入居前のクリーニングで何を使ったかを聞けます。新築やリフォームの直後なら、施工した会社に床の仕上げに使ったものを聞くのが確実です。分からないまま住み始める場合でも、ケージ・器・トイレを置く範囲だけは、水拭きのあとに瞬間消臭スプレーで仕上げておくと、その子の口が最初に触れる面を、自分で選んだもので終えた状態にできます。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
