C08季節・行事
洗ったカバーが、二日たっても乾かない|乾ききる前に使う日が、必ず来る
土曜の朝に洗ったベッドのカバーが、月曜の朝も冷たいままで、指の腹を押しつけると湿り気が返ってきました。生乾きです。梅雨の時期は湿度の高い日が続くので、カバー1枚が洗濯機から出てまた敷けるようになるまでに、48時間かかることがあります。晴れた日なら半日で戻ってくるものが、4倍の時間、手元から消えます。この記事が数えるのは、カバーが手元から離れている時間です。乾きを待つ側を動かすか、替えの枚数を足す側を動かすか。梅雨のあいだ、どちらで回すかを条件で決めます。
48時間かかる週に何が起きているか|生乾きのカバーが出る洗濯の条件
梅雨の時期は、湿度の高い日が数日まとめて続きます。気温は上がっているのに洗濯物が乾かないのは、室温と外の気温の差が小さく、空気のほうがすでに水を抱えているからです。季節の話としてはここまでで、あとは家の側の条件に下ろします。カバーが乾く家と乾かない家を分けているのは、干す場所に風が通っているかどうかと、そこに何枚ぶら下がっているかの2つです。加えて、梅雨は換毛期の終わりと重なる家が多く、抜けた毛が繊維に残ったまま洗うので、水を抱える面がもう一段増えます。
この記事では、カバーを洗濯機に入れた時刻から、また敷けるようになるまでの時間を数えます。晴れた日の外干しなら6時間から8時間。梅雨の室内干しで、風の通らない場所に他の洗濯物と並べると、48時間を超えます。同じ1枚を洗っているのに、手元から消えている時間が4倍から6倍になります。この時間が、以下の判断すべての土台になります。
| 条件 | 時間が短くなる側 | 時間が長くなる側 |
|---|---|---|
| 干す場所の風 | 扇風機かサーキュレーターが当たっている | 壁に近く、空気が動かない |
| 並んでいる洗濯物の量 | カバー1枚だけを離して干す | 家族の洗濯物と隙間なく並ぶ |
| カバーの厚み | 薄手の綿100% | 中綿の入ったキルト地 |
| 室温 | 除湿しながら室温を保つ | 窓を閉めて温度だけが上がる |
| 取り込む時刻 | 朝に干して、夜に一度確かめる | 夜に干して、朝そのまま敷く |
右の列が4つそろった週は、48時間では戻りません。そして梅雨の時期は、この4つが同時に右へ寄ります。洗濯の腕の問題ではなく、干す条件が全部そろって同じ方向へ動くからです。左へ戻せるのはせいぜい2つで、残りは家の作りのほうで決まっています。
カバーが手元にない48時間、その子はどこで寝るのか。梅雨の洗濯でいちばん抜け落ちるのが、ここです。替えがなければ、乾ききる前のカバーを戻すか、カバーを外したクッションに直接寝かせるかのどちらかになります。生乾きのカバーを敷く日は、洗い方をまちがえたから来るのではなく、48時間を待てなかった結果として来ます。だから手を打つ場所は、洗濯機の側ではなく時間の側です。
軸1・乾かす側を動かす|生乾きのカバーを、洗濯のあとの置き場所で減らす
48時間を短くする道は、干す場所の風と、並べる間隔の2つしかありません。洗剤を変えても、脱水を1分足しても、48時間が24時間になることはありません。動かせるのは、洗濯機から出したあとの側です。
- カバーだけを別の場所に干す:家族の洗濯物の列から外して、1枚だけで風の通る場所へ。隣に何もぶら下がっていない状態をつくると、同じ部屋でも乾き方が変わります
- 風を当て続ける:サーキュレーターを床から斜め上に向け、カバーの面に沿って風が抜けるようにします。当てるのは干しているあいだずっとで、1時間だけでは足りません
- 除湿機は洗濯物の真下に置く:部屋の隅に置くと、部屋全体の湿度は下がっても、カバーのまわりの空気は動かないままです
- 厚みのある面を開く:中綿の入ったカバーは、ファスナーを開けて内側に空気を入れます。二つ折りのまま干すと、内側の面が最後まで湿ったまま残ります
この4つを全部やると、48時間が28時間から30時間くらいまで縮みます。それでも一晩では戻りません。乾かす側を動かして届くのは「2日目の夕方に戻る」までで、「翌朝に戻る」には届きません。梅雨の週に、洗った翌朝もう一度そのカバーを敷きたいなら、干し方の工夫だけで埋めるのは無理があります。
乾かす側を動かすときに増える手間も、先に数えておきます。干す場所を分ける、サーキュレーターを出して向きを決める、除湿機の水を捨てる。週に2回カバーを洗う家では、この3つが週6回になります。梅雨の6週間で36回です。この数字を見てから、次の軸を読んでください。
もう1つ、乾燥機のある家は話が変わります。ただしペットベッドのカバーは、中綿入りやゴム入りのものが多く、乾燥機で縮んで本体に入らなくなることがあります。縮むと次から伸ばしながら被せることになり、縫い目に力がかかって角から裂けます。乾燥機に入れてよいかは、洗濯表示の四角い記号が1枚ずつ答えを持っています。入れられる1枚と入れられない1枚が家にある場合は、入れられないほうを枚数で回すことになります。
軸2・替えの枚数を足す|乾いたカバーと生乾きのカバーを、洗濯の回転で比較する
枚数を足す側は、48時間を短くしません。48時間のあいだ、敷くものを別に用意します。カバーが2枚あれば、1枚が乾いているあいだにもう1枚を使えます。3枚あれば、48時間が72時間に伸びた週でも回ります。
| 見るところ | 乾かす時間を足す | 替えの枚数を足す |
|---|---|---|
| 効き始める時期 | その週から | 買い足した日から |
| 48時間の扱い | 28時間まで縮める | 48時間のまま回す |
| 毎週増える手間 | 干し方の手順が3つ増える | 洗う枚数が増える |
| 梅雨が明けたあと | 手順をやめれば元に戻る | 枚数はそのまま残る |
| 乾ききる前に敷く日 | 減るが、ゼロにはならない | 予備がある週はゼロになる |
| においの残り方 | 乾ききらない面に残る | 使っていない枚にも移る |
| 向いている家 | 干す場所に風を入れられる家 | しまう場所に余裕がある家 |
表の下から2行目が、枚数を足す側の見落としです。洗って乾かした予備のカバーも、しまっているあいだに部屋のにおいを吸います。梅雨の時期は、押し入れの中の布も湿ります。3枚に増やした家で、3枚目を出したときに「乾いているのに、においがする」と感じるのはこれです。生乾きのにおいと、しまっていた布のにおいは、出どころが違います。
片側だけでは、乾ききる前に敷く日はゼロになりません。枚数を足しても、洗う回数が増えればまだ乾いていない枚も増えます。干し方を詰めても、週に2回洗う家では回転が追いつきません。梅雨の洗濯は、枚数を先に足して回転を確保し、そのうえで干し方を整える、という順番になります。
48時間が動かない週は、どっちを先に触るか|生乾きのカバーに使うものを決める
先に足すのは枚数です。干し方の工夫は、干す場所そのものを作り直さないと効き始めません。枚数は買った日から効きます。梅雨に入ってから慌てて手を打つなら、間に合うのは枚数のほうです。季節の変わり目に寝床ごと入れ替える家なら、その入れ替えを梅雨の手前へ寄せるだけで、枚数の問題は半分片づきます。
それでも、枚数を増やした家にも、乾ききる前のカバーを敷く日は来ます。予備の1枚を出したあと、次の1枚が48時間の途中にあるからです。2枚でも3枚でも、洗う回数が増えればどこかで追い越されます。その日に何をするかが、この記事のいちばん実際的なところです。
乾ききる前のカバーを敷く日に使うのは、mofuwa瞬間消臭スプレーです。敷く前に、その子が顔をのせる面と、体が乗る面の2か所へ吹きかけ、そのまま置いて乾かします。48時間を待てなかったぶんを、においの側で埋める形になります。
この1本をカバーへ直接使えるのは、中身が電解水だからです。カバーは、その子が顔を埋めて、口をつけて、そのまま眠る布です。48時間のうち、その子がその布に触れている時間は20時間を超えます。これだけ長く触れている面に吹きかけるものは、口に入ることを前提にして選ぶことになります。香りをのせて覆うつくりのものは、上から別のにおいを足すので、その子から見ると寝床の手がかりのほうが消えます。この1本は香りを足していないので、においのもとになっているものに反応して、感じ取れるにおいのほうを弱めます。敷いたカバーのにおいが薄くなっても、その子にとっての寝床は昨日と同じ場所のまま残ります。
同じ1本は、カバーを外したあとのクッション本体にも使えます。カバーだけを洗っても、中のクッションは洗濯していません。梅雨の6週間でカバーを12回洗った家でも、本体は1回も通していないことがあります。「洗ったのに、においがする」の半分はここから来ます。カバーを外したタイミングで本体の面に吹きかけておくと、次にカバーを戻したときのにおいの土台が変わります。ケージの床、車の座席、ソファの座面も、同じ扱いで足せます。
乾いた新しいカバーを敷いた翌朝から、その面だけがまた湿っている/48時間を28時間まで縮めた週も、においの戻る速さが変わらない/カバーを洗った日だけ、同じ場所を長くなめている/敷いたカバーの一点に、色の濃いしみが毎回同じ形でつく。こうした残り方は、乾くまでの時間では説明がつきません。洗った日付と、乾くまでにかかった時間と、においが戻るまでの日数を、3週ぶん並べた紙をつくってください。その紙を持って、動物病院へ行く日を先に決めます。乾き方の話なのか、その子の地肌や排泄の話なのかは、記録がそろっているほど早く分かれます。
手の甲を当てて温度で決める|生乾きのカバーの見分け方と、次の洗濯までの手
生乾きかどうかは、においではなく温度で見分けます。乾いた布は室温と同じ温度になっていて、手の甲を当てても何も感じません。水が残っている布は、そこから水が飛び続けているので、手の甲に当てるとひんやりします。においで確かめようとすると、鼻のほうが先に慣れてしまい、同じ1枚でも日によって違う答えが出ます。
- 手の甲を、縫い目のある角に当てる:カバーがいちばん最後まで乾かないのは、生地が二重になっている角と、ファスナーの内側です。真ん中が乾いていても、ここが冷たければまだ48時間の途中です
- 畳んで30秒置いてから、もう一度触る:干した直後は表面だけが乾いています。畳んで内側の水が表へ回るのを待つと、乾いたふりが消えます
- 厚みのある面を握って離す:中綿に水が残っていると、握った形が少し残ります。乾いていれば、手を離した瞬間に戻ります
この3つで冷たさが残った1枚は、敷く前に瞬間消臭スプレーを通してから使います。冷たさが消えるまで待てる日は待つ。待てない日は、敷く前のひと手間で埋める。梅雨のあいだ、この2つを行き来するだけで、乾ききる前のカバーを敷いたことが一日中気になる、という日は減っていきます。
今日できるのは、いま使っているカバーの替えが家に何枚あるかを数えることだけです。1枚しかなければ、梅雨に入る前に2枚目を足します。記録は紙の端で足ります。洗った日と、また敷けた日。この2つの日付が3組そろえば、来年の梅雨は枚数を迷わずに決められます。
Product
mofuwa 瞬間消臭スプレー
500ml / 2,420円(税込)
香りでマスキングせず、においの元に働きかける無香料タイプ。舐めても安心な処方なので、床や家具にも場所を選ばず使えます。
商品ページを見るよくある質問
- 乾燥機にかけてしまえば、梅雨でも48時間を気にしなくていいのではありませんか。
- 1枚ずつ洗濯表示を見て決めます。ペットベッドのカバーは中綿入りやゴム入りのものが多く、乾燥機に入れると縮んで本体に被せられなくなることがあります。縮んだカバーは伸ばしながら被せることになるので、縫い目に力がかかり、角から裂けます。入れられる1枚と入れられない1枚が家に混ざっている場合は、入れられないほうの枚数を先に足しておくと、48時間の週でも回せます。乾燥機があっても、枚数を数えておく意味は残ります。
- 生乾きのにおいがついてしまったカバーは、もう一度洗えば消えますか。
- 同じ条件でもう一度洗うと、48時間がもう1回増えるだけになります。洗い直すなら、干す側の条件を先に変えてからにしてください。1枚だけで風の通る場所へ移す、ファスナーを開けて内側に空気を入れる、除湿機を真下に置く。この3つを変えずに洗い直すと、乾くまでの時間が同じなので、においの戻り方も同じになります。そのうえで、次に敷く日は顔をのせる面から先に手を入れます。
- 予備のカバーは、何枚あれば足りますか。
- 週に何回洗うかで決まります。週1回の家なら2枚、週2回なら3枚が目安です。計算の形は、1週間に洗う回数に1を足した数です。48時間が72時間に伸びる週があるので、ちょうどの枚数だと必ずどこかで追い越されます。ただし増やした枚は、しまっているあいだに部屋のにおいを吸うので、4枚以上に増やすときは、出す前に一度風を通してから使ってください。枚数は多いほどよい、という足し方にはなりません。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
