C09シーン別・暮らし
水が苦手な猫と暮らす人が賃貸で暮らすで困ること、その手当て
賃貸の1LDKで、柱の角の一か所だけが、ほかより濃くにおうことに気づきました。床から30センチくらいの高さで、そこだけ木の色がわずかに変わっています。うちの子は水が嫌いで、洗ったことは一度もありません。だから体からにおっているのだと思い込んでいて、洗えないことをずっと引け目に感じていました。ところが、ペットのにおいの出どころは体ではなく、その子が毎日顔を当てている場所のほうでした。猫が頬や額のあたりを家具の角へこすりつけるのは、ふだんからするしぐさです。水を使えない家でも、そこには手が届きます。この記事は、水が嫌いな猫と賃貸で暮らす人からよく出る7つの問いに、順番に答える形で書きました。
洗えない猫のにおいは体から出ているのですか。賃貸で気になる出どころとはどこですか
答えから書きます。多くの場合、出どころは体ではなく、その子が顔を当てている数か所の点です。猫は歩きながら、家具の角や柱、戸のふちに頬や額のあたりをこすりつけます。ふだんから見ているしぐさだと思います。そこには皮脂が少しずつ移り、同じ場所に何百回と重なります。賃貸の部屋でペットのにおいが気になるとき、たいていは部屋じゅうに薄く広がっているのではなく、こういう点に厚く残っています。
水が嫌いな猫と暮らしていると、洗えないこと自体が原因のように思えてきます。ただ、猫は自分で毛づくろいをするので、体そのものからのにおいは、犬と比べるとおとなしいことが多いです。洗っていないことと、部屋がにおうことは、直接はつながっていません。むしろ、洗えないから何もできないと考えてしまうことのほうが、手をつける場所を見えなくします。水を使わずに届く場所が、部屋の側にはっきりあります。
賃貸で手が出しにくい理由も、ここにあります。点がついているのは、柱の角、戸のふち、壁の出角、作りつけの棚の縁。どれも家具のように動かしたり買い替えたりできない面です。敷物やクッションなら洗って替えられますが、建具そのものは替えられません。だから「においが残っている場所には手が出せない」と感じます。実際には、替えられなくても拭くことはできます。手が出しにくいのは、面が固定されているからであって、においが取れないからではありません。
| 場所 | 何が移っているか | 水が嫌いな猫の家でできること |
|---|---|---|
| 柱の角、壁の出角 | 顔を当てたときの皮脂 | 布を折って角に沿わせ、上から下へ一方向 |
| 戸のふち、引き戸の枠 | 通るたびに当たる皮脂 | 縦の面を、床から高いほうへ向けて一度 |
| 家具の角、棚の縁 | 頬と額のあたりが当たる | 角の2面を、布の面を変えて別々に |
| 寝床の布 | 体が長く触れている面 | 週に1回洗って、完全に乾かす |
| 食器と水の器 | 食べたあとの残りと湿り | 毎日洗って、水を入れ替える |
| トイレのまわりの床 | 砂と、足の裏から落ちるもの | 毎日、砂の飛ぶ範囲だけを拭く |
犬の家との違いも書いておきます。犬は散歩から帰ってくるので、外から持ち帰ったものが床の全面へ運ばれます。猫は外から持ち帰るものがないぶん、においの残り方が「面」ではなく「点」になります。だから、床をどれだけ丁寧に拭いても、点の側は減りません。賃貸でペットのにおいが気になっているのに、掃除をしても手ごたえがないときは、拭いている場所と、においが残っている場所がずれています。
猫が顔をこすりつけた場所を、拭いてしまってもいいのでしょうか
拭いてかまいません。ただし、全部を同じ日にやらないでください。その点は、その子にとって毎日の目印になっている場所です。家じゅうの点を一度に消すと、その子は付け直しに回ります。付け直す量が増えれば、数日後には元より濃く戻ります。こちらの手数も増えて、水が嫌いな猫と暮らす家では、いちばん割に合わない循環に入ります。
現実的なやり方は、1回に1か所まで、日を分けるという形です。うちは4か所を4日に分けています。拭いた直後に、その子が同じ場所へ来て、もう一度頬を当てていくことがあります。止める必要はありません。付け直すのは自然な反応で、1か所ぶんなら量も知れています。全部を消したときのように、家じゅうを回ることにはなりません。
水が嫌いな猫にとって、部屋の面を拭かれることは何の負担にもなりません。体に触らないので、濡らすかどうかの問題がそもそも起きないからです。だから、体に手が出せない家でも、点のほうは今日から扱えます。体は嫌いなことを増やせませんが、面のほうは何回でも扱えます。上げてよい頻度と、上げてはいけない頻度が、その子に触るかどうかできれいに分かれています。
- 1回に1か所:4か所あるなら4日に分けます。同じ日にまとめないでください
- 拭いたあとを見る:その子が来て顔を当て直すなら、その点はまだ現役の目印です
- 来なくなった点:家具の配置を変えたあとなどに出ます。そこは頻度を落として構いません
- 強くこすらない:木の面は、こするほど毛羽が立って、次から皮脂が入りやすくなります
- 香りを足さない:においを別のにおいで上書きすると、その子が付け直す回数が増えます
- 拭く布は部屋専用:体に使う布と混ぜると、面のにおいを体へ戻すことになります
点を減らしたくて、その子がこすりつける場所へ物を置いたり、近づけないようにしたりすると、別の場所に新しい点ができるだけです。しかも、次にできる場所はこちらが選べません。今ある点は、少なくとも場所が分かっていて、手も届きます。水が嫌いな猫と賃貸で暮らすうえでは、点の場所が固定されていることのほうが、こちらにとって有利です。減らすのではなく、濃さだけを下げると考えてください。
拭く順番は場所で決めるのですか。それとも高さで決めるのですか
高さで決めます。床から20センチから35センチのあたり。歩いている猫の頬が、ちょうど当たる高さです。賃貸の部屋を見渡して、この高さにある角と縁だけを拾ってください。膝より低く、腰より下です。人の目線は自然と高いところへ行くので、この帯は掃除のときにいちばん飛ばされます。においが濃く残っているのに、こちらの手がずっと通っていない、という場所がここに集まります。
高さで拾うと、対象は4種類くらいに落ち着きます。戸のふち、柱の角、家具の角、壁の出角。1LDKなら、全部合わせても6か所から8か所です。数えてみると、思っていたより少ないはずです。これを1日1か所ずつ回せば、1週間で一巡します。床の全面を毎日拭くより、こちらのほうが手数はずっと少なくて済みます。水が嫌いな猫の家では、体に使えない手を、この帯に回すのが合理的です。
| 場所の種類 | 高さの目安 | 手の入れ方 | 回す頻度 |
|---|---|---|---|
| 戸のふち・引き戸の枠 | 床から25センチ前後 | 縦の面を、下から上へ一方向に一度 | 週に1回 |
| 柱の角 | 床から30センチ前後 | 布を折って角に当て、上から下へ | 週に1回 |
| 家具の角(棚・台) | 床から20センチから40センチ | 2面を別々に。布の面を変える | 週に1回 |
| 壁の出角 | 床から30センチ前後 | 壁紙は強くこすらず、軽く一方向 | 2週に1回 |
| 床(点の真下) | 床 | 点の下は皮脂が落ちています。ここだけ広めに | 週に1回 |
| その子の通り道の床 | 床 | 帯状に一直線。全面はやりません | 2日に1回 |
使うものは、床にも家具にも使えて、その子が舐めても差し支えのないものにしてください。猫は拭いた面に、そのあと顔を当てにきます。香りでにおいを覆うタイプだと、においが2つ重なるだけになり、その子が付け直す回数も増えます。香りを足さない瞬間消臭スプレーを布に吹いてから面へ当てる形なら、こすらずに済み、木の面を毛羽立たせません。賃貸の建具は、力の入れ方のほうが跡になりやすいので、道具より当て方に気をつけてください。
対角に窓を開けても柱のあたりだけにおいが戻ります。換気だけで大丈夫ですか
換気は必要ですが、それだけでは足りません。換気が担当しているのは、立ちのぼって空気に混ざったぶんを外へ出すことです。面に残っている点そのものは、風では動きません。だから、窓を閉めるとまた同じ場所からにおいが立ち上がってきます。柱のあたりだけ戻る、という感じ方は正確で、点が残っている場所を鼻が拾っています。換気と拭き取りは、別々の担当だと考えてください。
そのうえで、換気のやり方は見直す価値があります。同じ壁にある窓を2つ開けても、空気は入れ替わりません。部屋の対角になる2か所を開けて、5分。賃貸で窓が1面にしかない部屋なら、浴室や台所の換気扇を回して、部屋の扉を開けておくと経路ができます。玄関のドアは開けられないので、扉と換気扇で代わりの出口を作る形です。猫がいる部屋で窓を開けるときは、網戸とストッパーを先に確かめてください。
| 内容 | そう分ける理由 | |
|---|---|---|
| 担当する | 空気に混ざったにおいを外へ出す | 5分の対角換気で入れ替わります |
| 担当する | 湿度を下げて、面が乾いた時間を作る | 湿っている面ほど、においが立ちやすくなります |
| 担当する | トイレのまわりの空気を動かす | 低い位置にたまりやすいためです |
| 担当しない | 柱や戸のふちに残っている点 | 面についているものは、風では減りません |
| 担当しない | 寝床の布に移った皮脂 | 布は洗って乾かす担当です |
| 担当しない | 食器と水の器の湿り | 毎日洗う担当です |
6月のように湿度が上がる時期は、同じ点でもにおいの立ち方が変わります。面が湿っていると、においは立ちやすく、雑菌も増えやすい条件になります。だから、この時期だけは換気の回数を上げてかまいません。朝と帰宅後の2回、5分ずつ。水が嫌いな猫の家では、体に対して手数を増やせないぶん、こういう「その子に何も起きない作業」の頻度を上げるのが、いちばん安全な増やし方です。
トイレのにおいと、それ以外は分けて考えたほうがいいですか
分けてください。手を入れる周期がまったく違うからです。トイレのまわりは1日単位で動きますが、こすりつけた点は週単位でしか動きません。この2つを1つの「猫のにおい」としてまとめてしまうと、毎日トイレを掃除しているのに部屋のにおいが変わらない、という結論になります。そこで手が止まる方が多いのですが、止まっているのは点のほうに一度も手が入っていないからです。
見分け方は簡単です。部屋に入った瞬間に来るものは、トイレまわりか空気の側。顔を近づけて初めて分かるものは、点の側です。賃貸の部屋でペットのにおいが気になるとき、来客が玄関で気づくようなものは前者、自分だけが気になり続けるものは後者であることが多いです。どちらなのかを先に決めると、その日にやることが変わります。両方をいっぺんにやろうとすると、どちらも中途半端になります。
| 系統 | 手を入れる周期 | やること |
|---|---|---|
| トイレとそのまわり | 毎日 | 砂の飛ぶ範囲の床を拭く。空気を動かす |
| こすりつけた点 | 週に1回、1日1か所ずつ | 床から20センチから35センチの帯を回す |
| 食器と水の器 | 毎日 | 洗って、水を入れ替える。夏は朝晩2回 |
| 寝床の布 | 週に1回 | 洗って、完全に乾かしてから戻す |
| 通り道の床 | 2日に1回 | 帯状に一直線。全面はやりません |
| その子の体 | いつもの時刻に、いつもの手数で | 濡らさない範囲だけ。回数は増やしません |
食器と水の器を別の系統にしているのには理由があります。猫は水の器の位置とにおいに敏感で、器が汚れていると飲む量が減ることがあります。水が嫌いな猫という言い方をしますが、嫌いなのは体が濡れることであって、飲む水とは話が別です。器はぬめりが出る前に毎日洗って、置き場所は動かさない。においの話であると同時に、その子が水を飲む量の話でもあるので、ここだけは頻度を落とさないでください。
水が嫌いな猫の体に、濡らさずどこまで手を入れていいのか知りたいです
体に手を入れられないわけではありません。入れられないのは、濡らす手だけです。水が嫌いな猫が反応しているのは、水そのものというより、噴射の音、冷たさ、そして体を押さえられることのほうです。この3つを外せば、届く範囲は思っているより広く残っています。あごの下、口のまわり、尾のつけ根、背中。どれも皮脂がたまりやすく、においの出どころにもなる場所です。
やり方は3つの条件で決まります。その子に直接吹きかけないこと、布に含ませてから当てること、押さえないこと。布は、部屋の面に使ったものとは別に用意します。当てる向きは毛の流れに沿って一往復だけ。嫌がったらその日はそこで終わりにします。水が嫌いな猫では、途中でやめられることのほうが、最後まで終わらせることより効きます。次に手を出したときの反応が変わるからです。
| 場所 | そこににおいが出る理由 | 当て方 |
|---|---|---|
| あごの下 | 皮脂がたまりやすく、器に当たる場所 | コットンに含ませて、当てるだけ |
| 口のまわり | 食後の残りが乾いて残ります | 食後に、毛の流れに沿って一度 |
| 尾のつけ根 | 自分の口が届きにくい面です | 上から下へ一往復。押さえない |
| 背中の真ん中 | 毛づくろいが減ると流れが寝たままに | 布で一往復。ブラシは別の日に |
| 前足の内側 | 毛づくろいで使う場所です | その子が自分から出したときだけ |
| 耳のまわり | 触ると頭を振ることが多い場所 | 外側だけ。奥には入れません |
道具は、猫向けに作られたものを選ぶと手数が減ります。猫用 mofuwa グルーミングウォーターは、さきほどの3つのうち噴射の音だけを、容器の側で先に外してある1本です。中身はスプレー式のものと変わらず、押し出して出すボトルに替えてあります。音で逃げてしまうと、そこから先の手はすべて使えなくなるので、水が嫌いな猫では容器の側がそのまま成否になります。舐めても問題のない基準でつくられているので、布に含ませて毛の流れに一往復させたあと、その子が同じ場所に顔を当てにきても止めなくて構いません。自分で毛づくろいをする猫では、ここがそのまま使えるかどうかの分かれ目になります。あごの下は、拭き取りのいらない猫あごクリーナーをコットンにとって当てるだけで済みます。グルーミングウォーターもあごクリーナーも、においが強くなった週だけ持ち出すものではなく、いつもの時刻の一往復に置いておくものです。
そして、体に対する頻度は上げないでください。賃貸でにおいが気になる時期でも、増やしていいのは部屋の側だけです。体を触る回数を増やすと、水が嫌いな猫では、こちらの手そのものが嫌なものとして記憶されます。1年かけて作った距離が、1週間で戻ることがあります。においの話で急いでいるときほど、体は据え置いて、点と床と空気に回してください。
消臭剤を置き足すのはやめました。ほかにやらなくていいことはどれですか
ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。賃貸でペットのにおいに手を入れるとき、やることを足すより、やめるものを決めるほうが早く楽になります。水が嫌いな猫の家では、できることが最初から限られているぶん、無駄な手が残っていると全体が回りません。下の6つは、うちでやめたものです。やめても、においの側は悪くなりませんでした。
- 部屋に消臭剤を置き足すこと:香りが増えるほど、その子が点を付け直す回数も増えます
- 毎日、全部の点を拭くこと:1回に1か所、週に一巡で足ります。全部やると付け直しが増えます
- 水が嫌いな猫を洗おうとすること:濡らす手は最初から選べません。選べない手を悩む時間がいちばんもったいないです
- 床の全面を毎日拭くこと:猫の家では、においは面ではなく点に残ります。通り道の帯だけで足ります
- 香りのする掃除用品で上書きすること:においが消えたのではなく、2つになっただけの状態になります
- こすりつけるしぐさをやめさせること:場所が移るだけで、次はこちらが選べない場所に出ます
やめたぶんの時間は、どこにも足さなくてかまいません。賃貸でにおいが気になっている人ほど、手を増やす方向にしか動けなくなります。実際には、点の位置が分かって、週に一巡する形ができていれば、それ以上やることはありません。水が嫌いな猫と暮らしていると、洗えないことをどこかで埋め合わせようとしてしまいますが、埋め合わせは要りません。届く場所に手が通っていれば、それで足りています。
やめると決めたことは、頭の中だけだと2週間で戻ります。「毎日は拭かない」「消臭剤は足さない」「洗おうとしない」の3行を、掃除道具をしまっている場所に貼ってください。においが気になった日に、こちらの手はいちばん動きます。その日に読み返せる場所へ置いておくのがいちばん確実です。水が嫌いな猫の家では、やらないと決めたことを守れているかどうかが、そのまま部屋の状態に出ます。
7つの疑問を、床から30センチの線に沿って1週間に並べ直す
最後に、ここまでの答えを1週間の形にします。賃貸でペットのにおいに手を入れる作業は、毎日やるものと、週に1回でいいものが混ざっています。混ざったままだと、毎日やるべきものが週1回になり、週1回でいいものが毎日になります。水が嫌いな猫の家では、体に回せる手がないぶん、部屋の側の割り当てだけがきれいに決まります。
| いつ | やること | かかる時間 |
|---|---|---|
| 毎日・朝 | 食器と水の器を洗って、水を入れ替える | 2分 |
| 毎日・朝 | 対角に2か所、5分の換気 | 5分 |
| 毎日・帰宅後 | トイレのまわりの床を、砂の飛ぶ範囲だけ | 3分 |
| 月曜 | 戸のふちと引き戸の枠(床から25センチ) | 3分 |
| 水曜 | 柱の角(床から30センチ) | 3分 |
| 金曜 | 家具の角。2面を別々に | 3分 |
| 土曜 | 寝床の布を洗って、完全に乾かす | 洗濯機まかせ |
| 日曜 | 壁の出角。2週に1回でも構いません | 3分 |
| いつもの時刻 | 体は、いつもの手数で一往復だけ | 1分 |
1日あたりにすると10分ほどです。点を1日1か所に割ったことで、家じゅうを回る日がなくなりました。その子が付け直しに走る量も、1か所ぶんに収まります。賃貸でペットのにおいが気になり始めた最初の月は、どうしても週末にまとめてやりたくなりますが、まとめた翌週にいちばん濃く戻ってきます。水が嫌いな猫の家では、少しずつ、日をずらして回すほうが結果が安定します。
この形にして1か月ほどで、柱の角のにおいは顔を近づけないと分からない程度になりました。木の色が変わっているところは、そのままです。色は皮脂が長い時間で染みたものなので、拭いて戻るものではありません。においと見た目は別の話として扱ってください。見た目のほうを追いかけ始めると、強くこすることになり、面が毛羽立って、次から皮脂が入りやすくなります。賃貸の建具では、そこがいちばん避けたいところです。
部屋の点ではなく、その子の体のほうからにおうようになったときは、扱いが変わります。口のまわりのにおいが強くなった、よだれが増えた、あごの下が黒くなったり赤くなったりしている、毛づくろいの回数が減った、同じ場所をなめ続けている、トイレの回数や量が変わった、水を飲む量が急に増えた。こうした変化が重なっているときは、拭き取りを増やす前に動物病院にご相談ください。水が嫌いな猫では、体に触る機会が少ないぶん、気づくのが遅れやすくなります。いつから、どこが、という2つをメモして持っていくと、その場で切り分けてもらえます。4か所の点を一巡させてもにおいが変わらないときは、もう部屋の側の話ではありません。
水が嫌いな猫と賃貸で暮らしていると、洗えないことが引け目になりがちです。ただ、においの出どころが体ではなく点にあるなら、洗えるかどうかは最初から論点ではありません。床から20センチから35センチの帯に、週に一巡の手を通す。トイレと器は毎日、体はいつもの時刻にいつもの手数で。ペットのにおいに対してできることは、水を1滴も使わなくても、これだけあります。手が届かないと思っていた場所のほとんどは、単に手が通っていなかっただけでした。
Product
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
