C15組み合わせ提案

目と鼻まわりのケアセット

公開日 2024年11月20日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、白いクッションの上に落ち着いて横になっている淡い毛色の猫
目と鼻のまわりは、上から下へ。拭く順番は、涙が伝っていく向きにそろえておきます。写真:Cats Coming/Pexels

朝7時、洗面所の明かりの下でその子の顔をのぞくと、目頭から鼻の横へ、乾いた細い筋が1本残っていました。筋は鼻の脇を下って、上くちびるの手前で消えています。目と鼻まわりのケアをセットで組むとき、道具を選ぶ前に決めておきたいのが、この筋の向きです。涙は上から下へ伝い、鼻から出たものも口のほうへ落ちていきます。だから拭く順番も、目のふち(上流)から口のまわり(下流)へ、流れと同じ向きに1回で通します。上流で使ったものはまばたきで目に入り、下流で使ったものは舌で舐め取られて口に入る。入っていく先が違うので、使うものも上と下で分けて持ちます。

涙が伝う向きが、そのまま拭く向きになる|目と鼻のケアを家でできる形にする基準

目と鼻まわりのケアで最初に決めるのは、手を動かす向きです。向きは1つしかありません。涙が伝っていく向きと同じ、上から下です。涙は目のふちにたまり、目頭のほうへ寄って、あふれた分が鼻の横を伝って落ちていきます。鼻から出たものは鼻の下の溝を通って、上くちびるへ向かいます。顔の上で起きている流れは、どれも最後は口のまわりに集まります。

流れには上流と下流があります。家でできるケアとして組み立てやすいように、顔を3つの段と、流れの外の1か所に分けて考えます。

段を分けると、なぜ向きが1つに決まるのかが見えてきます。下流から先に拭くと、あとで上流を拭いたときにゆるんだ汚れが中流を伝って落ち、きれいにしたばかりの口のまわりにもう一度たまります。窓ガラスを下から拭いて、上を拭いたしずくで下がまた汚れるのと同じ理屈です。上から始めれば、ゆるんだ汚れはいつも、まだ拭いていない側へ落ちていきます。拭く回数が1回で済むのは、この向きのときだけです。

もう1つ、上流と下流では、使ったものが入っていく先が違います。上流で使ったものは目に入り、下流で使ったものは口に入ります。犬は鼻の頭から上くちびるまでを1日に何度も舌でなめますし、猫も食べたあとに口のまわりをなめて整えます。下流に置いたものは、その日のうちに舌で運ばれて口の中へ入っていく、と考えておくのが自然です。目に入っても困らないもの、口に入っても困らないもの。段ごとに、この2つのどちらが要るかで、目と鼻のケアに使うセットの中身が2つに分かれます。

Note中流は、上流の続きとして扱う

目頭から鼻の横にかけての中流は、目から指1本ぶんほどしか離れていません。流れのうえでは下流へ向かう途中ですが、手を入れるときの距離は上流とほとんど変わりません。そこでこの記事では、中流を上流の続きとして扱い、上流で使ったものをそのまま持って下りていきます。下流で使うものを持って、中流へ上がることはしません。中流と下流のあいだに引いたこの1本の線が、上と下を混ぜないための境目になります。

目のふちから口のまわりまで5段で下りる|目と鼻のケアの手順とセットの組み方

手順は、上流から下流へ下りる5段です。1段目と2段目は目に入る前提のもの、3段目と4段目は口に入る前提のもの、5段目は何もしない段です。使うものを持ち替えるのは、2段目と3段目のあいだの1回だけ。持ち替えたあとは、上へ戻りません。

  1. 1段目|目のふちを、目尻から目頭へ

    最初に触るのは、流れの始まりにあたる目のふちです。まばたきをすれば何でも目の中へ入る場所なので、目に入る前提で水だけでつくられた mofuwa 目にやさしい涙やけクリーナーを使います。先のとがったキャップから、顔から離したところでコットンに量を調整して出し、まず01(CLEAN)を目のふちになじませて、まつげの根元にたまった脂と固まりをゆるめてから拭き取ります。動かす向きは、目尻から目頭へ。涙が寄っていく向きと同じです。続けて02(CARE)を新しいコットンに取り、同じ向きになじませて整えます。01で落として、02で整える。この順番は入れ替えません。

  2. 2段目|目頭から鼻の横へ、筋を上から下に

    目頭まで来たら、手を止めずに鼻の横へ下ります。ここは、あふれた涙が伝った中流の通り道で、乾いた筋や小さな固まりが残っています。使うのは、1段目で使った02のコットンの続きです。中流は目から指1本ぶんしか離れていないので、まだ上流の決まりで動きます。固まりはこすらず、02で湿ったコットンの面を当ててゆるむのを待ち、下へ向けて1回だけ引きます。往復させると、ゆるんだものが目頭のほうへ押し戻されます。

  3. 3段目|鼻のまわりと鼻の下で、スキンケアミストに持ち替える

    鼻の横を下りきると、鼻の穴のふちと、鼻の下の溝に着きます。ここからが下流で、その子の舌が届く範囲です。ここに付いたものは、なめるたびにそのまま口へ入ります。だから下流には、舐めることを出発点に設計された mofuwa スキンケアミストを使います。顔に向けて吹かず、目より低い位置でコットンに吹いて湿らせてから近づけ、鼻の穴のふちを外側へ、鼻の下の溝を上から下へ拭きます。鼻の穴の中へは入れません。

  4. 4段目|口のまわりで、流れを受け止める

    最後が、流れの行き着く先の口のまわりです。上くちびるのふち、口角、下あごの毛の生えぎわ。食べかすやよだれも、ここで上から来たものと一緒になります。同じスキンケアミストのコットンを新しい面に替えて、口角から下あごへ、やはり上から下へ拭き下ろします。猫の場合は、食事のあとに本人がひと通りなめ終えるのを待って、そのあとに残った分だけを拭けば足ります。ここは流れの終点なので、拭き終えたコットンを持って上へ戻ることはありません。

  5. 5段目|鼻の表面は、拭かずに通り過ぎる

    鼻の頭の、毛の生えていない面は、どの段にも入れません。その子が自分の舌で湿らせている面で、涙の流れの外にあるからです。ここを拭く段として数えてしまうと、1回ごとに顔の真ん中へ手が入ることになり、嫌がられる理由が1つ増えます。泥や食べかすがはっきり付いている日だけ、下流で使っているコットンの角をそっと当てて、すぐ離します。

5段それぞれで、使ったものがどこへ入り、何を使うか
段場所使ったものが入る先使うもの手の向き
1段目(上流)目のふち目涙やけクリーナー 01→02目尻から目頭へ
2段目(中流)目頭から鼻の横目(まだ近い)02のコットンの続き上から下へ1回
3段目(下流)鼻の穴のふち・鼻の下口スキンケアミスト外側へ・上から下へ
4段目(下流)口のまわり口スキンケアミスト(面を替える)口角から下あごへ
5段目(流れの外)鼻の表面―使わない通り過ぎる
まとめると目に近い2段と、舌が届く2段目か口かで分かれる持ち替えは1回だけ上へは戻らない
上流と下流で、セットが2つに分かれる理由 目のふちから鼻の横までは、使ったものが目に入る側です。鼻のまわりから口のまわりまでは、使ったものが舌で口に入る側です。入っていく先が違うので、使うものも分かれます。 顔を、使ったものが入っていく先で2つに分ける 上流・中流(目に入る側) 目のふち・目頭・鼻の横 まばたき1回で目の中へ入る 目に入る前提で水だけのもの 01で落とし、02で整える 下流(口に入る側) 鼻のまわり・鼻の下・口のまわり 舌でなめて口の中へ入る 舐める前提で設計したもの コットンに取って拭き下ろす 鼻の表面は流れの外。どちらのコットンも当てずに通り過ぎる
持ち替えは中流と下流のあいだで1回だけ。下流のものを持って上へ戻らないのが、2本を混ぜない決まりです。

上流に置くものに求められる条件は、実は1つではありません。目のふちで使ったものは、目に入るだけでなく、涙と一緒に中流を下って、最後は下流の口のまわりまで流れていきます。目に入ったときの刺激を調べる眼刺激性試験と、口に入るものの目安になる清涼飲料水の規格基準。涙やけクリーナーはこの2つの両方を日本食品分析センターの試験で確かめていて、mofuwa の中で両方を持っているのはこの2本組だけです。流れの始まりに置くものとして、上流から下流までのどこへ流れても困らない、という条件をそのまま満たしています。01と02に分かれているのは、目のまわりに残るものが、落としたい脂と、整えておきたい湿りの2種類あるからです。

下流のスキンケアミストも、選ぶ理由は流れの側から決まります。下流は、上から流れてきたものも、そこで使ったものも、最後はその子の舌が口の中へ運ぶ場所です。ここで使うものは、舐めても問題がないことが最初の条件になります。スキンケアミストは、この条件から設計が始まっていて、中身は高機能性電解酸化水だけ。塗ってもすぐ舐め取られてしまう鼻の下や口角のような場所でも、下流の行き着く先が口であることを織り込んでつくってあるので、そのまま使えます。成分の性質上、わずかに塩素のようなにおいがすることがあり、製品の異常ではないと案内されています。鼻のすぐ下で使うものなので、顔から離れた場所でコットンに吹いてから近づけると、目に霧を入れずに済み、鼻先で急ににおいを立てることもありません。

上へ戻る手が目と鼻のケアを崩す|毎日続けるときにつまずく3つの動き

5段の手順を毎日くり返していて崩れるのは、たいてい手が上へ戻ったときです。戻る手は、どれもその日の都合から生まれます。よくある3つを、戻し方と一緒に並べます。

流れに逆らう3つの動きと、戻し方
つまずく動き起きていること戻し方
食後に口から拭き始めて、そのまま目へ上がるスキンケアミストのコットンが目のふちへ近づく食後は下流の2段だけで終える。上流は次の機会に1段目から
コットンを往復させるゆるんだ固まりが目頭のほうへ押し戻される1回ごとに面を替え、下へ引くだけにする
鼻の表面まで拭く流れの外の面に手が入り、顔の真ん中で嫌がられる鼻の頭は通り過ぎる。付いたものだけ角で押さえる

いちばん起きやすいのは1行目です。ごはんのあとは口のまわりの汚れが目に入るので、手は自然に下流から始まります。拭いているうちに目頭の固まりにも気づいて、そのまま上へ。このとき手に持っているのは、下流のためのスキンケアミストのコットンです。スキンケアミストは目の中に入れない、という決まりは、この一続きの動きの中でいちばん破られやすくなります。食後は下流だけで終える、と最初から決めておけば、この動きそのものが起きません。

2行目の往復も、急いでいる日に出ます。1回で取れない固まりを、コットンを前後に動かして取ろうとすると、下へ引いた分と同じだけ上へも押しています。中流の固まりは、湿った面を当てて待つ時間のほうが、動かす回数よりも取れ方を左右します。待っても取れない日は取らずに終えて、次に1段目から通したときにもう一度当てれば足ります。被毛の根元に固まりが残っていても、翌日には上から来る02でまたゆるみます。

Caution上流から流れてくるものの量や色が変わったとき

毎日上から下へ同じ順で通していると、流れてくるものの変化に、同じ場所で気づけるようになります。片方の目からだけ流れる量が急に増えた、目を細めたまま開けにくそうにしている、鼻から出るものが黄色や緑色になった、あるいは片側の鼻からだけ出続けている。こうした変化が出たときは、5段を続ける前に動物病院にかかってください。鼻の表面にひび割れやかさぶたができている場合も同じです。いつから、どちら側で、どの段で何を見たか。上流から同じ順で通していると、この3つをそのまま伝えられます。

上流に何か出た日だけ上から通す|目と鼻のケアの頻度を流れで決める

目と鼻のケアの頻度は、1日何回と数を決めるより、その日どの段に何が出たかで決めるほうが、流れの考え方と合います。上流に何か出た日は1段目から4段目まで通し、下流だけが汚れた場面では、下流の2段だけで終えます。始める段が変わるだけで、向きはいつも同じです。毎日のケアは、この切り替えだけで回ります。

場面ごとに、どの段から始めてどこで終えるか
場面出ているもの始める段終える段
寝起き目のふち・目頭の固まり1段目4段目
風の強い日や、ほこりの多い場所のあと目のふちの湿りと、中流の筋1段目4段目
散歩から帰ったあと鼻の下の土や草のかけら3段目4段目
ごはんのあと口のまわりの食べかすとよだれ4段目4段目
まとめると上流に出たら全部、下流だけなら下流だけ出ている段のいちばん上いつも4段目

表のとおり、1段目から始める日は、たいてい寝起きです。眠っているあいだに目のふちにたまったものが、朝いちばんに上流で見つかります。ごはんのあとの口のまわりは1日に何度もやってきますが、どれも4段目だけで済みます。涙やけクリーナーを使う回数をあらかじめ決めておかなくても、上流に何か出た日に使う、という形で自然に決まっていきます。スキンケアミストは下流の場面が来るたびに使っていけますが、そのときも目より上へは持っていきません。皮膚の薄い目のまわりに、1日に何度も手が入らない組み方でもあります。

Point棚の上下を、顔の上流と下流にそろえる

洗面台の鏡の前に置くなら、涙やけクリーナーを上の段、スキンケアミストを下の段に。棚の上下が顔の上流と下流に対応していると、持ち替えの順番で迷いません。コットンは2つの段のあいだに置き、持ち替えるときに新しいものを1枚取ります。1本しか使っていない家なら、足す1本を、いま使っている1本の上に置くか下に置くかで考えると、どちらを足すべきかも見えてきます。

明日の朝も、洗面所の明かりの下で目頭の筋を見つけたら、上の段のコットンから始めてください。同じ向きで通すことを続けていると、どの段から始める日が多いのかが、その子ごとに見えてきます。それが分かれば、目と鼻まわりのセットのうち、どちらを手前に置けばいいかも決まります。

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mofuwa スキンケアミスト

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よくある質問

スキンケアミストを目のまわりにも使っていいですか?
目の中には入れないでください。スキンケアミストは舐める場所に使えるように設計されたもので、この記事の組み方では、舌が届く鼻の下から下の2段を受け持たせています。目のふちから鼻の横までの上流と中流は、目に入る前提で確かめてある涙やけクリーナーに任せます。どちらのボトルも顔に向けず、目より低い位置でコットンに取ってから近づけると、霧やしずくが目のほうへ飛びません。
猫も同じ順番で拭いていいですか?
順番は同じで大丈夫です。涙が上から下へ伝うのは、犬も猫も変わりません。猫は顔が小さく、目頭から口までの距離が短いので、中流の2段目はほんの1センチほどで終わることもあります。持ち替えの位置が目に近くなるぶん、2段目を終えたら手をいったん顔から離し、それからスキンケアミストのコットンを持ってください。口のまわりは毛づくろいで本人が整えるので、4段目は残った分を拭くだけにします。
鼻の穴のまわりに固まりがあるときは、どうすればいいですか?
スキンケアミストで湿らせたコットンを当てて、固まりがゆるむまで少し待ち、鼻の穴から外側へ向けて引いてください。穴の中へ押し込む向きには動かしません。取れなければその日は無理をせず、次の3段目でまた当てれば十分です。片側の鼻からだけ固まりが続く、色が黄色や緑に変わってきた、というときは、拭き方を工夫するより先に、その鼻を獣医師に見せてください。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。