C15組み合わせ提案
目と鼻まわりのケアセット
朝7時、洗面所の明かりの下でその子の顔をのぞくと、目頭から鼻の横へ、乾いた細い筋が1本残っていました。筋は鼻の脇を下って、上くちびるの手前で消えています。目と鼻まわりのケアをセットで組むとき、道具を選ぶ前に決めておきたいのが、この筋の向きです。涙は上から下へ伝い、鼻から出たものも口のほうへ落ちていきます。だから拭く順番も、目のふち(上流)から口のまわり(下流)へ、流れと同じ向きに1回で通します。上流で使ったものはまばたきで目に入り、下流で使ったものは舌で舐め取られて口に入る。入っていく先が違うので、使うものも上と下で分けて持ちます。
涙が伝う向きが、そのまま拭く向きになる|目と鼻のケアを家でできる形にする基準
目と鼻まわりのケアで最初に決めるのは、手を動かす向きです。向きは1つしかありません。涙が伝っていく向きと同じ、上から下です。涙は目のふちにたまり、目頭のほうへ寄って、あふれた分が鼻の横を伝って落ちていきます。鼻から出たものは鼻の下の溝を通って、上くちびるへ向かいます。顔の上で起きている流れは、どれも最後は口のまわりに集まります。
流れには上流と下流があります。家でできるケアとして組み立てやすいように、顔を3つの段と、流れの外の1か所に分けて考えます。
- 上流(目のふち・目頭):涙が生まれてたまる場所です。ここで使ったものは、まばたき1回で目の中へ入ります
- 中流(目頭から鼻の横):あふれた涙が伝っていく通り道です。乾くと、細い筋や小さな固まりになって残ります
- 下流(鼻のまわり・鼻の下・口のまわり):流れてきたものが最後に行き着く場所で、その子の舌が届く範囲と重なっています
- 流れの外(鼻の表面):鼻の頭の、毛の生えていない面です。その子が自分の舌で湿らせていて、涙の通り道には入っていません
段を分けると、なぜ向きが1つに決まるのかが見えてきます。下流から先に拭くと、あとで上流を拭いたときにゆるんだ汚れが中流を伝って落ち、きれいにしたばかりの口のまわりにもう一度たまります。窓ガラスを下から拭いて、上を拭いたしずくで下がまた汚れるのと同じ理屈です。上から始めれば、ゆるんだ汚れはいつも、まだ拭いていない側へ落ちていきます。拭く回数が1回で済むのは、この向きのときだけです。
もう1つ、上流と下流では、使ったものが入っていく先が違います。上流で使ったものは目に入り、下流で使ったものは口に入ります。犬は鼻の頭から上くちびるまでを1日に何度も舌でなめますし、猫も食べたあとに口のまわりをなめて整えます。下流に置いたものは、その日のうちに舌で運ばれて口の中へ入っていく、と考えておくのが自然です。目に入っても困らないもの、口に入っても困らないもの。段ごとに、この2つのどちらが要るかで、目と鼻のケアに使うセットの中身が2つに分かれます。
目頭から鼻の横にかけての中流は、目から指1本ぶんほどしか離れていません。流れのうえでは下流へ向かう途中ですが、手を入れるときの距離は上流とほとんど変わりません。そこでこの記事では、中流を上流の続きとして扱い、上流で使ったものをそのまま持って下りていきます。下流で使うものを持って、中流へ上がることはしません。中流と下流のあいだに引いたこの1本の線が、上と下を混ぜないための境目になります。
目のふちから口のまわりまで5段で下りる|目と鼻のケアの手順とセットの組み方
手順は、上流から下流へ下りる5段です。1段目と2段目は目に入る前提のもの、3段目と4段目は口に入る前提のもの、5段目は何もしない段です。使うものを持ち替えるのは、2段目と3段目のあいだの1回だけ。持ち替えたあとは、上へ戻りません。
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1段目|目のふちを、目尻から目頭へ
最初に触るのは、流れの始まりにあたる目のふちです。まばたきをすれば何でも目の中へ入る場所なので、目に入る前提で水だけでつくられた mofuwa 目にやさしい涙やけクリーナーを使います。先のとがったキャップから、顔から離したところでコットンに量を調整して出し、まず01(CLEAN)を目のふちになじませて、まつげの根元にたまった脂と固まりをゆるめてから拭き取ります。動かす向きは、目尻から目頭へ。涙が寄っていく向きと同じです。続けて02(CARE)を新しいコットンに取り、同じ向きになじませて整えます。01で落として、02で整える。この順番は入れ替えません。
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2段目|目頭から鼻の横へ、筋を上から下に
目頭まで来たら、手を止めずに鼻の横へ下ります。ここは、あふれた涙が伝った中流の通り道で、乾いた筋や小さな固まりが残っています。使うのは、1段目で使った02のコットンの続きです。中流は目から指1本ぶんしか離れていないので、まだ上流の決まりで動きます。固まりはこすらず、02で湿ったコットンの面を当ててゆるむのを待ち、下へ向けて1回だけ引きます。往復させると、ゆるんだものが目頭のほうへ押し戻されます。
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3段目|鼻のまわりと鼻の下で、スキンケアミストに持ち替える
鼻の横を下りきると、鼻の穴のふちと、鼻の下の溝に着きます。ここからが下流で、その子の舌が届く範囲です。ここに付いたものは、なめるたびにそのまま口へ入ります。だから下流には、舐めることを出発点に設計された mofuwa スキンケアミストを使います。顔に向けて吹かず、目より低い位置でコットンに吹いて湿らせてから近づけ、鼻の穴のふちを外側へ、鼻の下の溝を上から下へ拭きます。鼻の穴の中へは入れません。
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4段目|口のまわりで、流れを受け止める
最後が、流れの行き着く先の口のまわりです。上くちびるのふち、口角、下あごの毛の生えぎわ。食べかすやよだれも、ここで上から来たものと一緒になります。同じスキンケアミストのコットンを新しい面に替えて、口角から下あごへ、やはり上から下へ拭き下ろします。猫の場合は、食事のあとに本人がひと通りなめ終えるのを待って、そのあとに残った分だけを拭けば足ります。ここは流れの終点なので、拭き終えたコットンを持って上へ戻ることはありません。
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5段目|鼻の表面は、拭かずに通り過ぎる
鼻の頭の、毛の生えていない面は、どの段にも入れません。その子が自分の舌で湿らせている面で、涙の流れの外にあるからです。ここを拭く段として数えてしまうと、1回ごとに顔の真ん中へ手が入ることになり、嫌がられる理由が1つ増えます。泥や食べかすがはっきり付いている日だけ、下流で使っているコットンの角をそっと当てて、すぐ離します。
| 段 | 場所 | 使ったものが入る先 | 使うもの | 手の向き |
|---|---|---|---|---|
| 1段目(上流) | 目のふち | 目 | 涙やけクリーナー 01→02 | 目尻から目頭へ |
| 2段目(中流) | 目頭から鼻の横 | 目(まだ近い) | 02のコットンの続き | 上から下へ1回 |
| 3段目(下流) | 鼻の穴のふち・鼻の下 | 口 | スキンケアミスト | 外側へ・上から下へ |
| 4段目(下流) | 口のまわり | 口 | スキンケアミスト(面を替える) | 口角から下あごへ |
| 5段目(流れの外) | 鼻の表面 | ― | 使わない | 通り過ぎる |
| まとめると | 目に近い2段と、舌が届く2段 | 目か口かで分かれる | 持ち替えは1回だけ | 上へは戻らない |
上流に置くものに求められる条件は、実は1つではありません。目のふちで使ったものは、目に入るだけでなく、涙と一緒に中流を下って、最後は下流の口のまわりまで流れていきます。目に入ったときの刺激を調べる眼刺激性試験と、口に入るものの目安になる清涼飲料水の規格基準。涙やけクリーナーはこの2つの両方を日本食品分析センターの試験で確かめていて、mofuwa の中で両方を持っているのはこの2本組だけです。流れの始まりに置くものとして、上流から下流までのどこへ流れても困らない、という条件をそのまま満たしています。01と02に分かれているのは、目のまわりに残るものが、落としたい脂と、整えておきたい湿りの2種類あるからです。
下流のスキンケアミストも、選ぶ理由は流れの側から決まります。下流は、上から流れてきたものも、そこで使ったものも、最後はその子の舌が口の中へ運ぶ場所です。ここで使うものは、舐めても問題がないことが最初の条件になります。スキンケアミストは、この条件から設計が始まっていて、中身は高機能性電解酸化水だけ。塗ってもすぐ舐め取られてしまう鼻の下や口角のような場所でも、下流の行き着く先が口であることを織り込んでつくってあるので、そのまま使えます。成分の性質上、わずかに塩素のようなにおいがすることがあり、製品の異常ではないと案内されています。鼻のすぐ下で使うものなので、顔から離れた場所でコットンに吹いてから近づけると、目に霧を入れずに済み、鼻先で急ににおいを立てることもありません。
上へ戻る手が目と鼻のケアを崩す|毎日続けるときにつまずく3つの動き
5段の手順を毎日くり返していて崩れるのは、たいてい手が上へ戻ったときです。戻る手は、どれもその日の都合から生まれます。よくある3つを、戻し方と一緒に並べます。
| つまずく動き | 起きていること | 戻し方 |
|---|---|---|
| 食後に口から拭き始めて、そのまま目へ上がる | スキンケアミストのコットンが目のふちへ近づく | 食後は下流の2段だけで終える。上流は次の機会に1段目から |
| コットンを往復させる | ゆるんだ固まりが目頭のほうへ押し戻される | 1回ごとに面を替え、下へ引くだけにする |
| 鼻の表面まで拭く | 流れの外の面に手が入り、顔の真ん中で嫌がられる | 鼻の頭は通り過ぎる。付いたものだけ角で押さえる |
いちばん起きやすいのは1行目です。ごはんのあとは口のまわりの汚れが目に入るので、手は自然に下流から始まります。拭いているうちに目頭の固まりにも気づいて、そのまま上へ。このとき手に持っているのは、下流のためのスキンケアミストのコットンです。スキンケアミストは目の中に入れない、という決まりは、この一続きの動きの中でいちばん破られやすくなります。食後は下流だけで終える、と最初から決めておけば、この動きそのものが起きません。
2行目の往復も、急いでいる日に出ます。1回で取れない固まりを、コットンを前後に動かして取ろうとすると、下へ引いた分と同じだけ上へも押しています。中流の固まりは、湿った面を当てて待つ時間のほうが、動かす回数よりも取れ方を左右します。待っても取れない日は取らずに終えて、次に1段目から通したときにもう一度当てれば足ります。被毛の根元に固まりが残っていても、翌日には上から来る02でまたゆるみます。
毎日上から下へ同じ順で通していると、流れてくるものの変化に、同じ場所で気づけるようになります。片方の目からだけ流れる量が急に増えた、目を細めたまま開けにくそうにしている、鼻から出るものが黄色や緑色になった、あるいは片側の鼻からだけ出続けている。こうした変化が出たときは、5段を続ける前に動物病院にかかってください。鼻の表面にひび割れやかさぶたができている場合も同じです。いつから、どちら側で、どの段で何を見たか。上流から同じ順で通していると、この3つをそのまま伝えられます。
上流に何か出た日だけ上から通す|目と鼻のケアの頻度を流れで決める
目と鼻のケアの頻度は、1日何回と数を決めるより、その日どの段に何が出たかで決めるほうが、流れの考え方と合います。上流に何か出た日は1段目から4段目まで通し、下流だけが汚れた場面では、下流の2段だけで終えます。始める段が変わるだけで、向きはいつも同じです。毎日のケアは、この切り替えだけで回ります。
| 場面 | 出ているもの | 始める段 | 終える段 |
|---|---|---|---|
| 寝起き | 目のふち・目頭の固まり | 1段目 | 4段目 |
| 風の強い日や、ほこりの多い場所のあと | 目のふちの湿りと、中流の筋 | 1段目 | 4段目 |
| 散歩から帰ったあと | 鼻の下の土や草のかけら | 3段目 | 4段目 |
| ごはんのあと | 口のまわりの食べかすとよだれ | 4段目 | 4段目 |
| まとめると | 上流に出たら全部、下流だけなら下流だけ | 出ている段のいちばん上 | いつも4段目 |
表のとおり、1段目から始める日は、たいてい寝起きです。眠っているあいだに目のふちにたまったものが、朝いちばんに上流で見つかります。ごはんのあとの口のまわりは1日に何度もやってきますが、どれも4段目だけで済みます。涙やけクリーナーを使う回数をあらかじめ決めておかなくても、上流に何か出た日に使う、という形で自然に決まっていきます。スキンケアミストは下流の場面が来るたびに使っていけますが、そのときも目より上へは持っていきません。皮膚の薄い目のまわりに、1日に何度も手が入らない組み方でもあります。
洗面台の鏡の前に置くなら、涙やけクリーナーを上の段、スキンケアミストを下の段に。棚の上下が顔の上流と下流に対応していると、持ち替えの順番で迷いません。コットンは2つの段のあいだに置き、持ち替えるときに新しいものを1枚取ります。1本しか使っていない家なら、足す1本を、いま使っている1本の上に置くか下に置くかで考えると、どちらを足すべきかも見えてきます。
明日の朝も、洗面所の明かりの下で目頭の筋を見つけたら、上の段のコットンから始めてください。同じ向きで通すことを続けていると、どの段から始める日が多いのかが、その子ごとに見えてきます。それが分かれば、目と鼻まわりのセットのうち、どちらを手前に置けばいいかも決まります。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- スキンケアミストを目のまわりにも使っていいですか?
- 目の中には入れないでください。スキンケアミストは舐める場所に使えるように設計されたもので、この記事の組み方では、舌が届く鼻の下から下の2段を受け持たせています。目のふちから鼻の横までの上流と中流は、目に入る前提で確かめてある涙やけクリーナーに任せます。どちらのボトルも顔に向けず、目より低い位置でコットンに取ってから近づけると、霧やしずくが目のほうへ飛びません。
- 猫も同じ順番で拭いていいですか?
- 順番は同じで大丈夫です。涙が上から下へ伝うのは、犬も猫も変わりません。猫は顔が小さく、目頭から口までの距離が短いので、中流の2段目はほんの1センチほどで終わることもあります。持ち替えの位置が目に近くなるぶん、2段目を終えたら手をいったん顔から離し、それからスキンケアミストのコットンを持ってください。口のまわりは毛づくろいで本人が整えるので、4段目は残った分を拭くだけにします。
- 鼻の穴のまわりに固まりがあるときは、どうすればいいですか?
- スキンケアミストで湿らせたコットンを当てて、固まりがゆるむまで少し待ち、鼻の穴から外側へ向けて引いてください。穴の中へ押し込む向きには動かしません。取れなければその日は無理をせず、次の3段目でまた当てれば十分です。片側の鼻からだけ固まりが続く、色が黄色や緑に変わってきた、というときは、拭き方を工夫するより先に、その鼻を獣医師に見せてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
