C09シーン別・暮らし

賃貸でにおいが気になる人がいっしょに寝るで困ること、その手当て

公開日 2025年3月29日|文=mofuwa編集部

明るい寝室で、淡い色のシーツの上に落ち着いて伏せている淡い色の犬
寝室は、一日のうちでいちばん長くドアが閉まっている部屋です。写真:Jessika Arraes/Pexels

2月の朝、寝室のドアを開けた瞬間だけ、廊下の空気とはっきり違うのが分かりました。居間も台所も、鼻を近づけて確かめましたが、同じようには感じません。においが残っているのは寝室だけでした。ペットと一緒に寝るようになって半年、部屋のあちこちを順番に拭いてきましたが、いちばん強い場所を1か所に絞れたのは、この朝が最初です。住んでいるのは賃貸の1LDKで、寝室には窓が1つしかありません。においが部屋の側に残ることを気にしている人にとって、賃貸の寝室は家の中でいちばん条件のそろった部屋です。この記事では、賃貸でペットと一緒に寝ている人がつまずく場所を、7つの問答に分けて書きます。答えのうち1つは「毎日やらなくていいこと」です。

家の中で寝室のにおいだけが強いのは、賃貸の間取りと関係がありますか

答えから書きます。関係があります。ただし効いているのは部屋の広さではなく、ドアが閉まっている時間と、窓の数のほうです。賃貸の1LDKや2DKでは、寝室が1面採光になっている間取りがほとんどです。窓が1つしかない部屋は、空気の入口と出口が同じ場所にあるので、開けても風の通り道ができません。開けた窓のすぐ手前だけが入れ替わって、部屋の奥は動かないままになります。

家の中のほかの部屋を思い出してみてください。居間は人がいるあいだドアが開いています。台所は火を使うたびに換気扇が回ります。浴室と洗面所にも換気扇があり、24時間回している家も少なくありません。玄関は毎日開きます。寝室だけが、夜は閉じ、昼も閉じたままです。賃貸でペットと一緒に寝ている家で、寝室のにおいだけが強く感じられるのは、その子が特別ににおうからではありません。その部屋の空気だけが、一日を通してほとんど入れ替わっていないからです。

部屋ごとに、空気が入れ替わる機会がいくつあるか
部屋空気が入れ替わる機会1日にドアが開く回数の目安
玄関人の出入りのたびに全開になる4〜10回
台所換気扇。調理のたびに回る3〜6回
浴室・洗面所換気扇。回しっぱなしの家も多い常時
居間人がいるあいだ、ドアが開いている常時
廊下両側の部屋のドアが開くたびに動く10回以上
寝室朝と夜、人が出入りするときだけ2〜4回

ここに、ペットと一緒に寝るという条件が乗ります。犬や猫の体温は人より高いので、布団の中の温度と湿度は、人だけで寝ているときより上がります。皮脂は温度が上がると布のほうへ移りやすくなり、湿りが残ったままだと雑菌が増えやすい条件になります。においの出どころが急に増えたわけではありません。条件のそろった場所が、いちばん閉じた部屋の中にできている、という形です。賃貸の間取りは、その1点だけに効いています。

Note賃貸のにおいは、強さではなく時間で測ると見当がつきます

「うちはにおうほうなのか」を強さで考えると、比べる相手がいないので答えが出ません。そのかわり、部屋ごとに『閉じている時間』を数えると、すぐに順位がつきます。寝室が1位になる家がほとんどで、賃貸ならなおさらです。ペットと一緒に寝ているかどうかは、その1位の部屋に何時間ぶんが足されるか、という話になります。においを消す手を考える前に、順位のほうを先に出してください。

ペットと一緒に寝るとは、部屋にとって何時間ぶんのことですか

ひと晩でおよそ8時間ぶんです。人がその部屋で8時間呼吸し、その子も同じ部屋で8時間過ごします。そのあいだ、ドアは閉まっていて、窓も閉まっています。ペットと一緒に寝るというのは、体の距離が近いという意味だけではありません。部屋の側から見ると、同じ空気を8時間ぶん共有するという意味を持っています。

月に直すと240時間です。1年では2,900時間を超えます。居間でその子と一緒に過ごしている時間を足し上げても、ここまでにはならない家が多いはずです。しかも居間の時間は、ドアが開いた状態で積み上がります。同じ長さの時間でも、閉じた部屋で積み上がったぶんだけが、においとして部屋に残ります。賃貸で気にしている「部屋の側に残る」というのは、この差のことです。

1日のうち、ドアも窓も閉じたままの時間 同じ家の中でも、部屋によって閉じている時間はまったく違います。寝室だけが桁ちがいに長くなります。 寝室 約14時間 洗面所 約8時間 居間 約3時間 台所 約2時間
時間はおおよその目安です。共働きで日中に人がいない家では、どの部屋も長くなります。

賃貸の寝室では、閉じている時間がさらに伸びる条件がそろいがちです。下に並べたものは、どれも住んでいる人の落ち度ではなく、部屋の作りの側の条件です。

だから、賃貸でにおいが気になっている人が最初にやることは、拭くことでも洗うことでもありません。寝室のドアが、一日のうち何時間閉まっているかを数えることです。数えると、手を入れる場所が「その子」から「その部屋」へ移ります。ペットと一緒に寝ることをやめずに、賃貸のままでにおいを動かせるのは、この移し替えができたときです。

朝いちばんの一呼吸を、その日の基準にしていいのか知りたいです

使えます。むしろ、賃貸の家で唯一きちんと測れるのがここです。ただし、条件を2つ固定してください。ドアを開ける前にいったん外の空気を吸うこと、そして毎日おなじ位置で嗅ぐことです。この2つがないと、日によって鼻の側が違ってしまい、比べられません。

目が覚めた瞬間に嗅いでも意味がないのは、8時間その空気の中にいた鼻が、すでにその部屋に慣れているからです。同じ場所に長くいるほど、そこのにおいは背景になって意識に上がらなくなります。ペットと一緒に寝ている人は、この順応がいちばん深いところまで進んでいます。自分の鼻をいったん外に出して、戻ってくる。それだけで測定器になります。

  1. 目が覚めたら、ドアを閉めたまま寝室を出る

    起き上がってすぐ、まず部屋を出てください。このときドアは開けっぱなしにしないこと。開けたまま出ると、廊下の空気と混ざってしまい、測るものが無くなります。賃貸の間取りだと廊下が短いので、洗面所まで行くほうが確実です。

  2. 洗面所か玄関で、1分だけ過ごす

    顔を洗う、水を飲む、玄関の外の空気を10秒吸う。何でもかまいません。1分あれば、鼻は寝室のにおいから離れます。2分でも3分でも構いませんが、長く空けるほど朝の支度に飲み込まれるので、1分と決めておくほうが続きます。

  3. ドアを開けて、最初の一呼吸だけを数える

    開けた直後の一呼吸です。二呼吸目にはもう慣れが始まります。強い・いつもどおり・弱いの3段階だけで足ります。数値も言葉も要りません。ペットと一緒に寝る家では、この3段階が唯一つながっている記録になります。

  4. 数えたら、そのまま換気に移る

    測ってから開ける。この順番を守ると、測定と手当てが1つの動作になって忘れません。記録は日付と3段階だけ、1行で。賃貸のにおいは1日では動かないので、意味が出てくるのは2週間ぶんたまってからです。

2週間続けると、強い日が固まって出ることに気づきます。雨の翌日、暖房を朝までつけた日、その子が布団の中に潜り込んで寝た日。賃貸の寝室のにおいは、日ごとにでたらめに動いているのではなく、条件で動いています。条件が分かれば、手を入れる日を選べるようになります。毎日やらずに済むのは、ここが分かってからです。

Point測るのは寝室だけでいい

居間も廊下も測りたくなりますが、1か所に絞ってください。ほかの部屋はドアが開いているので、日によって条件が変わり、記録が使えません。ペットと一緒に寝る家で、8時間閉じた直後・毎日おなじ時刻・おなじ位置という条件がそろうのは寝室だけです。家じゅうのにおいを毎日記録するのようなやり方は、3日で止まります。

布団を干せば、寝室のにおいは片づきますか

半分は片づきます。残りの半分は、部屋の側に残ります。干して動くのは、布団そのものが抱えていた湿りです。ペットと一緒に寝る家では、ここがいちばん大きい塊なので、干す価値はあります。ただし、寝室のにおいは布団だけから出ているわけではありません。

布団を干して動くものと、干しても動かないもの
対象そのままにするとどうなるか
動く掛け布団と敷き布団の湿り干せば軽くなり、翌朝の一呼吸が明らかに変わります
動く枕とシーツに移った皮脂の一部洗えばさらに動きますが、干すだけでも変わります
動かないカーテン窓に近く、面積が広い。半年替えていない家が多い場所です
動かないベッド脇のラグその子が降りて最初に触れる面。毛と皮脂が集まります
動かないマットレスの内側干せません。カバーを替えるほうで対応します
動かない入れ替わっていない空気そのもの干している数時間、部屋を開けているかどうかで決まります

賃貸のベランダは、干せる条件が限られていることがあります。奥行きが狭い、北向きで日が2時間しか当たらない、上階のベランダが屋根になっていて陽が入らない。週に1回干す前提で計画を立てると、たいてい月に2回もできません。できないことを前提に組むほうが、結果として続きます。

そこで、頻度で解こうとするのをやめます。ペットと一緒に寝る賃貸の家で、週に一度きちんと動かすべきなのは布ではありません。週に一度動かすのは、その部屋のドアを開けている時間のほうです。休みの日に、寝室のドアと窓を2時間開けたままにする。布団を干すかどうかは、そのついでで構いません。干せた日は得をした、くらいの位置づけにしておくと、干せない週に落ち込まずに済みます。

もう1つ、干し方で変わる点があります。取り込むときに、寝室の窓を閉めたまま入れると、外の湿りごと閉じ込めることになります。取り込む前に、先に寝室を開けておく。順番を入れ替えるだけで、干したぶんが翌朝まで残ります。賃貸の寝室は空気が動かないので、こういう順番の差がそのまま出ます。

賃貸だから寝室に入れないほうがいい、という疑問について

やめる必要はありません。やめても、家全体のにおいの総量は変わらないためです。その子が寝室に入らなくなれば、そのぶんの8時間は居間かどこかで積み上がります。居間はドアが開いているので、濃さは下がります。そのかわり、家じゅうに薄く広がります。

つまり、この疑問の中身は「においを減らすか」ではありません。1部屋に集めるか、家じゅうに薄く広げるかの選択です。賃貸で気にしているのが「部屋の側に残ること」なら、集まっているほうが手当てしやすい。手を入れる場所が1か所に決まり、効いたかどうかも1か所で分かります。散らばると、どこを拭いても変化が読めません。

寝室に入れる場合と、入れない場合で何が変わるか
寝室に入れて一緒に寝る寝室に入れない
においの濃さ寝室だけが濃くなる家全体がうすく上がる
手を入れる場所1部屋に決まる居間・廊下・その子の寝床に分散する
変化の読みやすさ朝の一呼吸で毎日測れる測る場所が定まらない
換気の手間朝20分を寝室に集中できる居間の換気は人がいる時間と重なる
その子の側居場所が変わらない夜だけ場所が変わり、落ち着くまで時間がかかる子もいる
人の側毛と皮脂が寝具に乗る寝具は楽になるが、居間のソファに移る
Point判断の条件は、1つだけで足ります

決め手は「昼にそのドアを開けられるかどうか」です。日中に誰かが家にいて、寝室のドアと窓を1時間でも開けられるなら、ペットと一緒に寝るままで構いません。一日じゅう不在で、帰宅後もドアを開けない生活なら、寝る場所を居間側に移す選択肢が出てきます。においの強さで決めようとすると、比べる相手がいないので決まりません。開けられるかどうかなら、今日の生活からすぐ答えが出ます。

もう1つ付け加えると、寝室のにおいの一部は人の側から出ています。8時間そこで呼吸し、寝汗をかき、同じ枕を使っています。ペットと一緒に寝るのをやめても、その部屋は閉じたままです。賃貸の寝室が家の中でいちばん条件がそろっているという事実は、その子がいてもいなくても変わりません。やめる・やめないの前に、部屋の側の条件を1つ動かすほうが、結果として早く楽になります。

夜のあいだ、寝室の窓を開けたままにして大丈夫ですか

夜通し開ける必要はありません。効くのは夜ではなく、朝、部屋が空になった直後の20分です。人とその子がその部屋にいるあいだは、出続けています。出ているそばから薄めようとするより、出終わってから一度に入れ替えるほうが、少ない手間で同じところへ届きます。

賃貸の寝室で窓が1つしかない場合、窓だけ開けても空気はほとんど動きません。ここでやることは決まっています。ドアを全開にして、家の反対側にある窓か玄関を少し開ける。これで、部屋の入口と出口が別々になります。サーキュレーターがあるなら、寝室の中に向けるのではなく、廊下へ向けて置いてください。押し出す側に置くほうが、部屋の奥の空気が動きます。

朝の20分で、どこまで動くか
経過動くもの残るもの
0〜5分布団の上の暖かい空気布に含まれた湿り
5〜10分部屋の中ほどの空気カーテンとラグに移ったぶん
10〜20分部屋の奥と、家具の裏の空気マットレスの内側
20分以降ほとんど変わらない布の側は換気では動きません

表のとおり、20分を超えるとあまり変わりません。だから朝は20分で切ってよく、そのぶん毎日続けるほうが効きます。ペットと一緒に寝ている賃貸の家で、いちばん費用対効果が高いのがこの20分です。出勤前に開けて、出るときに閉める。それだけで、閉じている時間が14時間から13時間台に下がります。数字にすると小さく見えますが、朝の一呼吸ではっきり分かります。

夜に開けっぱなしにしないほうがよい理由も書いておきます。気温が下がる時期は人もその子も冷えます。網戸だけの状態で人が寝てしまうと、その子が窓辺に上がったときに気づけません。夜は閉めておいて、朝に一気に入れ替える。この形なら、賃貸の窓が1つでも回ります。どうしても夜に開けたいなら、寝る前の30分だけにして、就寝時には閉めてください。

換気と拭き取りのうち、やらなくていいのはどちらですか

毎日やらなくていいのは、拭き取りのほうです。毎日やるのは朝の換気だけで足ります。ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。ペットと一緒に寝ている賃貸の家では、拭く回数を増やすほうへ手が伸びがちですが、寝室のにおいの大半は、入れ替わっていない空気と、そこに何日も置かれた布の側にあります。

毎日その子の全身を拭いても、ドアが閉まっている14時間は1分も減りません。逆に、朝の20分を毎日入れると、閉じている時間そのものが減ります。手を入れる先が違うので、同じ「毎日」でも効き方が変わります。拭き取りは週に2回、場所を1か所に決めるだけで足ります。

賃貸の寝室で、頻度をどう割り振るか
頻度やることそう決める理由
毎日起きたら20分、寝室のドアと窓を開ける閉じている時間そのものを短くできる唯一の手です
毎日寝室に置いている水の器と食器を洗って入れ替える枕元の器は見落とされがちで、においの出どころになります
週に2回背中から尾のつけ根まで一往復と、帰宅後の足の裏皮脂がいちばん多い面と、外から運ばれた面の2か所です
週に1回シーツと枕カバーを替える洗える布のうち、いちばん長く肌に当たっている面です
月に1回カーテンを洗う。ベッド脇のラグを外に出す面積が広く、半年動かしていない家が多い場所です
やらなくていい毎日、その子の全身を拭くこと閉じている時間が変わらないので、手だけが増えます
やらなくていい寝室に香りのするものを置くこと空気が動かない部屋では、香りのほうがこもります

週2回の拭き取りは、ぬるま湯で固く絞った布を一往復させれば足ります。背中から尾のつけ根まで、帰宅後は足の裏を片足ずつ。抱き上げず、立たせたままで1分あれば終わります。手を足すとしたら、拭き取りの回数ではなく、洗う日のほうです。寝具に移っていくものは、その子の体の表面から来ています。においが気になると洗う間隔を詰めたくなりますが、必要な皮脂まで落とせば、体はそのぶんを戻そうとします。洗った2日後から朝の3段階が上がりはじめる家は、たいていここで回っています。mofuwa モイストシャンプーが変えているのは、洗浄成分の側ではなく、シャンプーの大半を占める水のほうです。原料の水に特許を取った電解水(特許5253483)を使っていて、この水そのものに洗浄の働きがあるので、洗浄成分を増やさなくても泡が立ちます。回数ではなく、1回で落とす量のほうを決めてある作りです。洗う日は、朝の20分を確保できる日に合わせてください。洗った翌朝の一呼吸は、2週間の記録の中でいちばん比べる値打ちのある1日になります。

Note「毎日やらなくていい」は、手を抜く話ではありません

毎日やることを1つに絞ると、その1つが実際に毎日実行されます。朝の20分と、器の入れ替え。この2つは、眠くても、遅刻しそうでも、20秒あれば始められます。逆に、毎日5つ並べた計画は、3日目に全部が止まります。賃貸でにおいが気になっている人ほど、やることを足す方向へ動きますが、続かなかった週の翌週にはにおいが戻ります。ペットと一緒に寝る暮らしは何年も続くので、続く形かどうかで選んでください。

7つの答えを、寝室のドアが閉まっている時間の順に並べ直す

最後に、ここまでの答えを部屋の時間軸に並べ直します。ペットと一緒に寝る賃貸の家で動かせるのは、その子の側ではなく、寝室のドアが閉まっている14時間のうち、どこを削るかです。下の表は、やることを増やすためではなく、入る場所がないものを落とすための表です。

寝室が閉じている時間の中で、いつ何をするか
時刻部屋の状態やること
就寝〜起床閉じている(約8時間)何もしません。ここは測るためのまとまった時間です
起きた直後まだ閉じているドアを閉めたまま部屋を出て、洗面所で1分
1分後開ける直前ドアを開けて、最初の一呼吸を3段階で記録
記録の直後開けるドアを全開、窓を開け、反対側も少し開ける
20分後閉める出かける前に閉める。20分を超えても大きくは変わりません
日中閉じている(約6時間)在宅の日は、昼にもう一度だけ開ける
帰宅後開ける足の裏を拭く。週2回のうちの1回をここに置きます
就寝前閉じる水の器を入れ替える。香りのするものは置かない

この表に入らなかったものが、落としていいものです。毎日の全身の拭き取り、毎日のシーツ交換、夜通しの換気、寝室に置く芳香。やる価値がないから落とすのではなく、入る時刻がないから落とす、という決め方をしてください。賃貸でにおいが気になるという条件は、努力の量ではなく、部屋が開いている時間の数で決まります。

2週間ぶんの記録がたまると、最後に残る疑問はたいてい1つになります。「この強さは、部屋のせいなのか、その子の側で何か変わったのか」。切り分け方は単純で、同じ手当てを続けて、3日で3段階が元へ戻るかどうかです。戻るなら部屋の条件です。戻らない、あるいは日ごとに上がっていくなら、部屋の話ではありません。ペットと一緒に寝ている人は距離が近いぶん、この変化にいちばん早く気づける位置にいます。

Caution3日で戻らないときは、動物病院にご相談ください

換気と拭き取りを続けても、においが日ごとに強くなる、特定の一か所だけが強い、拭いた半日後には戻る、耳を振る回数が増えた、同じ場所をなめ続けている、地肌が赤い、フケが増えた、食欲が落ちている。こうした変化が重なっているときは、拭き取りの回数を増やす前に動物病院にご相談ください。賃貸の寝室は空気が動かないぶん、体の側の変化がにおいとして早く現れます。朝の3段階の記録を2週間ぶん持っていくと、いつから変わったかをその場で説明できます。ペットと一緒に寝ている人にしか取れない記録なので、捨てずに残しておいてください。

最後に、毎日やることだけをもう一度置いておきます。起きたらドアを閉めたまま部屋を出て、1分おいて戻り、最初の一呼吸を3段階で書いて、そのまま20分開ける。それと、枕元の器を入れ替えること。この2つは、寝坊した朝でも20秒あれば始められます。2週間ぶんたまると、強い日が条件で並んでいることが見えてきます。半年ぶんたまると、季節ごとにその部屋が何時間閉じているかまで分かるようになります。賃貸の間取りは変えられませんが、閉じている時間の長さだけは、明日の朝から動かせます。

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本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。