C03使い方・お手入れ手順
真夏のケア手順
真夏の朝5時40分に帰ってきたその子は、水皿の前で52秒だけ止まり、飲み終わると玄関のたたきに伏せて動かなくなりました。夏のケア手順が途中で切れるのは、この止まっている秒数を数えていないからです。立っているあいだに背中まで済ませるつもりで組んだ順番は、帰ってきた時点で行き先を失います。数えるのは、水皿の前の秒数だけです。20秒の日に背中まで行こうとすると、足先の1本目で立ち上がられて、翌日はたたきで伏せてくれなくなります。
水皿の前で何秒止まっているか|夏のケア手順と頻度を決める前提
真夏のケアで最初に決めるのは、手順の中身よりも、その日に体が止まっている秒数です。春や秋なら、帰ってきたその子は玄関で立ったまま、こちらが道具を取りに行くくらいは待ってくれます。真夏の朝は違って、リードを外した瞬間に水皿へ歩き、飲み終わるとそのまま床に伏せます。立っている時間を前提に組んだ手順は、この時点で置き場所がなくなります。夏のケア手順は、水皿の前で止まっていた秒数を物差しにして、届く範囲のほうを先に削ります。
数え方は決まっています。リードを外したところから、飲み終わって顔を上げるまでを、頭のなかで数えるだけです。3日ぶん数えて、真ん中の数字をその週の基準にします。20秒台で切り上げる子もいますし、60秒を超えて飲み続ける子もいます。同じ子でも、アスファルトの上を歩いた距離が長い日は伸びます。この秒数は、その日の外の暑さと、その子の体の側の事情が、いちばん早く数字になって出てくるところです。
| 水皿の前の秒数 | その日にふれる場所 | その日はやらないこと |
|---|---|---|
| 20秒まで | 足先の4本だけ | おなかと背中へは回らない |
| 40秒前後 | 足先の4本と内もも | ブラシは背中の1面だけ |
| 60秒以上 | 足先・内もも・おなか・背中 | 首から先は翌日に残す |
| 数えられなかった日 | 前足の2本だけ | 範囲を増やさない |
ここで手に持つのが mofuwa グルーミングスプレーです。犬も猫も体から脂を出すので、昨日きれいにした被毛が今日また汚れます。真夏はそこへ散歩の土ぼこりと、アスファルトからの熱が足先に乗ります。毎日シャンプーに入れるわけにはいきませんし、サロンの予約も毎日は取れません。吹きかけてブラシを通すだけで済む形なので、夏のケアの頻度は、散歩から帰ってくる回数にそのまま合わせられます。中身は電解水で、なめても差し支えない水として検査を通しています。足先を1本ずつ湿らせるくらい使っても、使った量を数えずに済みます。
真夏だからといって、頻度のほうを落とす理由はほとんどありません。減らすのは頻度ではなく、1回の範囲です。1日2回の散歩なら2回、夕方だけの日は1回。回数はそのままにして、20秒の日は足先で切り上げます。皮膚の側から見ると、届かない場所が1日空くことよりも、途中で立ち上がられて同じ場所を何度も追いかけることのほうが、こすれる回数が増えて負担になります。
置く・数える・足先から上へ・ブラシ・風の来ない場所|夏のケアの順番
手順は5つです。出かける前にたたきへ1本とブラシを置き、水を飲んでいる秒数は触らずに数え、飲み終わったら足先から上へ、最後にブラシを1面通して、風の当たらない場所へ自分で移ってもらいます。順番は下から上で固定します。夏のケアの順番を上から下へ組み替えると、足先に届く前に秒数が終わります。
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1|出かける前に、たたきへ1本とブラシを置いておく
帰ってきた手は、リードと水のボトルで埋まっています。棚まで取りに行く十数秒は、そのまま秒数から引かれます。置き場所は、靴を脱ぐ位置から手が届く床の上。真夏のあいだは片づけずに、置いたままにしておきます。
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2|水皿の前の秒数は、触らずに数えるだけ
飲んでいるあいだに手を出すと、顔を上げて水皿から離れます。その日の秒数はそこで止まり、数字も残りません。飲み終わって顔を上げるまで、こちらは数えることしかしません。
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3|足先の4本を、前足から順に
伏せた姿勢のまま、前足の1本目から始めます。アスファルトに触れていた場所なので、土ぼこりと脂が混ざって残っています。手のひらに取ってから包むように当てると、噴く音で立ち上がられずに済みます。
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4|内ももとおなかは、体をひねらせずに届く分だけ
伏せている体の下側は、持ち上げようとした時点で秒数が一気に減ります。上から手を入れて届く範囲だけにして、届かなかった場所は翌日へ回します。
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5|ブラシは背中の1面だけ通して、風の来ない場所へ
乾いた毛にブラシを通すと毛が浮いて指に絡みます。先に湿らせた面から通せば、静電気の起きにくい状態で梳かせます。そのあとは、エアコンの吹き出し口の真下ではない場所へ、自分で歩いて移れるようにしておきます。
この1本を先に通してからブラシへ持ち替えるのは、逆にすると毛の側が先に乱れるからです。真夏の被毛は、アスファルトの熱で毛先だけが乾き、根元に脂が残った状態になりやすい。乾いた毛先からブラシを入れると、絡んだ場所で引っぱることになり、その一瞬で秒数が終わります。mofuwa グルーミングスプレーは、余分な皮脂や油と電解水がなじんで乳化する作りなので、ひとなでの量でも手のひらに汚れが移ってきます(アルカリ電解水と油の乳化/自社資料)。手のひらの汚れの量が、その日どこまで届いたかの記録にもなります。
猫では、秒数の削られ方が犬と違います。飲んでいる途中でも、ノズルを押したときの音のほうに反応して、水皿から離れてしまう子がいます。猫用 mofuwa グルーミングウォーターは、音を嫌がるという飼い主の声を受けて、容器のほうを霧の出ない形へ替えた1本です。中身は変えていないので、数える秒数も、足先から上へという順番も、そのまま使えます。音の段が1つ減るだけで、40秒だった子が60秒側へ移ることがあります。
真夏は散歩の時刻が、朝5時台と夜8時以降へ寄ります。手順を回す時刻も一緒にずれるので、記録の比べ方には決まりが要ります。秒数は、同じ時刻の帰宅どうしで比べてください。朝と夜を混ぜて数えると、外の暑さの差がそのまま秒数に出て、その子の側の変化が読めなくなります。紙は1枚で足ります。日付、朝か夜か、秒数、その日ふれた場所の名前だけを書きます。
秒数が短くなった日に何が起きているか|夏のケアのコツは範囲を先に削ること
秒数は毎日同じではありません。短くなった日をたどると、たいていこちら側が水を飲む前に手を出しています。夏のケアのコツは、届く範囲を先に削っておくことで、削るかどうかをその場で迷わない形にしておくことです。迷った数秒のあいだに、その子は立ち上がります。
- 飲んでいるあいだに足先へ手を伸ばす:数えるはずだった秒数を、こちらが削っています。前足へ手が届く位置に座ってしまうと、我慢がきかなくなります。水皿から1メートル離れた床に、道具ごと座って待ちます
- エアコンの部屋へ抱いて移す:抱き上げた時点で、伏せ直すまでの時間はもう戻りません。移ってほしい場所に先に水皿を置いておけば、その子は自分で歩いていきます
- 後ろ足の1本から始める:後ろ足は、体をひねらせないと届きません。ひねった姿勢のまま待てる子は少ないので、前足の2本で終われる日を先に作ります
短くなった秒数の戻し方にも決まりがあります。全部を最初からやり直すのではなく、範囲を1段下げて、同じ範囲を3日そのまま続けます。60秒まで届いていた子が30秒台に落ちたなら、戻る先は足先と内ももです。3日で秒数が元へ戻れば、外の暑さの側の話でした。戻らなければ、範囲の問題ではありません。
涼しくなって秒数が短くなる日もあります。8月の終わりの雨上がりや、朝の気温が下がった日です。この短くなり方は、足先に触れても引っこめないので区別がつきます。数字が下がったかどうかではなく、触れたときの動きがそろって出るかどうかで分けます。紙に横線を1本引いておけば、あとから見返したときに、暑さが抜けた日と、体の側が動いた日を混ぜずに読めます。
60秒台だった秒数が3日続けて30秒を切った/足先に触れた瞬間だけ足を引っこめる/前足のあいだを長くなめ続けている/毛をかき分けると地肌が赤く見え、さわると熱い/夜の散歩から帰ったあと、水皿の前で立っていられない。こうした短くなり方は、外の暑さの側だけでは説明がつかないことがあります。皮膚の側に理由があるときは、範囲をどれだけ削っても秒数は戻りません。数えた秒数と日付を書いた紙を持って、動物病院で体のほうを見てもらう日をつくってください。何秒だったものが何秒になったのか、どの足で引っこめるのかが、紙1枚でそのまま伝わります。
数えた秒数を9月へ渡す|夏のケアのやり方で残るのは数える習慣
夏のあいだに動くのは、手順の形ではなく秒数のほうです。同じ子の、同じ朝の帰宅で並べてみると、6月と8月で倍近く違います。範囲はその数字に合わせて勝手に決まるので、こちらが毎日考えることは減っていきます。
| 時期 | 水皿の前の秒数 | その日に届いた範囲 |
|---|---|---|
| 6月下旬 | 28秒 | 足先の4本と内もも |
| 7月中旬 | 46秒 | 足先・内もも・おなか |
| 8月上旬 | 61秒 | 背中まで1面 |
| 8月下旬 | 38秒 | 足先と内もも |
| 9月上旬 | 24秒 | 足先の4本だけ |
8月下旬から9月にかけて数字が下がっていくのは、暑さが抜けて飲む量が減ったからです。ここで範囲を縮めても、届かない場所が増えるわけではありません。秋は立ったまま待ってくれる時間が戻るので、水皿の前ではなく、玄関で立っている時間のほうを数え直します。物差しが入れ替わるだけで、毎日の形は変わりません。
1か月続けた紙を見返すと、秒数の平均より、ふれた場所の名前の数のほうが増えています。足先4本しか書いていなかった6月に対して、8月は内ももとおなかが並びます。夏のケアのやり方として残るのは、この紙のつけ方です。手順の5段はどの季節でも同じなので、覚え直すものはありません。
今夜は、玄関のたたきに1本とブラシを置いて、水を飲んでいる秒数を数えるところまでで足ります。紙は日付と秒数と、ふれた場所の名前だけ。数字が並びはじめると、来年の6月も同じ紙から始められます。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 水皿の前で20秒も止まりません。何も数えられないときはどうしますか。
- 数えられない日は、前足の2本だけで終わる日として扱います。数字が取れないのは記録の失敗ではなく、その日の条件がそう出ているということです。水皿の位置を玄関から1メートルほど離してみると、歩く距離のぶんだけ止まる時間が伸びる子がいます。飲み終わってすぐ別の部屋へ行ってしまう場合は、その部屋の入口に道具を置き替えます。真夏は、止まる場所のほうを動かすほうが早いことが多いです。
- 1日2回の散歩で、朝と夜の両方やっても多すぎませんか。
- 回数のほうは、散歩から帰ってくる回数に合わせてかまいません。中身は電解水で、なめても差し支えない水として検査を通しているので、量や回数を数えずに使えます。多すぎになるのは回数ではなく、1回の範囲です。朝に背中まで済ませて、夜もう一度背中を追いかけると、同じ場所をこする回数が2倍になります。朝は足先、夜は足先と内もも、というように、1回ごとに場所を分けてください。
- 秒数が毎日ばらばらで、基準の数字が決まりません。
- 3日ぶんの真ん中の数字を使い、1週間は動かさないでください。毎日その日の数字に合わせると、範囲が日替わりになって、その子の側で何が起きているのか読めなくなります。ばらつきの幅そのものも記録になります。20秒から60秒まで動く週は、散歩の距離か時刻が日ごとに違っていることが多いので、先に散歩の側をそろえます。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
