C03使い方・お手入れ手順

犬と猫を同じ日にケアする手順

公開日 2026年5月13日|文=mofuwa編集部

明るい部屋のクリーム色のラグの上で、離れた場所で静かにくつろぐ猫と小型犬
同じ日にやるという意味は、同じ時間にやるという意味ではありません。写真:Brett Jordan/Pexels

土曜の朝、猫をリビングの膝にのせて3分、そのあと廊下で犬にブラシを入れて6分。合計9分のあいだに、こちらが顔を上げて手を止めた回数は4回でした。犬と猫を同じ日にケアする手順は、道具をそろえるところからではなく、どちらを先にするかで決まります。数えるのは、この9分のあいだに手が止まった回数です。4回だった日は、翌日どちらか一方が飛びます。0回で終えられた日は、同じ日に2頭ぶんが毎日続きます。

呼べば来るほうを後ろに置く|犬と猫を同じ日にケアする順番の決め方

犬と猫を同じ日にケアするなら、猫が先です。理由は猫のほうが繊細だからではありません。犬は名前を呼べば来るので、順番の後ろに置いても待ち時間が消えます。猫は待たされた3分のあいだに場所を移すので、後ろに置くと探す時間が足されます。順番を決めているのは性格ではなく、呼んで戻ってくるかどうかです。

犬と猫を同じ日に並べるとき、後ろに置けるのはどちらか
見るところ犬猫順番への影響
呼んだときに来るか来る。待たせても戻る来ないことがある。場所を移す猫を後ろに置くと探す時間が入る
音が届いたときの動き音のほうへ来る音から離れて隠れる猫は静かなうちに済ませる
手についたにおい気にせず体を寄せる鼻先で確かめてから離れる猫を先にすれば、においが乗らない
1回にかかる時間6分(4か所を通す)3分(2か所で足りる)短いほうを先に置くと間が作れる
中断したあとの戻りその場で続けられるその日はもう戻らないことがある止まってよいのは犬の側だけ

3つ目の行が、同じ日にやるときだけ出てくる条件です。犬の毛にふれたあとの手には、犬の皮膚から出た脂のにおいが残ります。その手で猫の背中にふれると、猫は梳かされる前に鼻先で手を確かめ、確かめ終わると離れていきます。同じ日の順番を猫から始めるのは、こちらの手をいちばんきれいな状態で猫に回すためです。

犬と猫を同じ日にケアするときの、12分の並び 猫に3分、手を洗って道具を替える3分、犬に6分。猫を先に置くのは、静かなうちに終わらせるためと、こちらの手に犬のにおいが乗る前に回すためです。間の3分を削ると、犬のケア中に猫が戻ってきて手が止まります。 猫 3分 間 3分 犬 6分 手を洗う3分 音の届かない所へ 前半で止まると戻らない 猫が先に部屋を出る 呼び戻す3分が消える 0回で終えられた日の形 犬は呼べば来るので後ろ 紙には9と0の2つが残る
止まってよいのは後ろ半分だけ。前半で止まると、その日はもう戻りません。

同じ日にやるという言い方は、同じ時間にやるという意味ではありません。2頭を並べて座らせ、交互に手を出すと、片方を梳かしているあいだにもう一方が体を寄せてきます。そこで手が止まり、止まった回数がそのまま9分の外へはみ出していきます。同じ日のケアは、部屋を分けて順に通すほうが短く終わります。

紙に書くのは3つだけです。猫にかけた分数、犬にかけた分数、手が止まった回数。「3・6・0」で並んでいれば、犬と猫のケアはその日そろっています。止まった回数が3を超えた日は、翌日どちらか一方が飛ぶ前ぶれなので、部屋の分け方から見直します。

猫に3分、間に3分、犬に6分|犬と猫を同じ日にケアする手順

手順は5つです。犬を別の部屋に入れてドアを閉め、猫を膝で3分、手を洗ってブラシを替える3分、犬を呼んで立たせたまま6分、最後に紙へ3つの数字を書きます。順番を入れ替えず、間の3分を削らないことが条件になります。

  1. 1|犬を先に別の部屋へ入れ、ドアを閉める

    猫を呼ぶ前に犬を動かします。順番が逆だと、猫を膝にのせた状態で犬を移すことになり、そこで1回止まります。犬は行き先が分かっていれば静かに待てるので、水の器だけ先に置いておきます。ドアを閉めるまでを、ケアの1つ目として数えます。

  2. 2|猫を膝にのせ、mofuwa グルーミングスプレーで3分

    床に座り、猫を膝にのせて背中と腰の2か所だけ。毛の流れに沿って一方向に通します。中身は電解水で、舐めることを前提に組まれている1本なので、そのあと猫が毛づくろいを始めても量を数え直さずに済みます。猫は2か所で足ります。3か所目に手を伸ばした時点で3分を超え、犬の側の待ち時間が動きます。

  3. 3|手を洗い、ブラシを替える3分

    猫の毛がついた手のまま犬にふれると、犬は気にしませんが、翌日の順番が逆になったときに困ります。ブラシは2本用意して混ぜません。1本を兼用にすると、猫のブラシに犬の毛が残り、次の日に猫が鼻先で確かめる時間が増えます。この3分は休む時間ではなく、においを切る工程です。

  4. 4|犬を呼び、立たせたまま6分

    犬は座らせずに立たせたままのほうが早く終わります。背中、腰、胸、前足のつけ根の4か所を、一方向に1回ずつ。アルカリ電解水は毛についた油となじんで乳化するので、余分な皮脂と外の汚れが毛の外へ出て、ブラシの側へ移ります。必要な皮脂は毛に残ります。散歩から帰った日は、この6分を帰宅直後に寄せます。

  5. 5|紙に、分数と止まった回数を書く

    猫3・犬6・止まり0の3つだけ。文章は書きません。犬と猫を同じ日にケアする手順が続いているかどうかは、この3つの並びで読めます。止まりの欄に2以上が3日並んだら、部屋の分け方か時刻を1つだけ変えます。

同じ1本を犬にも猫にも使えるのは、mofuwa グルーミングスプレーが犬猫の両方に向けて作られているからです。犬も猫も皮膚から脂を出すので、昨日きれいにした背中が今日また重くなります。それでも2頭ぶんのシャンプーを毎日は置けませんし、サロンにも毎日は通えません。毎日きれいにしてあげたいという部分を、2頭ぶんまとめて毎日やれる形にしているのがこの1本です。ボトルを2本に分ける必要がないので、間の3分で替えるのはブラシだけになります。

猫の側だけ、容器を替えられます。ノズルを押したときのプシュッという音は、猫にとって手の動きより早く届きます。膝にのせた状態でその音が鳴ると、3分の途中で猫が降り、そこから犬の6分にずれこみます。猫用 mofuwa グルーミングウォーターは、音を嫌がるという飼い主の声を受けて、中身を変えずに容器だけを音の出ない形に替えた1本です。同じ日に2頭を通すなら、猫の3分にこちらを当てると、前半で止まる回数がそのまま減ります。

時刻は犬の側から決めます。散歩の時間が動かせないぶん、犬の6分は帰宅直後に固定されます。そこから逆算して、猫の3分と間の3分を前に置きます。時刻を変える日と、順番を入れ替える日を重ねないでください。止まった回数が増えたときに、時刻のせいなのか順番のせいなのかが読めなくなります。犬と猫を同じ日にケアするやり方は、動かす条件を1日1つに絞れているあいだは安定します。

Point2頭ぶんの道具を、ドア1枚で分けて置く

ブラシ2本は、同じ引き出しに入れずに、それぞれのケアをする部屋に置きます。猫のブラシはリビングの棚、犬のブラシは玄関のかごです。1か所にまとめると、間の3分で取りに行く動きが入り、そのあいだに猫が戻ってきます。1本は持ち歩いてかまいません。替えるのは道具のうちブラシだけで、それがこの並びで唯一2つ必要なものです。

止まった回数が3を超えた日|犬と猫を同じ日にケアするやり方が崩れる3つ

崩れるとき、増えているのは時間ではなく、手が止まった回数です。9分が12分に伸びたこと自体は問題になりません。止まりが3を超えた日は、翌日に片方が飛びます。飛ぶのはたいてい猫の側です。

戻し方は1つです。全部を組み直すのではなく、直前に止まり0で終えられた日の部屋の分け方まで戻します。順番と分数はそのままで、ドアと道具の置き場所だけを元に戻す。3日続けて0が並んだら、そこから猫の場所を2か所から3か所に増やします。増やすのは分数ではなく場所の数です。

止まったように見えて、数えなくてよい日もあります。来客があった日、雷が鳴った日、どちらかを動物病院へ連れて行った日です。こういう日は止まりの欄に数字を書かず、横線を引きます。あとで見返したときに、並べ方が悪かったのか、その日の家の側で起きたことなのかを分けて読めます。

もう1つ、数字に出ない崩れ方があります。分数も止まりも安定しているのに、猫の2か所がいつも同じ面だけになっている場合です。膝にのせる向きが毎回同じだと、こちらの利き手が届く面しか通りません。3日に1回、のせる向きを左右で入れ替えると、届いていなかった面が数に入ります。犬の側は立たせているので、こちらが回れば済みます。

Caution分数と止まりの紙に、どちらか一方だけ変化が出ているとき

片方だけ、止まりの回数が毎日増えていく/梳かした場所を、そのあと長くなめ続けている/毛をかき分けると地肌が赤く、さわると熱い/2か所のうち1か所を、必ず体をひねって避ける/同じ日に通したのに、片方だけ毛が根もとで固まって離れない。2頭とも同じ条件で過ごしているのに一方にだけ出るなら、順番や部屋の分け方では説明がつきません。皮膚の側に理由があると、分数をどれだけ短くしても止まりは減りません。分数と止まった回数を書いた紙を持って、動物病院で体のほうを見てもらう日をつくってください。どちらの子の、どの場所が、いつから避けられているのかが、紙1枚で伝わります。そのうえで、翌日からはもう一方の子の並びだけを通します。

そろわない日をどこに置くか|犬と猫の毎日のケアを1週間で組む

1週間のうち、同じ日に2頭を通せる日は5日あれば足ります。残りの2日は、どちらか一方だけの日として先に決めておきます。決めずに置くと、飛んだ日がそのまま猫の側に寄り、猫のケアだけが週に2日になります。

1週間の組み方と、その日に数えるもの
曜日通す子分数数えるもの
月・火猫と犬3分と6分止まった回数(0を狙う)
水猫だけ3分を2回に分ける1回目と2回目のあいだの時間
木・金猫と犬3分と6分止まった回数と、猫の場所の数
土犬だけ6分に足の裏を足す散歩から帰るまでの時間
日猫と犬3分と6分1週間で0が並んだ日数

水曜と土曜を一方だけの日にしているのは、そこに散歩の距離と来客が集まりやすいからです。先に外しておけば、飛んだ日ではなく決めた日になります。紙の上で横線を引く日と、最初から一方だけの日を分けて書いておくと、1週間の終わりに読み間違えません。

一週間たったら、9分で終えられた日数ではなく、止まりが0だった日数を数えてください。5日のうち3日が0なら、犬と猫のケアは同じ日に並べられています。0が1日もない週は、分数を削るより、部屋の分け方を1つだけ変えます。2頭ぶんのケアで先に壊れるのは時間ではなく、手が止まる回数のほうです。

今夜は、犬を別の部屋に入れてドアを閉めて、猫の背中と腰の2か所だけで終わりにしてかまいません。紙はブラシのそばに置いておきます。同じ日に2頭ぶんを毎日そろえていくうえで残るのは、通した場所の数よりも、止まらずに終えられた日数のほうです。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

犬が2頭、猫が1頭います。同じ日に3頭を通すにはどうしますか。
猫を先に、犬2頭は続けて通します。間の3分は猫と犬のあいだに1回だけで足り、犬同士のあいだには入れません。犬から犬へは、手に残るにおいが同じ側なので、止まる原因になりにくいからです。分数は3分・6分・6分の15分になりますが、紙に書くのは合計ではなく、止まった回数のままにします。3頭になると止まりは増えるので、最初の1週間は0ではなく1を目標にしてください。
猫と犬で、同じブラシを使ってはいけないのですか。
使えますが、同じ日に2頭を通す日だけは分けたほうが短く終わります。1本を兼用にすると、間の3分でブラシから毛を取る作業が足され、その時間に猫が戻ってきます。分ける基準は毛の長さではなく、1日に何頭を通すかです。週に1頭ずつの日なら1本で足ります。ボトルのほうは犬猫どちらにも使えるので、増やす必要はありません。
朝と夜に分けて、犬と猫を同じ日にケアするのはどうですか。
分けてかまいません。そのときは止まった回数を朝と夜で別に数えます。合計してしまうと、どちらの時間帯で止まっているのかが読めなくなります。朝に猫、夜に犬という並べ方は、間の3分を意識せずに済むぶん止まりが減ります。ただし夜のほうが人の出入りが多い家では、猫を夜に置くと止まりが増えるので、静かな側の時間帯に猫を寄せてください。

本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。