C03使い方・お手入れ手順
犬と猫を同じ日にケアする手順
土曜の朝、猫をリビングの膝にのせて3分、そのあと廊下で犬にブラシを入れて6分。合計9分のあいだに、こちらが顔を上げて手を止めた回数は4回でした。犬と猫を同じ日にケアする手順は、道具をそろえるところからではなく、どちらを先にするかで決まります。数えるのは、この9分のあいだに手が止まった回数です。4回だった日は、翌日どちらか一方が飛びます。0回で終えられた日は、同じ日に2頭ぶんが毎日続きます。
呼べば来るほうを後ろに置く|犬と猫を同じ日にケアする順番の決め方
犬と猫を同じ日にケアするなら、猫が先です。理由は猫のほうが繊細だからではありません。犬は名前を呼べば来るので、順番の後ろに置いても待ち時間が消えます。猫は待たされた3分のあいだに場所を移すので、後ろに置くと探す時間が足されます。順番を決めているのは性格ではなく、呼んで戻ってくるかどうかです。
| 見るところ | 犬 | 猫 | 順番への影響 |
|---|---|---|---|
| 呼んだときに来るか | 来る。待たせても戻る | 来ないことがある。場所を移す | 猫を後ろに置くと探す時間が入る |
| 音が届いたときの動き | 音のほうへ来る | 音から離れて隠れる | 猫は静かなうちに済ませる |
| 手についたにおい | 気にせず体を寄せる | 鼻先で確かめてから離れる | 猫を先にすれば、においが乗らない |
| 1回にかかる時間 | 6分(4か所を通す) | 3分(2か所で足りる) | 短いほうを先に置くと間が作れる |
| 中断したあとの戻り | その場で続けられる | その日はもう戻らないことがある | 止まってよいのは犬の側だけ |
3つ目の行が、同じ日にやるときだけ出てくる条件です。犬の毛にふれたあとの手には、犬の皮膚から出た脂のにおいが残ります。その手で猫の背中にふれると、猫は梳かされる前に鼻先で手を確かめ、確かめ終わると離れていきます。同じ日の順番を猫から始めるのは、こちらの手をいちばんきれいな状態で猫に回すためです。
同じ日にやるという言い方は、同じ時間にやるという意味ではありません。2頭を並べて座らせ、交互に手を出すと、片方を梳かしているあいだにもう一方が体を寄せてきます。そこで手が止まり、止まった回数がそのまま9分の外へはみ出していきます。同じ日のケアは、部屋を分けて順に通すほうが短く終わります。
紙に書くのは3つだけです。猫にかけた分数、犬にかけた分数、手が止まった回数。「3・6・0」で並んでいれば、犬と猫のケアはその日そろっています。止まった回数が3を超えた日は、翌日どちらか一方が飛ぶ前ぶれなので、部屋の分け方から見直します。
猫に3分、間に3分、犬に6分|犬と猫を同じ日にケアする手順
手順は5つです。犬を別の部屋に入れてドアを閉め、猫を膝で3分、手を洗ってブラシを替える3分、犬を呼んで立たせたまま6分、最後に紙へ3つの数字を書きます。順番を入れ替えず、間の3分を削らないことが条件になります。
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1|犬を先に別の部屋へ入れ、ドアを閉める
猫を呼ぶ前に犬を動かします。順番が逆だと、猫を膝にのせた状態で犬を移すことになり、そこで1回止まります。犬は行き先が分かっていれば静かに待てるので、水の器だけ先に置いておきます。ドアを閉めるまでを、ケアの1つ目として数えます。
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2|猫を膝にのせ、mofuwa グルーミングスプレーで3分
床に座り、猫を膝にのせて背中と腰の2か所だけ。毛の流れに沿って一方向に通します。中身は電解水で、舐めることを前提に組まれている1本なので、そのあと猫が毛づくろいを始めても量を数え直さずに済みます。猫は2か所で足ります。3か所目に手を伸ばした時点で3分を超え、犬の側の待ち時間が動きます。
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3|手を洗い、ブラシを替える3分
猫の毛がついた手のまま犬にふれると、犬は気にしませんが、翌日の順番が逆になったときに困ります。ブラシは2本用意して混ぜません。1本を兼用にすると、猫のブラシに犬の毛が残り、次の日に猫が鼻先で確かめる時間が増えます。この3分は休む時間ではなく、においを切る工程です。
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4|犬を呼び、立たせたまま6分
犬は座らせずに立たせたままのほうが早く終わります。背中、腰、胸、前足のつけ根の4か所を、一方向に1回ずつ。アルカリ電解水は毛についた油となじんで乳化するので、余分な皮脂と外の汚れが毛の外へ出て、ブラシの側へ移ります。必要な皮脂は毛に残ります。散歩から帰った日は、この6分を帰宅直後に寄せます。
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5|紙に、分数と止まった回数を書く
猫3・犬6・止まり0の3つだけ。文章は書きません。犬と猫を同じ日にケアする手順が続いているかどうかは、この3つの並びで読めます。止まりの欄に2以上が3日並んだら、部屋の分け方か時刻を1つだけ変えます。
同じ1本を犬にも猫にも使えるのは、mofuwa グルーミングスプレーが犬猫の両方に向けて作られているからです。犬も猫も皮膚から脂を出すので、昨日きれいにした背中が今日また重くなります。それでも2頭ぶんのシャンプーを毎日は置けませんし、サロンにも毎日は通えません。毎日きれいにしてあげたいという部分を、2頭ぶんまとめて毎日やれる形にしているのがこの1本です。ボトルを2本に分ける必要がないので、間の3分で替えるのはブラシだけになります。
猫の側だけ、容器を替えられます。ノズルを押したときのプシュッという音は、猫にとって手の動きより早く届きます。膝にのせた状態でその音が鳴ると、3分の途中で猫が降り、そこから犬の6分にずれこみます。猫用 mofuwa グルーミングウォーターは、音を嫌がるという飼い主の声を受けて、中身を変えずに容器だけを音の出ない形に替えた1本です。同じ日に2頭を通すなら、猫の3分にこちらを当てると、前半で止まる回数がそのまま減ります。
時刻は犬の側から決めます。散歩の時間が動かせないぶん、犬の6分は帰宅直後に固定されます。そこから逆算して、猫の3分と間の3分を前に置きます。時刻を変える日と、順番を入れ替える日を重ねないでください。止まった回数が増えたときに、時刻のせいなのか順番のせいなのかが読めなくなります。犬と猫を同じ日にケアするやり方は、動かす条件を1日1つに絞れているあいだは安定します。
ブラシ2本は、同じ引き出しに入れずに、それぞれのケアをする部屋に置きます。猫のブラシはリビングの棚、犬のブラシは玄関のかごです。1か所にまとめると、間の3分で取りに行く動きが入り、そのあいだに猫が戻ってきます。1本は持ち歩いてかまいません。替えるのは道具のうちブラシだけで、それがこの並びで唯一2つ必要なものです。
止まった回数が3を超えた日|犬と猫を同じ日にケアするやり方が崩れる3つ
崩れるとき、増えているのは時間ではなく、手が止まった回数です。9分が12分に伸びたこと自体は問題になりません。止まりが3を超えた日は、翌日に片方が飛びます。飛ぶのはたいてい猫の側です。
- ドアを閉めずに始める:犬が視界に入るところにいると、猫の3分のあいだに何度も顔を上げます。1回の止まりは数秒でも、猫の側では3分が中断の連続になり、途中で降ります。順番の1つ目は道具ではなくドアです
- 間の3分を削る:猫が終わったその手でそのまま犬にかかると、その日は早く終わります。困るのは翌日で、猫のブラシに犬の毛が残り、猫が梳かされる前に確かめる時間が増えます。削った3分は、翌日の猫の3分から引かれます
- 2頭を一度に呼ぶ:同じ日にやるのだから一緒でいい、と並べた日がいちばん止まります。片方に手を出すともう一方が体を寄せ、寄せられたほうが場所を譲る。9分で6回止まった日の内訳は、ほとんどがこれです
戻し方は1つです。全部を組み直すのではなく、直前に止まり0で終えられた日の部屋の分け方まで戻します。順番と分数はそのままで、ドアと道具の置き場所だけを元に戻す。3日続けて0が並んだら、そこから猫の場所を2か所から3か所に増やします。増やすのは分数ではなく場所の数です。
止まったように見えて、数えなくてよい日もあります。来客があった日、雷が鳴った日、どちらかを動物病院へ連れて行った日です。こういう日は止まりの欄に数字を書かず、横線を引きます。あとで見返したときに、並べ方が悪かったのか、その日の家の側で起きたことなのかを分けて読めます。
もう1つ、数字に出ない崩れ方があります。分数も止まりも安定しているのに、猫の2か所がいつも同じ面だけになっている場合です。膝にのせる向きが毎回同じだと、こちらの利き手が届く面しか通りません。3日に1回、のせる向きを左右で入れ替えると、届いていなかった面が数に入ります。犬の側は立たせているので、こちらが回れば済みます。
片方だけ、止まりの回数が毎日増えていく/梳かした場所を、そのあと長くなめ続けている/毛をかき分けると地肌が赤く、さわると熱い/2か所のうち1か所を、必ず体をひねって避ける/同じ日に通したのに、片方だけ毛が根もとで固まって離れない。2頭とも同じ条件で過ごしているのに一方にだけ出るなら、順番や部屋の分け方では説明がつきません。皮膚の側に理由があると、分数をどれだけ短くしても止まりは減りません。分数と止まった回数を書いた紙を持って、動物病院で体のほうを見てもらう日をつくってください。どちらの子の、どの場所が、いつから避けられているのかが、紙1枚で伝わります。そのうえで、翌日からはもう一方の子の並びだけを通します。
そろわない日をどこに置くか|犬と猫の毎日のケアを1週間で組む
1週間のうち、同じ日に2頭を通せる日は5日あれば足ります。残りの2日は、どちらか一方だけの日として先に決めておきます。決めずに置くと、飛んだ日がそのまま猫の側に寄り、猫のケアだけが週に2日になります。
| 曜日 | 通す子 | 分数 | 数えるもの |
|---|---|---|---|
| 月・火 | 猫と犬 | 3分と6分 | 止まった回数(0を狙う) |
| 水 | 猫だけ | 3分を2回に分ける | 1回目と2回目のあいだの時間 |
| 木・金 | 猫と犬 | 3分と6分 | 止まった回数と、猫の場所の数 |
| 土 | 犬だけ | 6分に足の裏を足す | 散歩から帰るまでの時間 |
| 日 | 猫と犬 | 3分と6分 | 1週間で0が並んだ日数 |
水曜と土曜を一方だけの日にしているのは、そこに散歩の距離と来客が集まりやすいからです。先に外しておけば、飛んだ日ではなく決めた日になります。紙の上で横線を引く日と、最初から一方だけの日を分けて書いておくと、1週間の終わりに読み間違えません。
一週間たったら、9分で終えられた日数ではなく、止まりが0だった日数を数えてください。5日のうち3日が0なら、犬と猫のケアは同じ日に並べられています。0が1日もない週は、分数を削るより、部屋の分け方を1つだけ変えます。2頭ぶんのケアで先に壊れるのは時間ではなく、手が止まる回数のほうです。
今夜は、犬を別の部屋に入れてドアを閉めて、猫の背中と腰の2か所だけで終わりにしてかまいません。紙はブラシのそばに置いておきます。同じ日に2頭ぶんを毎日そろえていくうえで残るのは、通した場所の数よりも、止まらずに終えられた日数のほうです。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- 犬が2頭、猫が1頭います。同じ日に3頭を通すにはどうしますか。
- 猫を先に、犬2頭は続けて通します。間の3分は猫と犬のあいだに1回だけで足り、犬同士のあいだには入れません。犬から犬へは、手に残るにおいが同じ側なので、止まる原因になりにくいからです。分数は3分・6分・6分の15分になりますが、紙に書くのは合計ではなく、止まった回数のままにします。3頭になると止まりは増えるので、最初の1週間は0ではなく1を目標にしてください。
- 猫と犬で、同じブラシを使ってはいけないのですか。
- 使えますが、同じ日に2頭を通す日だけは分けたほうが短く終わります。1本を兼用にすると、間の3分でブラシから毛を取る作業が足され、その時間に猫が戻ってきます。分ける基準は毛の長さではなく、1日に何頭を通すかです。週に1頭ずつの日なら1本で足ります。ボトルのほうは犬猫どちらにも使えるので、増やす必要はありません。
- 朝と夜に分けて、犬と猫を同じ日にケアするのはどうですか。
- 分けてかまいません。そのときは止まった回数を朝と夜で別に数えます。合計してしまうと、どちらの時間帯で止まっているのかが読めなくなります。朝に猫、夜に犬という並べ方は、間の3分を意識せずに済むぶん止まりが減ります。ただし夜のほうが人の出入りが多い家では、猫を夜に置くと止まりが増えるので、静かな側の時間帯に猫を寄せてください。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
