C01ブランド/開発ストーリー

社名「ワンテンス」に込めた意味

公開日 2020年10月4日|文=mofuwa編集部

細かく制御できると、何が変わるか 社名の由来である「10分の1」の細かさが、被毛の根元に届く・低い濃度で成立する・残らない・ムラが出にくいという場面で効いてくることを並べた図 社名の「1/10」は、理念ではなく扱える細かさを指しています 細かさが効いてくる場面 被毛の根元に届く 低い濃度で成立する 残らない ムラが出にくい 何が変わるか 表面で止まらず、皮膚まで届く 同じ働きを、薄い状態で出せる べたつきや被膜が残りにくい 狙った性質の水を、安定してつくれる
名前にしたのは、理念ではなく技術の特徴のほうでした。

「ワンテンス」は、one-tenth——10分の1という意味です。社名としては、ずいぶんそっけない名前だと思います。理念を掲げる案もありましたが、最後に選んだのは技術の特徴そのものでした。この記事では、何が10分の1なのか、そしてなぜ数字を名前にしたのかを書きます。

何が、10分の1なのか

先に答えを書きます。高機能性電解還元水の水分子が、特許の電気分解によって「ナノより1/10」のサイズにコントロールされていることに由来します。

ナノメートルは1メートルの10億分の1です。その単位でさえ、日常の感覚からはかなり離れています。そこからさらに1桁下——というのが、この名前が指している領域です。手に取っても、見ても、この差は分かりません。分からないものを名前にしたという点で、たしかに変わった選び方ではあります。

水を電気分解する技術そのものは、特別に珍しいものではありません。差が出るのは、どこまで細かく、どこまで狙って制御できるかのほうです。長年この一点だけを追いかけてきた結果として得られたのが、この細かさでした。

この細かさは、毛髪を使った観察で確かめられています。毛は外側からキューティクル層・コルテックス層・メデュラ層という三層構造になっていますが、この水は触れた瞬間に内部まで入り、いちばん奥のメデュラ領域から膨潤が確認されました。表面に乗るのではなく、内側に届いているということです。

Note「技術の名前」を社名にした会社

多くの会社は、理念や創業者の名前、あるいは市場での立ち位置を社名にします。ワンテンスが選んだのは技術の仕様でした。看板を掲げるというより、名刺に技術仕様を書いているのに近い名前です。

細かくできると、何が変わるのか

この細かさは、単なる自慢のための数字ではありません。実際の使い心地に直結しています。

細かく制御できることが効いてくる場面
場面細かさが効く理由
被毛の根元に届く表面で止まらず、毛と毛のあいだを通って皮膚まで届く
低い濃度で成立する同じ働きを薄い状態で出せるので、肌への負担を抑えられる
残らないべたつきや被膜が残りにくく、洗い流さないケアが成り立つ
ムラが出にくい狙った性質の水を、安定して同じ品質でつくれる

なかでも大きいのが2行目です。洗浄力と肌へのやさしさは、本来はトレードオフです。強くすれば落ちるが負担が増える、弱くすれば負担は減るが落ちない。この綱引きから抜けるには、同じ働きをより薄い状態で出せるようにするしかありません。毎日使うものほど、この綱引きは効いてきます。月に一度なら強いほうを選べますが、毎日その子の体に触れさせるものは、薄い側で成立していないと続けられません。

電解効率の比較 一般的な飲料用アルカリイオン水の電解効率は約20%、ワンテンスの電解還元水はほぼ100%です。 電解効率=投入した水のうち、実際に性質が変わる割合 一般的な飲料用アルカリイオン水 約 20% ワンテンス 電解還元水(特許5253483) ほぼ 100% 出典:ワンテンス社内資料/特許5253483 三室ダブルイン型 電解分解技術
細かさと並んで、狙った状態の水をどれだけの割合でつくれるかも効いてきます。

ワンテンスの水が、精製水と比べて約35倍の水分浸透力を持つとされているのも、この延長線上にあります。細かく整えられた水は、表面ではなく内側に入っていきます。

この4行がいちばん素直に出るのが、mofuwa グルーミングスプレーです。吹きかけたあと洗い流さないので、根元まで届くことと、乾いたあとに何も残らないことを、同じ1本で満たさなければなりません。毛の上に膜をつくって終わりにするなら、ここまで細かくする必要はありませんでした。そうではなく、根元まで入って、そのまま乾いていく水にしたかった。社名の由来になった1/10は、その要求の側から出てきた数字です。

理念を名前にしなかった理由

社名を決めるとき、理念を掲げる案もありました。それでも技術の特徴を選んだのは、この技術が、見ただけでは何も伝わらないものだからです。

電解水は、見た目がただの水です。手に取っても、色も、におい(強いもの)も、とろみもありません。泡も立たず、塗った感触も残りません。理念を名前にすると、その理念だけが先に伝わって、中身の話がいつまでも始まらない。見た目で違いを示せないものほど、説明の入口をどこに置くかが重要になります。

だから名前の側に、説明のとっかかりを持たせておくことにしました。「1/10ってなんですか」と聞かれたら、そこから技術の話ができる。名前が質問を呼ぶ形にしておくのが、この製品にはいちばん向いていました。

Point名前は、説明の入口

ペットケアの棚の前で伝えられる情報には限りがあります。名前が疑問を持たせる形なら、その疑問が説明の入口になる。このコラムを始めた理由も、同じところにあります。

その1滴を、どこへ広げたいか

とはいえ、技術だけを名前にしたつもりもありません。1/10という数字には、もうひとつの読み方を重ねています。

この1滴1滴を世界に広げて、悩みを掬い、幸せの輪を広げていきたい。細かくすることは、目的ではなく手段です。細かくできたから、肌の弱い人にも、皮膚の薄い犬や猫にも使えるようになった。届く先が広がったこと自体が、この技術の意味だと考えています。

水は、1滴ずつしか届きません。まとめて世界を変えるようなものではない。ただ、1滴が届く範囲が広がれば、結果として届く相手は増えていきます。使えなかった相手が使えるようになる、というかたちでしか広がらないので、進み方はゆっくりです。それでも、届く先がひとつ増えるたびに、その分野で何が求められるかを教えてもらえます。

mofuwa は、その広がりのなかで犬と猫に向いた枝にあたります。人の肌のために整えてきた水が、皮膚の薄い動物にも使えると分かったところから始まったブランドです。最初に世に出したのが mofuwa グルーミングスプレーで、中身は還元水100%のままです。届く相手を増やすために足したのは、成分ではなく形のほうでした。

名前の答え合わせは、製品のほうで

社名の由来は、正直なところ、飼い主にとってどうでもいい情報かもしれません。うちの子の毛玉が減るかどうかのほうがずっと大事です。

それでも書いておきたかったのは、この名前が「がんばります」という宣言ではなく、確かめられる仕様だからです。理念は検証できませんが、技術の中身は検証できます。

では、どこで答え合わせをするのか。グルーミングスプレーを吹いて、ブラシを1本入れたときの手ざわりです。10分の1という数字が指先に出てくるのは、そこだけです。毛の上でとどまる水なら、ブラシは表面をなでて終わります。根元まで入っていれば、ブラシは奥まで進みます。社名の意味は、説明よりもこの差で受け取ってもらうほうが早い。毎日吹くものなので、確かめる機会も毎日あります。

特許番号、電解効率、試験の条件、検査機関の名前。名前の答え合わせができる材料は、すべて外に出しています。名前を信じてくださいとは言いません。並べた材料と、うちの子の毛を触った指先の両方で判断していただければ十分です。名前はその入口にすぎません。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

商品ページを見る

よくある質問

社名の「ワンテンス」はどういう意味ですか?
英語の one-tenth(10分の1)です。独自の電気分解技術で、ナノレベルのさらに1/10という細かさをコントロールできることに由来します。技術の特徴をそのまま社名にしています。
細かく制御できると、何が良いのですか?
被毛や毛髪の内部まで届きやすくなること、同じ働きを低い濃度で出せること、べたつきや被膜が残りにくいことです。毛髪では、外側のキューティクル層を越えていちばん奥のメデュラ領域から膨潤することが確認されています。
ワンテンスとmofuwaはどういう関係ですか?
ワンテンスが会社名、mofuwaが犬と猫向けのケア用品ブランドです。同じ電解水の技術を、人向け・除菌向け・ペット向けにそれぞれ展開しています。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。