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傷の治りが早いと医師が気づいた|研究の向きが変わった

公開日 2021年1月24日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で淡い色のブランケットの上に伏せている犬
研究の向きを変えたのは、計画書ではなく現場の目でした。写真:https://kaboompics.com//Pexels

1997年、電解水を洗浄に使っていた現場で、縫合した傷口の補修が通常より早いことに医師が気づきました。そのとき進んでいた共同研究のテーマは、感染症対策と細胞の再生医療でした。創傷治癒という項目は、どこにも書かれていません。研究の向きが変わったのはこの気づきのあとで、2002年9月の創傷治癒世界会議が最初の学会発表になります。この記事では、向きが変わるまでの順番と、その記録が犬と猫の1本にどこまでつながるのかを書きます。

誰の経験から始まったのか|創傷治癒は研究計画になかった

電解水の研究が始まったのは1995年です。前身の株式会社レドックスで、目的は医療の現場で使える水をつくることでした。1997年からは東京大学との共同研究が始まります。このときのテーマは、細菌やウィルスへの感染症対策と、細胞の再生医療の2つでした。創傷治癒という項目は、この時点のテーマに入っていません。

検証を進めていた現場で、医師が別のことに気づきます。電解水で洗浄したあと、縫合した傷口の補修が通常より早い。立てた仮説が当たったという話ではなく、作業の途中で目に入ったことでした。研究計画の外側にあった経験が、次のテーマを決めたという順番です。

順番としては珍しいものではないと思います。手を動かしている人のほうが、設計した人より先に妙なことに気づく。ただ、気づいた経験をそのまま持ち帰っても、研究にはなりません。もう一度同じことが起きるか、条件を変えても起きるかを確かめる工程が要ります。創傷治癒という分野の研究になったのは、その工程を通したあとです。

Note研究の経緯と、家での効きめは別に読んでください

この記事は、電解水がどういう経緯で調べられてきたかという話です。mofuwa の製品が病気に働くという意味は、ここに含まれていません。ペット用のケア用品は雑貨に分類され、効きめを国が審査する仕組みを持ちません。経緯は経緯として、効きめとは切り離して読んでください。

電解水の研究の向きが変わった理由

向きが変わった理由を短く言うと、目的が外から来たからです。社内で次のテーマを決めて研究を始めたのではなく、使っている現場の観察が問いになって戻ってきました。創傷治癒の研究は、成果として設計されたものではありません。

電解水の研究に、創傷治癒が加わるまで
時期起きたこと
1995年株式会社レドックスを設立。電解技術の研究が始まる。目的は医療の現場で使うこと
1997年東京大学との共同研究が始まる。テーマは感染症対策と、細胞の再生医療
同じ時期洗浄に使ったあと、縫合した傷口の補修が通常より早いことに医師が気づく
2002年9月創傷治癒世界会議で学会発表
2003年3月世界水フォーラムで学会発表

この表でいちばん見てほしいのは、気づきと学会発表のあいだに空いている時間です。同じ時期に気づいたことが、外に出るまでに5年ほどかかっています。速く進まなかったのではなく、この5年ぶんがなければ学会発表の形にならなかった、というほうが近いです。

その5年でやっていたのは、確かめ方を決め直す作業です。何と比べるのか、どのくらいの時間で見るのか、誰が測るのか。試験条件を先に固めないと、出てきた数字は誰にも渡せません。のちに除菌の試験で30秒・60秒・15秒と時間を分けて確かめているのも、同じ考え方の延長にあります。時間を書かない数字は、あとから誰も再現できません。

測る側も自社だけにしませんでした。江東微生物研究所、日本食品分析センター、ユニオンバイテック、日本繊維製品品質技術センターといった外部の検査機関に出し、生菌が検出されなかったという結果を条件つきで残しています。創傷治癒のほうも、東京大学との共同研究という形で外の目が入っていました。自分のところだけで良い数字が出ても、それは研究の外に持ち出せません。

学会発表という形にした考え方

学会発表を選んだ理由は、公開された記録として残るからです。2002年9月の創傷治癒世界会議、2003年3月の世界水フォーラム。年と月と場所が決まっているので、あとからでも位置をたどれます。社内の報告書だけで持っていると、書いてあることの確かめようがありません。

特許も同じ考え方で扱っています。特許5253483は、3室ダブルイン型の電解システムを登録したものです。番号を書いておけば、誰でも原文を引けます。学会発表と特許番号は、どちらも「こちらの言い分」ではなく「外にある記録」として置けるものでした。

3つ目が、この記事でいちばん書いておきたいところです。創傷治癒の分野で研究の対象になってきたという経緯は事実として残っていますが、経緯があることと、家で何かが起きることは別の話です。学会発表の枚数が増えても、後者は増えません。

そして、書けないことのほうも増えました。父の代から積み上げてきたエビデンスには、規制の関係でそのまま公開できないものがあります。書けないものを抱えたまま製品を売ることになったので、書ける記録だけを、番号と年月と検査機関の名前つきで置くという書き方に落ち着きました。学会発表の年月を毎回そろえて書いているのは、そのためです。

Point数字を出すときは、条件を先に書いています

水そのものの性質としては、浸透力が精製水の35倍という自社検証の数字があります。数字だけを置くと、何倍なら良いのかという話に読み替えられてしまいます。何と比べたのか、誰が測ったのかを先に書く。飲みものに使う水と同じ規格基準に照らして確かめているのも、同じ理由で条件のほうから書いています。

創傷治癒の学会発表が、いまの1本に残した変化

では、この経緯は犬と猫の製品に何を残したのか。残ったのは水そのものが同じ系統だという事実と、書き方の作法の2つです。それ以上は残っていません。

mofuwa グルーミングスプレーの中身は電解水で、成分表に書かれているのは水だけです。ペットは体から脂を出すので、昨日きれいにしても今日また汚れます。散歩に行けば外の汚れもつきます。それでも毎日シャンプーをするのは手間がかかりますし、サロンに毎日通うこともできません。毎日きれいにしてあげたいという気持ちと、毎日やれる手段のあいだが空いている。そこを埋めるための1本です。

拭いた場所は、その子がそのまま舐めます。だから飲みものに使う水と同じ規格基準に照らして確かめていて、量を数えながら使う必要がありません。ブラッシングの前に使えば、静電気の起きにくい状態で梳かせます。お風呂そのものが負担になる子には、湯船に入れないという選び方も残ります。

創傷治癒の学会発表から言えること、言えないこと
言えること言えないこと
電解水が創傷治癒の分野で研究の対象になってきた(2002年9月・2003年3月の学会発表)傷が早くふさがるという、家庭での結果
30秒・60秒・15秒という試験条件で、生菌が検出されなかった(外部の検査機関で実施)体の上でも同じことが起きる、という読み替え
浸透力が精製水の35倍という自社検証の数字がある浸透するほど良い、という良し悪しの評価
特許5253483で、電解槽の構造が登録されている特許があることが、効きめの証明になるということ
結論:書けるのは、いつ・誰が・どんな条件で確かめたかというところまでです結論:そこから先を足して書くと、記録のほうが使えなくなります

研究の向きは、狙って変えられたものではありませんでした。現場で気づいた1つの経験が、創傷治癒という分野に研究を広げ、2002年と2003年の学会発表になって外に出た。その水が、いまはグルーミングスプレーに入っています。家でできるのは、同じ水を同じ場所に置き続けて、その子の手ざわりの変化を自分で見ることまでです。ここから先は、研究の記録ではなく毎日の記録の側の話になります。

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300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。