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「飲めるほど安全」を社内の合格ラインにした日

公開日 2021年2月21日|文=mofuwa編集部

「飲めるほど安全」を合格ラインにするまで ペット用品には発売前の審査がないため、清涼飲料水の規格基準を社内の合格ラインとして借りた判断の流れを示した図 雑貨 に分類 基準 が無い 借りる 飲料から 審査の仕組みがない 外から確かめられる物差し この基準で言えること 定められた項目について、 飲用の水と同じ範囲に収まっている この基準では言えないこと どんな量を飲んでも問題ない/ 肌に合う/効き目がある
飲み物として売るわけではありません。それでも、その基準を借りることに意味があります。

mofuwaの安全基準は、「原水が清涼飲料水の規格基準を満たすこと」です。飲み物として売る予定はありません。それでも飲み物の基準を持ち込んだのは、犬も猫も、体に付いたものはほぼ確実に舐めるからです。この記事では、その基準が何を保証していて、何を保証していないのかを整理します。

ペット用品の基準は、自分で決めることになる

意外に知られていませんが、ペット用のケア用品の多くは、法律上は「雑貨」に分類されます。人の化粧品のような全成分表示の義務も、医薬部外品のような有効性の審査もありません。パッケージにどこまで書くか、どんな試験をしておくか、その結果をどこまで開示するか。そのほとんどが、作り手の判断に委ねられています。

これは規制が甘いという話ではなく、そもそも枠組みが違うという話です。ただ、作る側から見ると意味が変わります。守るべき最低ラインが法律で決まっていないので、どこを合格ラインにするかを自分で決めなければならない。裏を返せば、決めないまま製品を出すこともできてしまうということです。法律が最低ラインを引いている分野との違いは、そこにあります。

決め方は会社ごとに違います。人用の化粧品の基準に合わせる会社もあれば、独自の社内基準を作る会社もある。わたしたちが選んだのは、もっと単純で、飼い主が確かめやすい基準でした。

「飲めるほど安全」を合格ラインにした

mofuwaの安全基準は、ここに置きました。置いた線は、原水が清涼飲料水の規格基準を満たすことです。ジュースやミネラルウォーターとして売るために満たす、あの基準です。

理由は3つあります。

  1. 舐めることが前提だから

    スプレーしてブラッシングすれば、そのあと必ずと言っていいほど舐めます。口に入る前提のものに、口に入る前提の基準を当てるのがいちばん筋が通ります。背中に付けたものは背中を舐めて口に入りますし、足に付けたものは足を舐めて口に入ります。使い方の説明で止められることではありません。止められない前提のほうに、基準を合わせるしかありませんでした。

  2. 外から確かめられる基準だから

    社内で作った独自基準は、外から見ると強いのか弱いのか判断できません。すでに社会で使われている基準なら、飼い主が自分で調べて確かめられます。基準の名前をたどれば、何を見ている基準なのかを自分で読めます。こちらの説明を信じてもらうところに頼らなくて済む、というのがこの選び方のいちばんの利点です。

  3. 設計の制約になるから

    この線を引くと、入れられない成分が自動的に決まります。判断に迷う余地が減り、あとから緩められなくなります。線の外側にあるものは、良いか悪いかを検討する前に候補から外れます。議論が短くなるぶん、残った選択肢の検討に時間を使えます。

Point自分に制約をかけるための基準

この基準の効き目は、対外的な説明よりむしろ社内で緩めにくくなることにあります。あとから「これくらいなら」と足していけない状態を、先につくっておくという考え方です。緩めるには、基準そのものを変えたと表明しなければならなくなる。その一手間があること自体が、歯止めとして働きます。

この基準が保証していること、していないこと

安全基準が何を担保していないかも、書いておきます。基準は万能ではありません。何を担保していて、何を担保していないのかを分けておきます。

清涼飲料水の規格基準クリアが意味すること
観点この基準で言えることこの基準では言えないこと
口に入ったとき定められた項目について、飲用の水と同じ範囲に収まっているどんな量を飲んでも問題ない、ということではない
皮膚への影響―(この基準は飲用の観点で、皮膚は別の話)肌に合うかどうかは体質による。別途確かめる必要がある
効き目―(安全性の基準であって、有効性の基準ではない)汚れが落ちる・症状が良くなる、といったことは示していない
すべての個体―アレルギーや持病のある子まで安全、とは言えない
開封したあとの扱い―(原水の段階について定めた基準)どんな保管をしても同じ状態が続く、ということではない

とくに右の列が大事です。安全性の基準と、効き目の根拠はまったく別のもので、片方をもう片方の代わりにはできません。洗浄力については、別に試験をして数字を取っています。安全性の基準を満たしていることを、そのまま「よく落ちる」の説明に使うことはできませんし、その逆もできません。混ぜて語ると、結局どちらの説明も弱くなります。

同時に決めた、入れないもの

この線を引いた時点で、入れられないものが自動的に決まりました。mofuwa グルーミングスプレーは、次のものを使っていません。

「入れない」と決めるほうが、実は難しい判断です。入れれば説明が楽になり、使用感も分かりやすくなる。それでも入れなかったのは、合格ラインを先に決めていたからです。

それでも「絶対に安全」とは書きません

基準を満たしていても、わたしたちは「絶対に安全」という言い方をしないことにしています。mofuwaの安全基準は、そこまでを保証するものではないからです。体質は一頭ずつ違いますし、皮膚に異常が出ている状態では、水であっても刺激になることがあるからです。「絶対に」と書いた時点で、その一頭ずつの違いを引き受けないことになります。書けるのは、何を確かめたのか、そして何を確かめていないのか、までです。

Caution使用前に確認してください

皮膚に傷、強い赤み、じゅくじゅくした部分がある場合は使用を控え、まず動物病院にご相談ください。使用中に痛がる、いつもより舐める回数が増えるといった変化が見られたときも、いったん中止して獣医師にご相談ください。

基準は、判断の材料を増やすためのものです。飼い主が自分で確かめられる形にしておく。基準の結果と、目の前の一頭の様子が食い違うこともあります。そのときに優先されるべきなのは、様子のほうです。それ以上のことは、製品の側からは言えないと考えています。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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よくある質問

「清涼飲料水の規格基準をクリア」とは、どういう意味ですか?
飲み物として販売するために満たす必要のある基準を、原水が満たしているという意味です。飲用として販売しているわけではありませんが、舐めることが前提のケア用品にとって、確かめやすい安全性の指標になります。
この基準を満たしていれば、飲ませても大丈夫ですか?
飲ませることを想定した製品ではありません。ケアの過程で舐めてしまう量を前提にした基準の置き方であり、意図的に飲ませる使い方はしないでください。
ペット用品に法的な安全基準はないのですか?
ペット用のケア用品は雑貨に分類されることが多く、人の化粧品や医薬部外品のような表示・審査の義務はありません。だからこそ、各社が自分で基準を決めていることになります。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。