C01ブランド/開発ストーリー
歯の再生医療にも使われてきた水|研究は口の中へ広がった
2011年から2016年までの6年間、電解水の共同研究の相手先に、歯学部と歯科系の大学が4つ続きました。テーマはいずれも歯の再生医療でした。それまでの研究は人の医療の現場から始まって、傷の治りのほうへ広がっていました。そこから口の中へ入ったことには理由があります。口の中は、持ち込める水に求められる条件がいちばん厳しい場所です。この記事では、研究がそこへ向かった理由と、濡れた場所で確かめるために先に決めた試験条件を書きます。
電解水が歯の再生医療の研究に呼ばれた理由
電解水の研究は、人の医療の現場で使える水をつくることから始まりました。1997年から始まった共同研究のテーマは、感染症対策と細胞の再生医療の2つです。そこから傷の治りのほうへ広がり、2002年と2003年に学会で発表されています。歯の再生医療が相手先のテーマに入ってくるのは、そのあとです。
口の中というのは、水を持ち込む場所として見たときに条件が重なっています。常に濡れていて、そこにあるものを飲み込み、粘膜が出ている。3つが同時に成り立っている場所は、体のほかのところにあまりありません。皮膚なら、乾いていて、飲み込まず、表面に角質がある。条件がひとつずつ違います。
だから、口の中に持ち込める水にはひとつ前提が要ります。飲み込んでも差し支えない水であることです。ここを満たしていない水は、歯の再生医療の研究に入る前の段階で外れます。逆に言えば、この前提を満たしている水はそれほど多くありません。呼ばれた理由は、水の性能より先に、この一点にありました。
電解水がこの前提を満たしているのは、つくり方の側の事情です。電解槽を3つの部屋に分けた構造(特許5253483)では、電解質から出る不純物が水の側に残りません。部屋を分けたのは口の中のためではなく、水の純度を上げるためでしたが、結果として飲み込む場所へ持ち込める条件が先に揃っていました。
この記事に書いてあるのは、電解水がどの分野の研究で調べられてきたかという経緯です。歯の再生医療の研究に使われてきたことは、mofuwa の製品が歯や口の病気に働くという意味を持ちません。ペット用のケア用品は雑貨に分類され、効きめを国が審査する仕組みを持たない側にあります。研究の経緯は経緯として読んでください。
口の中で確かめるときの、試験条件の考え方
濡れている場所で何かを確かめるのは、乾いた場所より面倒です。持ち込んだものがすぐ薄まりますし、いつの時点の話なのかが曖昧になります。だから、口の中に関わる研究では試験条件のほうを先に細かく決めます。
| 先に決めること | 決めずに始めると起きること |
|---|---|
| 何秒後に見るか | 秒数の違いがそのまま結果の違いになるのに、あとから比べられなくなる |
| どの菌種を対象にするか | 口の中にいる菌と、皮膚にいる菌をひとまとめに語ってしまう |
| 誰が測るか | 社内で出た数字のまま、外へ持ち出せなくなる |
| どの基準に照らすか | 飲み込む場所に使える水なのかが、決まらないまま残る |
電解水を対象にした試験では、そこに歯周病菌が2種類入っています。ミュータンスレンサ球菌と、ストレプトコッカス・ゴルドニです。検査時間は30秒で、結果は生菌が検出されなかったというものでした。測ったのは社内ではなく、江東微生物研究所、日本食品分析センター、ユニオンバイテック、日本繊維製品品質技術センターといった外の検査機関です。
この30秒という数字を落として書くと、結果が使えなくなります。菌種によって見る時間を変えてあり、秒数は結果の一部であって、あとから足す注釈ではありません。生菌が検出されなかったという一行だけを持ち出すと、条件のない話に変わってしまいます。
電解水を照らす基準の側も、外から借りています。飲みものに使う水の規格基準です。規格基準は自分の都合で決められないので、借りてきたほうが話が早い。口に入れる場所に使えるかどうかは、性能の説明ではなく、この規格基準の側で決まります。
浸透についても同じ考え方をとっています。水がどこまで浸透するかを精製水と比べた数字は社内にありますが、それは社内で測った条件での話です。口の中でも同じように浸透すると書くことはできません。測った場所が違うからです。数字を置くときは、どこで測ったのかをいっしょに置いています。
歯学の相手先が4つ続いた、6年の経験
電解水の共同研究の相手先を2011年から2016年まで並べると、歯学に寄っていた期間がはっきり出ます。北海道大学の歯学部から始まり、東京医科歯科大学、鶴見大学の歯学部、北海道医療大学と続きました。
この6年の経験でいちばん大きかったのは、問いが自分たちの側から出てこなくなることでした。歯学部に持ち込むと、歯と歯ぐきの側から見られます。社内で想定していた使いどころとは違う向きの問いが返ってきます。研究の相手先を外に置く意味は、数を増やすことよりこちらにありました。
ただし、歯の再生医療の研究で何が見えたのかを、ここに並べることはできません。規制の側の事情で、そのまま公開できない資料があります。書けるのは、いつ・どこと・どのテーマで、というところまでです。この記事で年と相手先の名前しか並んでいないのは、書き渋っているからではなく、そこまでが公開できる範囲だからです。
公開できないものを抱えたまま製品を売ることになったので、書き方のほうを先に決めました。番号と年月と検査機関の名前がついているものだけを置く。歯の再生医療という言葉を使うときに、必ず年と相手先を添えているのは、そのためです。
歯の再生医療の研究が、スキンケアミストに残した変化
この6年が製品の側に残したのは、水の性能の話ではありません。使える場所の考え方です。飲み込む場所に持ち込める水なら、体のどこに使っても場所の心配が要らなくなります。
犬や猫の困りごとで、この考え方がそのまま当てはまる場面があります。塗るものを使うと、その子が舐めてしまう。朝に塗ったものが昼には残っていない、という話です。舐められて減ることと、舐めたものが口に入ることの2つが同時に起きます。舐める動物にとって、使える場所の広さは中身の安全性の裏返しです。
mofuwa スキンケアミストの中身は電解水で、ほかのものを入れていません。飲みものに使う水の規格基準に照らして確かめた水だけなので、舐めてしまう場所にも置けます。口のまわりのように、ほかのものを持っていきにくいところにも届きます。耳の内側や目のまわりも同じで、使う場所ごとに中身を替える必要がありません。
そのうえで、線は引いておきます。スキンケアミストは家で毎日続けるもので、歯や口の中の病気の診断と治療は動物病院の領域です。歯の再生医療の研究に使われてきた水だという経緯は、家で同じことが起きるという話に読み替えられません。口のなかを見て気になることがあるなら、家で数を記録しておいて、その記録を持っていくほうが早く進みます。
歯の再生医療の分野で研究の対象になってきたこと、歯周病菌2種を対象にした試験で30秒後に生菌が検出されなかったこと。ここまでが書けることです。そこから「口の中の菌が減ります」「歯ぐきの状態が変わります」へ進むと、確かめていないことを書いたことになります。研究の記録は、足すと弱くなります。
研究が口の中へ広がったのは、電解水が口の中を目的につくられたからではありませんでした。ほかの目的で純度を上げた結果、飲み込む場所にも持ち込めるようになっていた。その順番が、いまは使える場所の広さとして残っています。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見る本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
