C01ブランド/開発ストーリー
塩素のようなにおいがする、という声にどう答えたか
「なんだか臭いが気になります」というお問い合わせを、いちばん多くいただきます。mofuwaは特許電解水を使っているため、成分の性質上、わずかに塩素のようなにおいがすることがあります。これは製品の異常ではありません。この記事では、なぜそのにおいがするのか、なぜ香料で隠さなかったのか、気になるときにどうすればいいのかを書きます。
なぜ、そのにおいがするのか
水を電気分解すると、水の中にもともと含まれている成分が反応して、性質の違う水になります。このとき、ごくわずかに塩素に似たにおいの成分が生じることがあります。プールや水道水で感じるあのにおいと、種類としては近いものです。
香料を入れていないので、このにおいがそのまま感じられます。香りで覆っている製品なら、同じ性質があっても気づかれません。においがするのは、隠していないからです。
感じ方には個人差があって、まったく気づかない方もいれば、開けた瞬間に分かる方もいます。鼻の良し悪しというより、そのにおいを「探しているかどうか」で変わる部分が大きいようです。無香料だと知って買った方ほど、最初のひと吹きに意識が向きます。同じボトルでも、ノズルに鼻を近づけて確かめたときと、離れた場所で普通に使ったときでは印象がかなり変わります。気になって嗅ぎにいくと見つかる、という種類のにおいです。
本製品は特許電解酸化水を使用しているため、成分の性質上、わずかに塩素のようなにおいがすることがあります。これは製品の異常ではなく、品質や安全性には全く問題ありません。
隠す方法は、あった
正直に書くと、このにおいは技術的には消せます。微量の香料を入れれば、ほとんどの人は気づかなくなる。実際、多くのペット用スプレーはそうしています。
それをしなかった理由は3つあります。
| 理由 | 内容 |
|---|---|
| 嗅覚の差 | 犬や猫は香りの強さを自分で調整できません。人が心地よい濃度が、相手にとって同じとは限りません。まとった毛は自分では脱げず、その場から離れることもできません |
| 情報が消える | 体のにおいの変化は、飼い主が最初に気づける体調のサインです。香りを重ねると、そのサインが届かなくなります。しかも消えたことに気づけないので、気づいたときには時間が経っています |
| 説明が崩れる | 「においの元に働きかける」と説明しながら、においを香りで覆うのは筋が通りません。読んだ方が確かめようとしたとき、確かめる手段まで奪ってしまいます |
3つ目が決め手でした。においを隠す製品と、においの元を減らす製品は、設計思想が逆を向いています。両方は名乗れません。
気になるときに試せる3つのこと
とはいえ「気にならない」と言い張るつもりはありません。実際に気になる方には、次の順番で試してみてください。
-
量を2割ほど減らす
においの強さは量に比例します。根元が軽く湿る程度で十分なので、多めにかけていた場合はまず減らしてください。毛の表面がしっとり光るまでかけていたなら、それは多すぎのサインです。ほとんどの場合、これで収まります。
-
かけたあと、しっかり乾かす
このにおいは揮発性で、乾く過程でほとんど飛びます。タオルで押さえて水分を取り、風を通すだけで残り方が変わります。生乾きのままだといちばん気になります。とくに脇の下や内股のように、風が通りにくく毛が重なる場所は最後まで湿りが残ります。ここを手でめくって乾かすかどうかで、あとの残り方が変わります。
-
換気しながら使う
浴室や締め切った部屋で使うと、においがこもります。窓を開けるか、換気扇を回した状態で使ってください。空気が入れ替わらない場所では、飛んだはずのにおいがそのまま部屋に留まり、こちらの鼻に戻ってきます。廊下や玄関先など、風の通り道でケアするだけでも印象が変わります。
洗う日には、もうひとつ確かめておく場所があります。乾かしたあとにも同じにおいが残っている場所があるとしたら、それは水の性質の話ではなく、泡が流れきっていない場所の話です。首の下、脇の下、内股、指のあいだ。すすぎが最後に届く場所は、においも最後まで残ります。
mofuwa モイストシャンプーは、中身の大半を占める水そのものを、水道水を電気分解した特許電解水(特許5253483)に置き換えてつくっています。開けたときに塩素のようなにおいをいちばん感じやすいのがこの1本なのは、そのためです。だから、においが残ったときに見るのは使った量ではなく、湯を流した順番のほうになります。背中から流すと、脇の下と内股には最後に湯が回ります。泡が見えなくなってから、その2か所にだけもう10秒お湯を当てて、それから乾かす工程へ移ってください。
このにおいを気にされるのは、ほとんどが飼い主側です。香料入りの製品を嫌がっていた子が、無香料に変えてから逃げなくなったというご報告のほうが多く届きます。使う相手の反応も、あわせて見てみてください。
逆に、疑ってほしいにおいの変化
製品由来のにおいは上のとおりですが、製品とは関係のないにおいの変化もあります。こちらは見逃さないでください。
- 耳のあたりだけ、甘酸っぱいような強いにおいがする:耳の中で何か起きている可能性があります
- 足の指のあいだが、以前よりはっきりにおう:舐め続けている場所は湿ってにおいが出ます
- 全身のにおいの質が、数週間で変わった:皮膚の状態や体調が背景にあることがあります
無香料の製品を使っていると、この変化に気づきやすくなります。香りを足さないことの実利は、ここにあります。毎日の抱き上げるとき、ブラシをかけるとき、寝床を片づけるとき。特別な検査をしなくても、いつもの動作のなかで鼻が働きます。いちばん近くにいる人の鼻が、いちばん早いセンサーです。
いつもと違う強いにおいが数日続く、においのする場所を気にしてかいている・舐めている、皮膚が赤いといった変化があるときは、ケア用品を変える前に動物病院にご相談ください。
声をもらったら、まず設計を疑う
お問い合わせをいただいたとき、社内でまず確かめるのは「その声が製品の問題を指しているのか、説明不足を指しているのか」です。
このにおいの件は、後者でした。性質としては想定どおりで、問題はそれを事前に伝えていなかったことにあった。知らずに買って、開けて驚くのがいちばん良くありません。驚いた方はまず不良品を疑い、使うのをやめてしまいます。そこで失われるのは一本ぶんの信頼ではなく、その製品を試そうとした時間そのものです。
だから、いまはこうして先に書くようにしています。「においがしません」と書くほうが売れるのは分かっていますが、開ける前に知っていれば起きなかった不安を、あとから説明で埋めるのは順序が逆だと思っています。
Product
mofuwa モイストシャンプー
300ml / 3,410円(税込)
アミノ酸系の洗浄成分で11成分無添加。天然由来の抗炎症成分7種とアミノ酸4種を配合し、原料の水には、精製水で薄めていない電解水を使っています。
商品ページを見るよくある質問
- 塩素のようなにおいがしますが、不良品ですか?
- 不良品ではありません。特許電解水を使用しているため、成分の性質上わずかにそうしたにおいがすることがあります。品質や安全性に問題はありません。
- においを消す方法はありますか?
- 量を2割ほど減らす、かけたあとしっかり乾かす、換気しながら使う、の3つで多くの場合は気にならなくなります。このにおいは揮発性で、乾く過程でほとんど飛びます。
- 犬や猫はこのにおいを嫌がりませんか?
- 香料入りの製品を嫌がっていた子が、無香料に変えてから逃げなくなったというご報告のほうが多く届いています。ただし個体差があるので、使う相手の反応を見て判断してください。
掲載しているご感想は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。気になる変化が続く場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
