C01ブランド/開発ストーリー
商品はぜんぶ、2種類の水から|還元水と酸化水に分かれる
mofuwaの商品は、1台の電解槽から出てくる2種類の水で作られています。電気を流すと、水は陰極の側と陽極の側に分かれます。カソード(陰極)側に出てくるのが還元水、アノード(陽極)側に出てくるのが酸化水です。別々の出口から、同時に出てきます。商品ごとに水から作り分けているわけではなく、先に2つの水があって、そこに形と成分を足していく順番です。この記事では、水が分かれる場所と、分かれたあとで何が変わるのかを書きます。
還元水と酸化水は、同じ装置の別の部屋から出てくる
電解水そのものは、新しい技術ではありません。もともとは過酷な環境で使うために作られたもので、医療の現場や自衛隊でも使われてきました。mofuwaの水も、その流れの上にあります。開発したのは片山貴嗣(COO)の父で、1995年に前身の株式会社レドックスで研究を始めています。目的は、人の医療の現場で使うことでした。犬と猫に向けたのは、ずっとあとの話です。
装置の中は、3つの部屋に分かれています。カソード室(−)、中間室、アノード室(+)。部屋と部屋のあいだにはイオン交換膜があり、+イオンだけ、−イオンだけを通します。ここに電気を流すと、両端の部屋で別のことが起きます。カソード側の水が還元水になり、アノード側の水が酸化水になります。1回動かすと、両方が出てきます。どちらか一方だけを選んで作る装置ではありません。
この「同時に2つ出る」ところが、商品の構成のもとになっています。還元水しか作れない装置なら、商品は還元水の側にしか広がりません。2つ出てくるので、広がる方向も2つありました。商品の数が先にあったのではなく、水の数が先にありました。
正式には、高機能性電解還元水と高機能性電解酸化水です。この記事では長いので、還元水・酸化水と短く書いています。どちらも成分は水で、部屋を3つに分けた構造によって、電解質に由来する不純物が水の側に残らないようにしてあります。
2つの水で、できることが分かれる理由
還元水と酸化水は、同じ水道水から、同じ装置で、同じ運転のうちに生まれます。それでも、できることは同じになりません。ざっくり言えば、還元水は動かす側、酸化水は届ける側です。
| 水 | 起きること | 商品ではどう使われるか |
|---|---|---|
| 還元水(カソード側) | 油と乳化する。余分な皮脂や汚れが、強くこすらなくても浮いてくる | 汚れを動かすことが目的の商品の、原料水になる |
| 酸化水(アノード側) | 精製水よりも浸透しやすく、うるおいを残す方向に働く | 肌のコンディションを整えることが目的の商品の、原料水になる |
つくり方は同じで、あとから足すものが違うだけ、という言い方もできます。シャンプーの原料水にすれば、水の側が汚れを動かすぶん、洗浄成分を減らせます。ミストの形にすれば、そのまま肌にかけられます。水を作り替えているのではなく、水の使い方を変えています。
もう1つ、電解質を選べるという性質があります。部屋を3つに分けた構造では、加えた電解質が水の側に残りません。残らないので、目的に合わせて電解質のほうを選べます。水の機能を、イオンの種類で決められる。この自由度があるおかげで、2つの水を軸にしたまま、目的の違う商品を作っていけます。
言い方を変えると、2つの水が同時に出てくる装置ができたことが、商品が増えていくきっかけになりました。もし還元水の側だけを扱っていたら、汚れを動かす商品は作れても、肌に届ける側の商品は別の技術を探すことになっていたはずです。1台で両方そろうことが、そのまま商品構成の骨格になっています。
2022年の秋にそろった3つと、原料水のたどり方
2022年10月の時点で、mofuwaの商品は3つです。この3つの原料水をたどっていくと、どれも還元水か酸化水のどちらかに行き着きます。ゼロから別の水を用意した商品は、この中に1つもありません。
- グルーミングスプレー:電解水100%のスプレー。ブラッシングの前にかけて、毛の表面についた汚れを動かす
- スキンケアミスト:肌のコンディションが気になるところにかけるミスト。こちらも電解水100%
- モイストシャンプー:原料水に、グルーミングスプレーと同じ水を使っているシャンプー。水の側が汚れを動かすので、洗浄成分を減らせる
順番が逆になっていないか、という話でもあります。ふつうは「こういう商品を作りたい」から始まって、それに合う原料を探します。mofuwaは逆の順番で、先に水があり、その水で何ができるかを見てから形を決めました。だから商品が1つ増えても、確かめ直す範囲が水のところまで戻りません。形と成分の側だけで済みます。
シャンプーやミストには、いちばん量の多い成分として水が入っています。ふつうは精製水です。その一番量の多い部分を電解水に置き換えたものを、原料水に電解水を使った商品と呼んでいます。あとから何かを足したのではなく、土台のほうが入れ替わっていると考えてください。
3つを並べてみると、形はまったく違います。スプレー、ミスト、シャンプー。使う場面も、かける量も、洗い流すかどうかも違います。それでも、もとをたどれば2つの水のどちらかです。違って見えるのは形のほうで、出発点は共通しています。この見え方の差は、mofuwaの商品を並べたときにいちばん誤解されやすいところだと思っています。
もう1つ、水を先に決めておくと、やらない判断もしやすくなります。新しい形を思いついたとき、それが還元水と酸化水のどちらで成り立つのかを最初に考えます。どちらでも説明がつかないものは、そこで止まります。作れるかどうかの前に、もとの水で説明できるかどうかを見る。商品を増やす速さより、出発点を動かさないことを優先してきました。
水を2つに絞ったことが、いまのスプレーに残っている
水を2種類に絞ったことで、何が変わったのか。いちばん大きいのは、確かめる対象が増えないことです。商品が3つあっても、もとの水は2つです。水の側の安全性や浸透のしかたを確かめれば、その結果は3つ全部に引き継がれます。商品ごとに一から確かめ直す形にしていたら、この数の商品は出せていません。
この考え方は社名にも入っています。株式会社ワンテンスという名前は、独自の電気分解によって、ナノよりさらに10分の1という細かさまで水をコントロールできることから来ています。水そのものをどこまで細かく扱えるか。そこを社名にしているので、水を増やすより、2つの水を深く確かめるほうに時間を使ってきました。
グルーミングスプレーに残っているのは、この順番です。毎日きれいにしてあげたい、という願いを、実際に毎日やれる形にした商品です。体から脂が出るので、きれいにした翌日には、もう同じところが汚れています。毎日のシャンプーは現実的ではなく、サロンにも毎日は通えません。スプレーするだけなら、毎日の手のなかに入ります。量を気にしなくていいのは、口に入っても差し支えない範囲で作っているからです。ブラッシングの前に使えば、静電気の起きにくい状態で梳かせます。
2種類の水から始まっている、という話は、商品の自慢としてはあまり面白くないと思います。ただ、毎日体にかけるものの出どころとしては、いちばん先に知っておきたいところではないかと考えています。装置の形は特許5253483として登録されていますが、登録されているのはつくり方のほうです。使ったときにどう感じるかは、毎日の手のなかにあります。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見る本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
