C01ブランド/開発ストーリー

最初の共同研究の相手は東京大学|1997年に始まった

公開日 2022年11月27日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、クリーム色のクッションの上で休んでいる淡い色の犬
犬と猫の話になるまでに、20年以上ぶんの確かめ方が先にありました。写真:Rufina Rusakova/Pexels

最初に組んだ相手は、東京大学でした。1997年のことです。テーマは2つあって、1つは細菌やウィルスへの感染症対策、もう1つは細胞の再生医療でした。犬や猫は、この共同研究のどこにも出てきません。電解水を人の医療の現場で使うための研究として始まっています。この記事では、なぜ最初の相手が大学だったのかを書きます。

1997年、東京大学との共同研究が始まった

電解水の研究が始まったのは1995年です。前身の株式会社レドックスで、片山貴嗣(COO)の父が始めました。その2年後、1997年に東京大学との共同研究が始まります。mofuwaという名前も、犬と猫に向けた製品も、まだどこにもない時期の話です。

共同研究のテーマは2つでした。1つは、細菌やウィルスへの感染症対策。もう1つは、細胞の再生医療です。どちらも人の医療の領域で、目的は医療の現場で使えるようにすることでした。出発点に、犬と猫はいませんでした。人の体に触れるものとして条件を詰めていった水が、あとから犬と猫のほうに回ってきた、という順番です。

東京大学との共同研究から、製品になるまで 1995年の研究開始から、1997年の東京大学との共同研究、2002年と2003年の学会発表、2003年の医院への導入、2019年の会社設立までを並べた年表です。犬と猫に向けた製品づくりは、この最後の段で始まります。 研究が始まってから、製品になるまでの順番 1995 レドックスで電解水の研究が始まる 目的は人の医療の現場で使うこと 1997 東京大学との共同研究が始まる 感染症対策と細胞の再生医療 2002年9月 創傷治癒世界会議で発表 研究テーマが1つ増えたあと 2003年3月 世界水フォーラムで発表 水の側からの発表 2003 小児科医院に製造システムを導入 渡辺一彦小児科医院(渡辺和彦 医学博士) 2019 株式会社ワンテンスを設立 犬と猫に向けた製品づくりが始まる 大学名と年は、ペット企業向けの説明資料に記載されている研究年表から引いています
1997年の共同研究から製品になるまでに、20年以上が挟まっています。
Note人の医療の数値は、この記事には出しません

東京大学との共同研究では、人の患者を対象にした検証も行われています。その数値を犬と猫のコラムに載せることはしません。読む人が、製品の効き目と結びつけて読んでしまうためです。ここでは、研究が始まった経緯と、確かめ方の話だけを書きます。

自分で測った数字だけでは足りない|大学と組む理由

なぜ最初の相手が大学だったのか。理由は単純で、作る側と測る側が同じだと、条件の置き方まで自分に都合よくなるからです。悪意がなくても、そうなります。うまくいった条件のほうを覚えているし、比べる相手も選べてしまいます。

電解水は、とくに条件で結果が動きます。何秒後に見るか、何と比べるか、どこに置いたか。この3つを決めた人と、結果を使う人が同じだと、数字の意味が薄くなります。共同研究の形にすると、条件を決める段階から外の目が入ります。

順番として、東京大学との共同研究が製品より先に来ていることにも意味があります。売ってから確かめるのか、確かめてから売るのか。この選び方は、あとから差し替えられません。先に製品を出してしまうと、都合の悪い結果が出たときに、引っ込める理由のほうを探すことになります。研究を先に置いた期間が長かったのは、その順番を崩さないためでした。

この3つは、結果そのものではなく確かめ方の条件です。1997年の共同研究で身についたのは、水の性質そのものより、こちらのほうだったと思います。何が良かったかより、良し悪しを判断できる状態を先に作る。大学と組むというのは、そういう手続きを引き受けることでした。

同じ考え方は、いまも残っています。生菌が残るかどうかの確認は、自分たちでは出しません。日本食品分析センターや江東微生物研究所といった検査機関に出しています。何秒後に見るかという試験条件を先に決めて、その条件でどうだったかだけを書く。条件を外して結果だけを書くことはしません。浸透のしやすさについても、何と比べた値なのかを必ず添えるようにしています。

感染症対策から創傷治癒へ|テーマが1つ増えた

共同研究は、始めたときのテーマのままでは終わりませんでした。感染症対策として進めていた検証の途中で、現場にいた医師が気づいたことをきっかけに、創傷治癒という分野の研究が始まります。何に気づいたのかは人の医療の領域の話なので、ここには書きません。書けるのは、テーマが1つ増えたという事実のほうです。

増えたテーマは、そのまま学会へ出ています。2002年9月の創傷治癒世界会議、2003年3月の世界水フォーラム。学会で発表するということは、条件を全部書いて出すということです。誰がどう測ったかを省いた発表は通りません。この2回の発表は、そこを通した記録として残っています。

2003年には、渡辺一彦小児科医院に電解水の製造システムが導入されました。化学物質過敏症やアレルギーの患者を年間1万人以上診ている医院で、渡辺和彦 医学博士のもとで、2003年から使われ続けています。1回の試験では見えないことが、使い続けるなかで見えてきます。何が起きるのか、あるいは何も起きないのか。短い検証では代わりが務まらない情報です。

研究として残るものと、登録として残るもの
残り方中身言えること
共同研究・学会発表条件と手順を書いた記録その条件で何が観察されたか
特許52534833室ダブルイン型という装置の形その仕組みが登録されたということ
外部の検査機関の試験試験条件と、生菌が検出されたかどうかその試験条件での結果

3つを並べると、残り方の違いがはっきりします。共同研究と学会発表は、条件と手順ごと記録に残ります。特許は仕組みの形として残ります。検査機関の試験は、条件と結果の対応として残ります。残る場所が違うので、混ぜて引用できません。電解水の資料を読むときに、いちばん気をつけているのはここです。

表の2行目は、よく混ざるところです。特許5253483として登録されているのは装置の形で、共同研究で分かったことが登録されているわけではありません。登録されるのは仕組みのほう、研究で分かったことは記録の側。成分の側の確認もこれとは別枠で、清涼飲料水の規格基準を目安に置いています(調査機関:江東微生物研究所)。3つを1つにまとめて「だから確かです」と書くと、どれも弱くなります。

1997年から変わっていないのは、確かめてから出す順番

東京大学との共同研究から会社の設立までに、20年以上あります。この間、売るものは1つもありませんでした。エビデンスがそろうまで事業にしないと決めていたためです。急いで出したほうが早かったはずですが、そうしませんでした。順番を変えなかったことが、いちばん長く残っている判断です。

グルーミングスプレーは、電解水100%のスプレーです。毎日きれいにしてあげたい、という願いを、実際に毎日やれる形にしたものです。体から脂が出るので、拭いた翌日には、また同じところが汚れています。洗うほうを毎日に増やすのは無理がありますし、サロンの予約を毎日入れるわけにもいきません。スプレーして梳かすだけなら、毎日のなかに置けます。かける量を数えなくていいのは、口に入る前提で作っているからです。

お風呂そのものが負担になる子には、湯船に入れないという選択があります。シニアの子で多い場面です。そのときに手が止まらないよう、グルーミングスプレーは寝ている横でも使える形にしてあります。やらない日を作らないほうが、結果としてきれいな状態が続きます。

大学の名前を出したのは、権威を借りたいからではありません。1997年の共同研究から続いているのは、確かめ方を外に開いておくという手続きのほうです。条件を書く、他人に測ってもらう、都合の悪い結果も残す。毎日かけるものの説明を、その順番でしかしないようにしています。

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本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。