C01ブランド/開発ストーリー
使わなかった成分のリスト
製品の説明は、たいてい「何が入っているか」から始まります。mofuwaの場合、そこを書こうとすると話がすぐ終わってしまいます。スキンケアミストは電解水だけでできているからです。かわりに書けるのは、使わない成分のほうでした。この記事では、使わない成分を一覧にして、それぞれ理由を添えます。
スキンケアミストが避けている8つ
まず一覧を出します。mofuwaスキンケアミストの使わない成分は、次の8つです。
- アルコール
- 添加物
- 香料
- 界面活性剤
- 鉱物油
- オイル
- 着色料
- 防腐剤
これらを外すと何が残るかというと、電解水そのものです。スキンケアミストの中身は高機能性電解酸化水100%で、香りも色もつきません。ボトルを振っても泡は立ちませんし、白い布に吹きかけても色のしみは残りません。成分表を読むのに時間がかからないのは、単に書くことが少ないからです。
オイルや保湿剤を足せば、使ったときの手触りは分かりやすく変わります。しっとりした感じが出るからです。それをあえて足していないので、使用直後の手応えは薄い製品になっています。ここは正直に書いておきます。手触りが変わったことを指先で確かめたい方には、物足りなく感じられるはずです。ただ、その手触りは足した成分が毛や皮膚の表面に残っていることの合図でもあります。何を心地よさと呼ぶかは、使う側が決めることだと思っています。
なぜ外したのか、ひとつずつ
使わない成分8つを、外した理由でまとめ直すと3つに整理できます。
| 理由 | 該当する成分 | 考えたこと |
|---|---|---|
| 舐める前提だから | アルコール/添加物/着色料/防腐剤 | 犬と猫は塗ったところを舐めます。人の化粧品と違い、口に入る前提で考える必要がありました。背中に吹いても、体をひねって届く子は届きます |
| においが負担になるから | 香料 | 犬の嗅覚は人よりはるかに鋭く、良い香りも情報量の多い刺激になります。自分では脱げない毛に香りが残り続けることも考えました |
| 被毛が絡む・べたつくから | 界面活性剤/鉱物油/オイル | 毛のある体では、油分が残ると毛が束になりやすく、汚れも付きやすくなります。散歩から帰ったあとの砂やほこりの付き方が変わります |
3つとも「人ではなく、毛のある四足の動物に使う」という一点から出てきた判断です。人の肌向けの製品をそのまま持ってくると、この3つが全部ひっかかります。人は塗ったところを舐めませんし、香りを楽しむために香料を選びますし、髪以外の全身が毛に覆われてもいません。前提が違えば、外すべきものも変わります。
シャンプーになると、話が変わる
ミストは水だけで成立しますが、シャンプーはそうはいきません。汚れを落とす以上、洗浄成分が要ります。毛についた皮脂やほこりを水だけで流し切るのは難しく、洗うという行為そのものが成り立たなくなるからです。ここで「何も入れていません」と言い切れないのは、製品として当然のことだと考えています。
mofuwaモイストシャンプーは11成分無添加としたうえで、洗浄成分にジラウロイルグルタミン酸Naを使い、アミノ酸4種と天然の抗炎症成分7種を配合しています。そのうえで、原料に使う水を精製水で薄めていません。グルーミングスプレーに使っているのと同じ特許電解水を、薄めずに水の位置へ入れています。何かを足して無添加を成り立たせたわけではなく、もともと水だったところを入れ替えただけです。洗浄成分の量を抑えられているのは、そのぶんを水が引き受けているからです。
シャンプーで洗浄成分をゼロにはできません。できるのは少ない量で足りるようにすることです。原料水を電解水に置き換えているのは、そのための工夫です。無添加とうたっている製品でも、この違いは大きいと思います。
「無添加」という言葉は、それ自体では何も保証しない
ここは慎重に書きます。「無添加」は、法律で定義された言葉ではありません。何を添加物とみなすかが決まっていないので、書く側がいくらでも意味を作れます。
- 数の勝負になりやすい:8フリーより11フリーのほうが良さそうに見えますが、外した成分の中身が違えば比べられません。同じ数でも、外したものの重さはまるで違います
- そもそも入れない成分でも数えられる:その製品に元から必要ない成分を並べても、フリーの数は増えます。水だけの製品なら、理屈のうえでは何十でも数えられてしまいます
- 安全性の証明ではない:何かを入れていないことは、入っているものが安全であることを意味しません。見るべきは残っているほうです
- 使い方の条件が消える:一覧には、どれくらいの量をどこにどう使うのかが書かれていません。同じ中身でも、使い方が変われば話は変わります
だからmofuwaでは、無添加なので安全ですという書き方をしません。無添加は設計の説明であって、安全性の根拠は別に示すものだと考えています。
スキンケアミストとグルーミングスプレーが清涼飲料水の規格基準をクリアしているのは、その「別に示すもの」のひとつです。飲むための製品ではありませんが、飲食物と同じ物差しで測ったらどうなるかを、外部の検査機関で確かめてあります。舐めることを前提にするなら、これくらいの基準で見ておきたいと考えました。
つまり、無添加の一覧は「何をしなかったか」の説明で、規格基準のほうが「何を確かめたか」の説明です。この2つはセットで読んでいただきたいと思っています。片方だけだと、どちらも不十分です。
入れないことが、いつも正しいわけではない
最後に、逆のことを書いておきます。使わない成分を増やすことが、そのまま良い製品につながるわけではありません。
防腐剤を外すと、当然ながら製品は傷みやすくなります。開封後は早めに使い切っていただく必要があり、置き場所にも気を配っていただくことになります。香料を外すと、使ったときの気持ちよさは減ります。ケアの時間を楽しみにしている方にとって、香りは小さくない要素です。オイルを外すと、乾燥した被毛はすぐには変わりません。表面をコーティングしていないので、見た目が変わるまでの手応えが遅いのです。外すことには必ず代償があります。
mofuwaがその代償を引き受けているのは、舐める・においに敏感・毛があるという3つの条件が、犬と猫の側にあるからです。人が自分に使う製品なら、同じ判断にはならなかったはずです。
成分表を見るときは、入っていないものの数より、その製品が誰に使われる前提で作られているかを読むほうが役に立つと思います。
Product
mofuwa スキンケアミスト
200ml / 3,300円(税込)
アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。
商品ページを見るよくある質問
- mofuwaスキンケアミストには何が入っていますか?
- 高機能性電解酸化水100%です。アルコール、添加物、香料、界面活性剤、鉱物油、オイル、着色料、防腐剤の8つを使っていません。色も香りもつきません。
- 「無添加」と書いてあれば安全ということですか?
- いいえ。「無添加」は法律で定義された言葉ではなく、何を添加物とみなすかは書く側が決められます。入れていないものがあることと、入っているものが安全であることは別です。安全性は試験の条件で確かめる必要があります。
- 防腐剤が入っていないと、傷みやすくありませんか?
- そのとおりで、代償はあります。開封後は早めに使い切り、直射日光と高温を避けて保管してください。外したことによる不便は、製品側の説明として引き受けるべきものだと考えています。
本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
