C01ブランド/開発ストーリー

特許を取るまでにかかった年数

公開日 2024年4月14日|文=mofuwa編集部

研究が始まってから、mofuwa になるまで 1995年の研究開始から2023年の動物分野まで、共同研究の相手先と分野が広がっていった経過を示した年表 水の電気分解の研究が始まってから、犬と猫のケア用品になるまで 1995 株式会社レドックス設立 電解技術の研究を開始 1997 東京大学 細菌・ウィルスへの感染症対策、細胞の再生医療 2011 北海道大学 歯学部 歯の再生医療(以降、複数の大学へ) 2017 北海道大学 農学部 農作物の洗浄・殺菌 2019 株式会社ワンテンス設立 mofuwa の事業を開始 2023 酪農学園大学 動物分野への研究拡大 出典:ワンテンス社内資料(共同研究の経過)
エビデンスは、急いで手に入れる方法がありません。

研究が始まったのは1995年でした。会社ができたのが2019年、そこから犬と猫のケア用品になるまでにもう数年。ひとつの水が製品として棚に並ぶまでに、四半世紀近くかかっています。この記事では、特許の取得も含めて、その年月に何が積まれていたのかを書きます。技術の自慢というより、エビデンスというものは急いで手に入らないという話です。

1995年に始まって、2019年に会社になった

前身の株式会社レドックスが設立され、水の電気分解の研究が始まったのが1995年です。目的は医療の現場で使うことでした。

そこから株式会社ワンテンスが設立されるのが2019年2月。あいだに24年あります。その間ずっと、この技術は事業になっていません。

普通に考えれば長すぎます。ただ、この年月がなければ、いま製品の説明に使えるものが何ひとつありません。技術そのものは早い段階でできていて、時間がかかったのはそれを説明できる状態にすることのほうでした。

作れることと、作れたと言えることのあいだには、思っているより距離があります。手元で同じ結果が出ても、それだけでは「そうなりました」以上の話になりません。誰が、何と比べて、どんな条件で測ったのか——そこまで揃って、はじめて外に向けて書けるようになります。24年の大半は、その揃えに使われています。

共同研究の相手先を、並べてみる

この期間に何をしていたのか。いちばん分かりやすいのは、共同研究の相手先を年順に並べることだと思います。

電解水をめぐる共同研究の経過
年相手先テーマ
1995株式会社レドックス設立電解技術の研究を開始
1997東京大学細菌・ウィルスへの感染症対策、細胞の再生医療
2003渡辺一彦小児科医院電解水製造システムを導入(以降20年以上の検証へ)
2005三重大学エゾウコギ成分の抽出
2006コロンビア大学電解水で抽出したエゾウコギの効果検証
2008法政大学同上
2011北海道大学 歯学部歯の再生医療
2013東京医科歯科大学歯の再生医療
2014鶴見大学 歯学部歯の再生医療
2016北海道医療大学歯の再生医療
2017北海道大学 農学部農作物の洗浄・殺菌
2019株式会社ワンテンス設立mofuwa の事業を開始
2021東京工業大学空気の浄化
2023酪農学園大学動物分野への研究拡大

気づかれたかもしれませんが、分野がばらばらです。感染症、再生医療、植物成分の抽出、歯科、農業、空気。ひとつの水を、ずいぶん違う場所に持ち込んでいます。

Noteばらけているのには理由があります

電解水は用途を決めて作られた薬剤ではなく、性質を変えた水です。だから「この水で何ができるか」は、持ち込んでみるまで分かりません。相手先がばらけているのは、狙いが定まっていなかったからでもあります。

年表を眺めていて分かるのは、間隔が空いている年がいくつもあるということです。毎年どこかと組めていたわけではありません。声をかけて断られた年も、話が進まないまま終わった年もあります。並べると順調に見えますが、実際には空白のほうが長い年表です。

そして犬と猫は、この年表のいちばん最後のほうに現れます。25年近く経ってから、ようやく候補に入った相手でした。最初から狙っていた分野ではありません。ほかの場所で確かめてきたことが積み上がった結果、いちばん条件の厳しい相手にも持ち込めるようになった、という順番でした。

20年以上、同じ水を使い続けている医院

年表のなかで、少し性質の違うものがあります。2003年の渡辺一彦小児科医院です。

こちらは年間1万人以上の化学物質過敏症・アレルギー患者を診察されている医院で、渡辺和彦 医学博士が2003年に電解水の製造システムを導入されました。以来20年以上にわたって使い続けられ、いまも継続しています。

共同研究は期間が決まっているものが多いのに対して、ここは日常の診療のなかで使われ続けているという点が違います。短期間の試験では見えないことが、時間のほうから見えてくる。使い勝手、扱いにくさ、続けるうえでの面倒。試験の項目には入らないけれど、現場では毎日効いてくる要素です。

Point20年続くかどうかが、いちばんの試験かもしれません

使いにくいもの、合わないもの、思ったほどでないものは、現場から静かに消えていきます。20年使われ続けたという事実そのものが、ひとつの結果だと考えています。

エビデンスは、積むしかない

なぜこれだけの期間がかかるのか。エビデンスも特許の取得も、早く手に入れる方法がないからです。理由は単純で、エビデンスを早く手に入れる方法がないからです。

お金をかければ短縮できる部分もありますが、限度があります。とくに「長く使ってどうだったか」は、長く使うしかありません。

逆に言えば、この部分はあとから追いつくのが難しいということでもあります。技術は模倣できても、20年前に始めたという事実だけは模倣できません。

時間をかけたぶん、書けることがある

この年月を、飼い主に自慢したいわけではありません。うちの子の毛玉が減るかどうかとは、直接関係のない話です。

それでも書いておきたいのは、この年月があるから、製品の説明で「たぶん」と書かずに済んでいるからです。何と比べたのか、どんな条件だったのか、誰が測ったのか。全部さかのぼれます。

ペット用のケア用品は雑貨に分類されることが多く、効き目を審査する仕組みがありません。だからこそ、示せる材料の量が、そのまま信用の量になると考えています。24年は、その材料を集めるのにかかった時間でした。

いま出ている製品でいえば、mofuwa スキンケアミストがいちばん分かりやすい例です。中身は三室ダブルイン型の電解分解技術(特許5253483)でつくった電解水で、それ以外のものを入れていません。ここで気をつけているのは、特許があることと、水の働きが確かめられていることを、同じ欄に置かないことです。登録されたのは水のつくり方のほうで、そこから先は試験の側の話になります。特許の取得までにかかった期間の長さは、この二つを別の欄に置いたまま書けるところに出ています。

そして、集めた材料があるからこそ、書かないでおくこともできます。分かっていないことを分かっているふうに書かずに済む。材料が少ないほど、言葉を大きくしたくなるものです。年月をかけて得たいちばんの利点は、そこかもしれません。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。

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よくある質問

mofuwaの電解水は、いつから研究されているのですか?
1995年です。前身の株式会社レドックスで水の電気分解の研究が始まり、1997年の東京大学を皮切りに20を超える大学・研究機関との共同研究が続いています。株式会社ワンテンスの設立は2019年2月です。
なぜ事業化までに時間がかかったのですか?
エビデンスを短期間で手に入れる方法がないためです。試験は条件を揃えるまでが長く、共同研究は相手先と出会えるかどうかで決まり、一度の結果では傾向になりません。とくに長期の使用実績は、長く使うしか確かめる方法がありません。
医療機関での使用実績はありますか?
渡辺一彦小児科医院(渡辺和彦 医学博士)に2003年から電解水の製造システムが導入され、20年以上にわたって使用されています。年間1万人以上の化学物質過敏症・アレルギー患者を診察されている医院です。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。