C01ブランド/開発ストーリー

人に使えるものを、動物にも。順番の話

公開日 2024年9月29日|文=mofuwa編集部

小さな犬をそっと抱く手
順番を逆にすると、確かめられることが減ります。写真:Eden Kefale/Pexels

mofuwaの原料水は、もともと人のために作られたものです。1995年に始まった研究の目的は、医療の現場で使うことでした。犬と猫に向けたのは、そのあとです。この順番には理由があり、同時に順番だけでは足りない部分もありました。この記事では、その両方を書きます。

研究は、人の医療から始まった

電解水の研究が始まったのは1995年です。目的は、医療の現場で使うことでした。1997年からは東京大学との共同研究が始まり、細菌やウィルスへの感染症対策、細胞の再生医療という分野に広がっていきます。出発点に、犬や猫はいませんでした。人の体に触れるものとして条件を詰めていった水です。

2003年には、渡辺一彦小児科医院に電解水の製造システムが導入されました。年間1万人以上の化学物質過敏症・アレルギー患者を診察されている医院で、渡辺和彦 医学博士のもと、20年以上にわたって使われ続けています。20年以上という期間は、一度きりの試験では見えない部分が見えるという意味を持ちます。使い続けたときに何が起きるのか、あるいは何も起きないのか。短い検証では代わりにならない情報です。

Noteこの記事に治療の話は出てきません

医療機関で使われてきたという経緯は事実ですが、それはmofuwaの製品が病気に働くという意味ではありません。ペット用のケア用品は雑貨であり、効き目を審査する仕組みがありません。経緯と効き目は、切り離して読んでください。

人が先だと、確かめられることが多い

順番として人が先だったことには、実務上の利点があります。人用として確かめられることが、ペット用より多いからです。

3つに共通しているのは、どれも結果ではなく「確かめ方」の話だという点です。何がどう良かったかではなく、良し悪しを判断できる状態を作れるかどうか。人が先だった順番は、この土台のところで効いています。

この積み重ねがあったので、犬と猫に向けるとき、ゼロからのスタートにはなりませんでした。水そのものの素性は、すでに分かっている状態でした。分かっていない部分だけに手をかければよかった、と言い換えてもいいと思います。

ただし「人に使えるから安全」とは言えない

ここが、いちばん誤解されやすいところです。人に使える成分が、犬や猫に安全とはかぎりません。むしろ逆の例が知られています。

人には無害でも動物には有害な物質は、いくつも報告されています。代謝のしかたが違うためです。同じものを取り込んでも、分解にかかる時間が違ったり、分解する仕組みそのものを持っていなかったりします。だから「人用の化粧品をペットにも」という発想は、そのままでは成立しません。

私たちも、原料が同じであることを安全の説明には使っていません。原料が同じでも、使う相手が変われば確かめ直しになります。人での経緯は、出発点を早めてくれるものではあっても、そのまま結論を引き継げるものではありませんでした。

Caution人用の製品を犬や猫に使わないでください

この記事は、人用の製品を転用してよいという話ではありません。mofuwaは、原料が同じでも製品としては別に設計しています。人用のIELUと犬猫用のmofuwaは、処方も濃度も容器も別のものです。

犬と猫のために変えた4つのこと

人用のままではペット用にならない、ということです。同じ水を使っていても、製品にするときに変えた点があります。主なものは4つです。

人向けと犬猫向けで変えた点
項目犬と猫のために変えたこと
香り香料を入れない。犬の嗅覚は人よりはるかに鋭く、においが苦手でもその場から離れられないことがあるため
安全性の基準清涼飲料水の規格基準で確かめる。体を拭いたあと、その場所を舐めることを前提にするため
容器と出し方音と噴射の強さを抑える。スプレーの音そのものを怖がる子が多く、中身にたどり着く前に嫌われてしまうため
使う場面毎日くり返して使える形にする。皮脂は毎日つくられるので、洗う日と洗う日のあいだも汚れは足されていくから

4つとも、成分表を見ても分からない部分です。製品の違いは、中身より前提のほうに出ます。

2つ目の基準の置き方は、人向けを作っているかぎり出てこない発想でした。人はふつう、肌に使ったものを口に入れません。犬と猫は、体を拭けばその場所を舐めます。肌につけるものが、そのまま口に入るものになる。この前提の違いが、どこを基準に確かめるかを変えました。

この置き方がいちばん形になって出ているのが、mofuwaスキンケアミストです。中身は高機能性電解酸化水100%で、そこに成分を足していません。足していないので、拭いたあとに舐められる背中でも、目のまわりでも、口のなかでも、使う場所を分けずに済みます。人向けなら「肌に使うもの」で完結していた設計を、口に入る側から測り直した結果がこれです。順番が人から始まったからこそ、この測り直しがどれだけ必要だったのかも見えました。

とくに3つ目の容器は、想像より大きな違いになりました。中身がどれだけ穏やかでも、使うときに逃げられてしまえば、そのケアは成立しません。人向けの製品では考えなくてよかった条件です。

順番は守るが、そのまま持ってこない

まとめます。mofuwaの考え方は、「人に使えるものを、動物にも」ではなく、「人で確かめた水を、動物用に作り直す」です。人用をそのままペット用として置き換えない、という意味です。ひと言違うだけですが、意味はかなり違います。

前者だと、人向けの製品をそのまま転用してよいことになります。後者は、水は引き継ぐけれど、製品としては別に設計するという意味になります。引き継ぐものと、作り直すものを、はっきり分けて考えるということです。

研究の順番は資産です。ただ、資産があることと、そのまま使えることは別でした。ここを混ぜないことが、犬と猫の製品を作るうえでの前提になっています。

もうひとつ付け加えると、順番が人からだったことで、比べる相手ができたという利点もあります。人向けに作った製品と、犬猫向けに作った製品で、何を変え、何を変えなかったのかがはっきりします。ゼロから動物用だけを作っていたら、その対照がありませんでした。

逆に、動物のほうにしか存在しない条件もあります。全身が毛に覆われていること、四足で地面に近いこと、自分でグルーミングをすること。人の知見をいくら積んでも、この3つは埋まりません。ここは動物の側で確かめていくしかない部分として、いまも残っています。

この3つのうち、製品の形をいちばん変えさせたのはグルーミングでした。スキンケアミストが水だけでできているのは、そこに理由があります。自分で舐めてしまう相手に使うものなら、舐めたときに困るものを最初から入れないほうが確実です。人から引き継いだのは水そのもので、犬と猫のために作り直したのは「何を足さないか」の判断でした。順番を人から始めたことの意味は、最後にこの一点に残っています。

Product

mofuwa スキンケアミスト

mofuwa スキンケアミスト

200ml / 3,300円(税込)

アルコール・添加物・香料・界面活性剤・鉱物油・オイル・着色料・防腐剤の8つがフリー。気になる部分に直接なじませて、肌のコンディションを整えます。

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よくある質問

mofuwaの水は人用と同じものですか?
原料である電解水は同じ技術で作られていますが、製品としては別に設計しています。人向けのIELUと犬猫向けのmofuwaでは、処方も濃度も容器も異なります。
人用の化粧品を犬や猫に使ってもよいですか?
おすすめできません。人には無害でも動物には有害な物質が知られており、代謝のしかたが違います。犬猫用として設計された製品をお使いください。
医療機関で使われているのなら、皮膚の病気にも効きますか?
そうした説明はしていません。医療の現場で使われてきたという経緯は事実ですが、ペット用のケア用品は雑貨であり、効き目を審査する仕組みがありません。症状がある場合は動物病院にご相談ください。

本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。