C01ブランド/開発ストーリー
商品が増えても、もとの水は2種類しかない
mofuwaの商品を1本ずつ裏返して、もとの水をたどっていくと、行き着く先は2つしかありません。高機能性電解還元水と、高機能性電解酸化水です。商品の数は11あります。増えたのは、その2つの水に足した形と成分のほうでした。この記事では、もとの水に何をどう足して商品にしているのかを、1つずつ見ていきます。
11ある商品の、もとの水は2つに絞られている
mofuwaの商品を並べると、別々のものに見えます。吹きかけるスプレー、泡立てるシャンプー、指ですり込むクリーム、あごに塗るジェル。形も使い方も違います。ところが、もとの水のところまで戻ると、行き着く先は2つです。高機能性電解還元水と、高機能性電解酸化水。この2つの水に何を足したかで、11の商品に分かれています。
2つに分かれるのは、水をつくる装置の構造から来ています。部屋を3つに分けた電解槽で、片側の部屋から取り出せる水と、もう片側の部屋から取り出せる水が違う。取り出せる水が2つなのだから、もとの水も2つより多くならない。商品をいくつ増やしても、この本数は変わりません。
| もとの水 | この水を使っている商品 | 商品にするときに足したもの |
|---|---|---|
| 高機能性電解還元水 | グルーミングスプレー | そのまま出している。足していない |
| 高機能性電解還元水 | 猫用グルーミングウォーター(猫専用) | 猫向けのわずかなイオン調整と、容器の変更 |
| 高機能性電解還元水 | モイストシャンプー | 原料の水として使用。界面活性剤を減らせる |
| 高機能性電解還元水 | 猫あごクリーナー(猫専用) | ジェルにする。あごに留まって流れ落ちない |
| 高機能性電解酸化水 | スキンケアミスト | そのまま出している |
| 高機能性電解酸化水 | 肉球クリーム | 原料の水として使用。ヒアルロン酸の浸透を助ける |
| 高機能性電解酸化水 | 瞬間消臭スプレー | においの側に振った処方 |
| 2つとも | 涙やけクリーナー | 01で脂を落とし、02でうるおいを残す2本組 |
この表を縦に読むと、同じもとの水から、まったく形の違う商品が出ていることが分かります。グルーミングスプレーと、猫あごクリーナーのジェルは、もとの水が同じです。片方はそのまま吹きかけるもので、もう片方はあごに留めておくもの。留めておきたいからジェルにした、という足し方です。
商品ごとにゼロから作らない、という決め方
なぜ2種類で足りるのか。機能を、足した成分の側ではなく、水の側に持たせているからです。電解槽に入れる電解質は目的に応じて選べるので、どういう働きの水にするかを、水をつくる段階で決められます。中間の部屋に電解質が留まる構造のため、電解質そのものは取り出す水に混ざりません。この特許は5253483として登録されています。
水の側で働きが決まっていると、商品をつくる工程でやることが少なくなります。実際、もとの水に対して行っているのは4通りしかありません。
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そのまま容器に入れる
グルーミングスプレーとスキンケアミストは、もとの水をそのまま出しています。足すものがないので、成分表には水だけが並びます
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原料の水として使う
シャンプーやクリームでは、ふつう精製水が入る場所に、もとの水を置いています。モイストシャンプーの原料の水は、精製水で薄めていない電解水です
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形を変える
ジェルにして留まらせる、容器を変えて出方を変える。中身の水は変えずに、届き方だけを変える手当てです
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成分を足す
肉球クリームのヒアルロン酸、シャンプーの保湿成分など。足すのは、その商品でやりたいことに直結する分だけです
モイストシャンプーは、アミノ酸系の界面活性剤を、量も抑えて使っています。それでも泡立つのは、水の部分をもとの水に置き換えているためです。洗う力を水の側から補えるので、界面活性剤を減らす引き算ができます。なお、電解水が全体の何割にあたるかという数字は出していません。
この4通りのどれにも、水をつくり直す工程が入りません。商品が1つ増えるときに増えるのは、形と成分の設計だけです。なぜmofuwaがこれだけ多くの商品を出せるのかと聞かれることがありますが、答えはここにあります。11の商品は、11回の開発の結果ではありません。
猫のために変えたのは、水ではなく容器のほうだった
分かりやすい例が、猫用グルーミングウォーターです。もとになっているのは、犬と猫に向けたグルーミングスプレーでした。吹きかけるときの音を嫌がる猫がいる、という声が飼い主から何件も届いたことがきっかけで、押し出すタイプのボトルに形を変えた商品として出ています。猫向けにイオンをわずかに調整していますが、水の系統は同じままです。
ここで変えたのは、水ではありません。容器と出方です。もとの水が共通だから、困っている場所だけを直せる。もし商品ごとにゼロから処方を組んでいたら、猫用を用意するのに新しい中身の開発から始めることになります。声が届いてから形が変わるまでの距離が、その分だけ伸びます。
同じ直し方は、ほかの商品にもあります。スキンケアミストは、スプレーがうまく出ないことがあるという指摘を受けて、引き金を握るタイプから指で押すタイプへ改良されました。中身の自慢を増やすのではなく、使われ方を見て形を直しているという順番です。もとの水が2つに固定されていることが、この身軽さを支えています。
もとの水が2つだと、使う側の読み方が変わる
ここまでは作る側の話ですが、使う側にも関係があります。商品をまたいで使っても、中身の素性が読めるということです。スプレーとシャンプーとクリームで、それぞれ別の会社の別の思想が入っているわけではありません。もとの水が2つに絞られているので、どれを組み合わせても、中身の出どころは同じ2か所に戻ります。
この設計の出発点になっているのは、犬と猫が舐めるという事実です。犬猫の皮膚の角質層は人の1/3〜1/2の厚みで、そのうえ自分で毛づくろいをします。肌につけたものが、そのまま口に入るものになる。だから、安全性をあとから付け足すのではなく、もとの水を選ぶところから決めている、という順番になります。
| 場面 | もとの水が2つだと、どうなるか |
|---|---|
| 商品を組み合わせる | 重ねて使ったときに、何と何が混ざるのかが読める |
| 商品を増やす | 新しい1本が出ても、中身の素性は既知の2つのどちらか |
| 合わなかったとき | 形の問題か、水の側の問題かを切り分けやすい |
そのうえで、いちばん手前に置いてある商品がグルーミングスプレーです。もとの水をそのまま容器に入れただけの、足し算がゼロの1本です。吹きかけて、拭くか梳かすだけで終わります。清涼飲料水の規格基準に照らして確かめた水なので、量を控えずに使えます。
mofuwaの商品が11に増えても、もとの水が2つしかないというのは、裏を返せば逃げ場がないという話でもあります。水の側でごまかしが効かない。足した形と成分だけで、その商品の存在理由を説明しなければならない。11本を並べたときに、どれも同じ水から来ていると言えることが、私たちの側の条件になっています。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見る本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
