C01ブランド/開発ストーリー

商品が増えても、もとの水は2種類しかない

公開日 2025年2月16日|文=mofuwa編集部

明るい部屋で、透明な水の入ったグラスのそばに座る淡い色の犬
商品の数は増えても、たどり着く水は2つのままです。写真:Tahir Xəlfəquliyev/Pexels

mofuwaの商品を1本ずつ裏返して、もとの水をたどっていくと、行き着く先は2つしかありません。高機能性電解還元水と、高機能性電解酸化水です。商品の数は11あります。増えたのは、その2つの水に足した形と成分のほうでした。この記事では、もとの水に何をどう足して商品にしているのかを、1つずつ見ていきます。

11ある商品の、もとの水は2つに絞られている

mofuwaの商品を並べると、別々のものに見えます。吹きかけるスプレー、泡立てるシャンプー、指ですり込むクリーム、あごに塗るジェル。形も使い方も違います。ところが、もとの水のところまで戻ると、行き着く先は2つです。高機能性電解還元水と、高機能性電解酸化水。この2つの水に何を足したかで、11の商品に分かれています。

2つに分かれるのは、水をつくる装置の構造から来ています。部屋を3つに分けた電解槽で、片側の部屋から取り出せる水と、もう片側の部屋から取り出せる水が違う。取り出せる水が2つなのだから、もとの水も2つより多くならない。商品をいくつ増やしても、この本数は変わりません。

もとの水ごとに、商品にするとき何を足しているか
もとの水この水を使っている商品商品にするときに足したもの
高機能性電解還元水グルーミングスプレーそのまま出している。足していない
高機能性電解還元水猫用グルーミングウォーター(猫専用)猫向けのわずかなイオン調整と、容器の変更
高機能性電解還元水モイストシャンプー原料の水として使用。界面活性剤を減らせる
高機能性電解還元水猫あごクリーナー(猫専用)ジェルにする。あごに留まって流れ落ちない
高機能性電解酸化水スキンケアミストそのまま出している
高機能性電解酸化水肉球クリーム原料の水として使用。ヒアルロン酸の浸透を助ける
高機能性電解酸化水瞬間消臭スプレーにおいの側に振った処方
2つとも涙やけクリーナー01で脂を落とし、02でうるおいを残す2本組

この表を縦に読むと、同じもとの水から、まったく形の違う商品が出ていることが分かります。グルーミングスプレーと、猫あごクリーナーのジェルは、もとの水が同じです。片方はそのまま吹きかけるもので、もう片方はあごに留めておくもの。留めておきたいからジェルにした、という足し方です。

商品ごとにゼロから作らない、という決め方

なぜ2種類で足りるのか。機能を、足した成分の側ではなく、水の側に持たせているからです。電解槽に入れる電解質は目的に応じて選べるので、どういう働きの水にするかを、水をつくる段階で決められます。中間の部屋に電解質が留まる構造のため、電解質そのものは取り出す水に混ざりません。この特許は5253483として登録されています。

水の側で働きが決まっていると、商品をつくる工程でやることが少なくなります。実際、もとの水に対して行っているのは4通りしかありません。

  1. そのまま容器に入れる

    グルーミングスプレーとスキンケアミストは、もとの水をそのまま出しています。足すものがないので、成分表には水だけが並びます

  2. 原料の水として使う

    シャンプーやクリームでは、ふつう精製水が入る場所に、もとの水を置いています。モイストシャンプーの原料の水は、精製水で薄めていない電解水です

  3. 形を変える

    ジェルにして留まらせる、容器を変えて出方を変える。中身の水は変えずに、届き方だけを変える手当てです

  4. 成分を足す

    肉球クリームのヒアルロン酸、シャンプーの保湿成分など。足すのは、その商品でやりたいことに直結する分だけです

Noteシャンプーで泡立ちを補っているのは、水の側です

モイストシャンプーは、アミノ酸系の界面活性剤を、量も抑えて使っています。それでも泡立つのは、水の部分をもとの水に置き換えているためです。洗う力を水の側から補えるので、界面活性剤を減らす引き算ができます。なお、電解水が全体の何割にあたるかという数字は出していません。

この4通りのどれにも、水をつくり直す工程が入りません。商品が1つ増えるときに増えるのは、形と成分の設計だけです。なぜmofuwaがこれだけ多くの商品を出せるのかと聞かれることがありますが、答えはここにあります。11の商品は、11回の開発の結果ではありません。

猫のために変えたのは、水ではなく容器のほうだった

分かりやすい例が、猫用グルーミングウォーターです。もとになっているのは、犬と猫に向けたグルーミングスプレーでした。吹きかけるときの音を嫌がる猫がいる、という声が飼い主から何件も届いたことがきっかけで、押し出すタイプのボトルに形を変えた商品として出ています。猫向けにイオンをわずかに調整していますが、水の系統は同じままです。

ここで変えたのは、水ではありません。容器と出方です。もとの水が共通だから、困っている場所だけを直せる。もし商品ごとにゼロから処方を組んでいたら、猫用を用意するのに新しい中身の開発から始めることになります。声が届いてから形が変わるまでの距離が、その分だけ伸びます。

もとの水から商品に分かれるまで 原水から2種類の水が取り出され、そこに形と成分を足して11の商品に分かれる流れの図 原水 ただの水 2つの水 2系統 11本 形が違う 3室に分けた電解槽で取り出す 形と成分を足して商品にする 足すのは形と成分だけ ジェル化・容器・保湿成分 水そのものは作り直さない だから直すのが速い 困っている場所だけを 組み替えて出せる
分岐が起きるのは水の先で、水そのものは作り直していません。

同じ直し方は、ほかの商品にもあります。スキンケアミストは、スプレーがうまく出ないことがあるという指摘を受けて、引き金を握るタイプから指で押すタイプへ改良されました。中身の自慢を増やすのではなく、使われ方を見て形を直しているという順番です。もとの水が2つに固定されていることが、この身軽さを支えています。

もとの水が2つだと、使う側の読み方が変わる

ここまでは作る側の話ですが、使う側にも関係があります。商品をまたいで使っても、中身の素性が読めるということです。スプレーとシャンプーとクリームで、それぞれ別の会社の別の思想が入っているわけではありません。もとの水が2つに絞られているので、どれを組み合わせても、中身の出どころは同じ2か所に戻ります。

この設計の出発点になっているのは、犬と猫が舐めるという事実です。犬猫の皮膚の角質層は人の1/3〜1/2の厚みで、そのうえ自分で毛づくろいをします。肌につけたものが、そのまま口に入るものになる。だから、安全性をあとから付け足すのではなく、もとの水を選ぶところから決めている、という順番になります。

もとの水が2つに絞られていることで、使う側に残るもの
場面もとの水が2つだと、どうなるか
商品を組み合わせる重ねて使ったときに、何と何が混ざるのかが読める
商品を増やす新しい1本が出ても、中身の素性は既知の2つのどちらか
合わなかったとき形の問題か、水の側の問題かを切り分けやすい

そのうえで、いちばん手前に置いてある商品がグルーミングスプレーです。もとの水をそのまま容器に入れただけの、足し算がゼロの1本です。吹きかけて、拭くか梳かすだけで終わります。清涼飲料水の規格基準に照らして確かめた水なので、量を控えずに使えます。

mofuwaの商品が11に増えても、もとの水が2つしかないというのは、裏を返せば逃げ場がないという話でもあります。水の側でごまかしが効かない。足した形と成分だけで、その商品の存在理由を説明しなければならない。11本を並べたときに、どれも同じ水から来ていると言えることが、私たちの側の条件になっています。

Product

mofuwa グルーミングスプレー

mofuwa グルーミングスプレー

300ml / 2,970円(税込)

特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。

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本記事は日常のお手入れに関する情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。