C01ブランド/開発ストーリー
水の会社が、ペットの毎日に関わる意味
感染症対策、歯の再生医療、農作物の洗浄、空気の浄化。ワンテンスは1995年から水の電気分解を研究してきた会社で、ずいぶん違う場所に同じ水を持ち込んできました。犬と猫は、その並びのいちばん最後に現れた相手です。この記事では、水の会社がなぜそこにたどり着いたのかを書きます。
本業は、水をつくることです
はじめに立ち位置を書いておきます。どこから来た会社が作っているものなのかが分からないと、この先の話はただの宣伝文句に見えてしまうからです。株式会社ワンテンスの事業は3つあります。
- 電解水の製造・開発:装置をつくり、水をつくる。これが土台です。水をつくる装置の側から手がけているので、水の性質は装置の設計まで遡って説明できます
- 自社ブランド:mofuwa(犬と猫)と IELU(人)。同じ土台の水を、届ける相手ごとに形にしたものです
- OEM:他社の製品に、この水を原料として提供する。つまり、この水はワンテンスの名前が付いていない製品の中にも入っています
つまりmofuwaは、この会社が持っている水の、使い道のひとつです。ペット用品を作るために水を開発したのではなく、順番は逆でした。先に水があり、そのあとで犬と猫という届け先が見つかった。この順序は、製品の中身にもそのまま出ています。
電解水は輸送や保管で性質が変わりやすいため、製造の場所と工程を自社で持っています。水そのものを外から買ってきているわけではありません。
同じ水を、まるで違う場所に持ち込んできた
1995年からの共同研究の相手先を並べると、分野がばらばらであることに気づきます。
| 分野 | 時期の目安 |
|---|---|
| 細菌・ウィルスの感染症対策、細胞の再生医療 | 1997年〜 |
| 植物成分の抽出 | 2005年〜 |
| 歯の再生医療 | 2011年〜 |
| 農作物の洗浄・殺菌 | 2017年〜 |
| 空気の浄化 | 2021年〜 |
| 動物分野 | 2023年〜 |
ばらけているのには理由があります。電解水は、用途を決めて設計された薬剤ではありません。性質を変えた水です。だから「この水で何ができるか」は、持ち込んでみるまで分かりません。用途が先にあって成分を組み立てる開発とは、進み方がまるで違います。
分野が並んで見えると、まるで計画的に広げてきたように読めるかもしれません。実際はその逆で、ひとつの分野で確かめたことが次の分野への手がかりになる、という進み方でした。研究の歴史は、当てはまる場所を探し続けた歴史でもありました。
犬と猫の条件が、この水と噛み合った
では、なぜ犬と猫だったのか。条件を並べると分かりやすくなります。
| 犬と猫の条件 | 噛み合った点 |
|---|---|
| 体に付いたものを舐める | 電解質由来の不純物が入らず、清涼飲料水の規格基準をクリアできる |
| においに敏感 | 無色・無臭で、香りをつける必要がない |
| 毛が密集している | 微細な水分子で、被毛のあいだに入りやすい |
| 毎日シャンプーはできない | 洗う日と洗う日のあいだも、そのまま毎日かけられる |
とくに1つ目が大きい条件でした。人の化粧品なら、舐めることを前提にする必要はありません。舐める前提で作れる原料というのは、実はそれほど多くありません。犬も猫も、体に付いたものはほぼ確実に口に入れます。だから「肌に付けて問題ないか」だけでなく「口に入っても問題ないか」を同時に満たす必要があり、この2つ目の条件が原料の候補をかなり絞り込みます。
残りの3つも、犬や猫に固有の条件です。香りでごまかせない、毛の下まで届かないと意味がない、毎日は洗えない。この4つを同時に満たそうとすると、足す方向の設計はどんどん苦しくなります。水そのものの性質でまかなえるなら、そのほうが条件に素直だった、ということです。
この4つをいちばん素直に1本の形にしたのが、mofuwa グルーミングスプレーです。中身は原料水そのもので、香りは足していません。微細な水分子なので毛のあいだに入り、口に入っても差し支えのない基準に合わせているため、量を加減しなくてよい。毎日きれいにしてあげたいという飼い主の気持ちと、毎日は洗えないという事実のあいだを、この1本で埋めています。散歩から帰った足まわり、寝床でこすれた背中、ブラッシングの前。1日に何度かけるかを気にしなくていいことが、そのまま使いやすさになっています。
この電解水は、電気分解によってナノより1/10のサイズにコントロールされた微細な水分子でできています。浸透力は精製水の35倍という試験結果があります。毛の密集した体で、地肌まで届くかどうかは、人に使うときより重要になります。
水の会社であることが、書ける範囲を決めている
この立ち位置には、制約もあります。
私たちが説明できるのは、水がどう作られ、どんな条件で何を測ったかまでです。その先、犬や猫の体の中で何が起きるかは、獣医療の領域になります。同じ水を使っても、その子の体質や、いま起きていることによって受け取り方は変わります。そこを一律に語れる立場に、水をつくる会社はありません。
だからmofuwaの記事では、この水で皮膚炎が治りますのような書き方をしません。書けるのは、こういう装置で作った水を、こういう条件で測ったらこうなった、というところまでです。
物足りない書き方だと思われるかもしれません。ただ、水の会社が獣医師の代わりをしはじめると、ろくなことになりません。境界は守っておくべきものだと考えています。
一滴を、どこに届けるか
社名の「ワンテンス」は、ナノより1/10のサイズにコントロールできる技術に由来しています。ただ、名前に込めたのは技術の説明だけではありませんでした。
長く研究してきたこの一滴を、悩んでいる場所に届けていきたい。医療でも、農業でも、そして犬と猫の毎日でも。持っていく先が変わるだけで、やっていることは同じです。
おかげさまで、mofuwaシリーズは累計50万本以上になりました。研究室で作っていた水が、いま何十万という家庭のリビングにあります。ここまで来ると思っていた人は、当時ひとりもいなかったはずです。
水の会社がペットの毎日に関わる意味は、たぶんここにあります。毎日使うものだから、毎日使っても問題のないものである必要がある。特別な日のための強い製品より、何でもない日に何度でも使えるもの。それを作るには、足す成分より、水そのものを作り込むほうが近道でした。
研究室のビーカーで測っていた水は、いまは朝の散歩から帰ったあとにグルーミングスプレーとして犬の背中にかかり、夜には猫の毛並みをととのえるのに使われています。装置の設計図から見れば、ずいぶん遠いところまで来た使い道です。それでも、やっていることは水をつくることから一歩も出ていません。
犬と猫は、この技術にとって最後にたどり着いた相手であって、ゴールではありません。持っていく先はまだ増えると思います。ただ、いちばん近くで毎日使われているのが、いまはこの分野です。
Product
mofuwa グルーミングスプレー
300ml / 2,970円(税込)
特許電解水を使った、吹きかけてそのまま梳かせるケアスプレーです。無香料・界面活性剤不使用。ブラッシング前や散歩のあと、毎日きれいにしておきたいときに。
商品ページを見るよくある質問
- ワンテンスはペット用品の会社ですか?
- いいえ。1995年から水の電気分解を研究してきた会社で、本業は電解水の製造・開発です。mofuwaは自社ブランドのひとつで、ほかに人向けのIELUと、他社向けのOEMがあります。
- なぜ犬と猫向けの製品を作ったのですか?
- 体を舐める、においに敏感、毛が密集している、頻繁には洗えない、という犬と猫の条件が、この電解水の性質と噛み合ったためです。とくに「舐める前提で作れる原料」であることが大きな条件でした。
- 電解水は犬や猫の皮膚の病気に効きますか?
- そうした説明はしていません。私たちが示せるのは、どういう装置で作った水を、どんな条件で測るとどうなったか、というところまでです。皮膚の症状については動物病院にご相談ください。
本記事は商品の情報提供を目的としており、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。掲載している検証データは特定条件下での試験結果であり、すべての環境で同じ結果を保証するものではありません。皮膚や体調に異常が見られる場合は、自己判断せず動物病院にご相談ください。
